空飛ぶちびまる (自由気ままに)

おひとり様女子のエッセイ

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外国銀行小切手の取扱いは困難。海外勤務者の方、年金の払い戻しは現地銀行に。

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画像:photoACクリエイター:akizouさん

 

外国小切手は取扱い困難

 

海外生活の経験が方には、関係のない話かもしれませんが、何らかの理由にて、

 

〇海外生活

〇海外勤務

 

をご経験されている方の場合、外国銀行小切手を受け取る可能性があります。

 

つい最近、わたしは外国銀行発行の小切手を受取り、何の疑問の持たずに最寄りの銀行窓口に手続きに行きましたところ、

 

『当行では、外国小切手の取扱いはございません』

 

との回答。

 

面食らいました。

 

銀行なのに小切手の取扱いがないって、、、

 

『どいうこと???』と。

 

それも誰もが知っている都銀です。

 

まさに青天の霹靂! ( ̄□ ̄;)

 

言っている意味がわからないと、しばし状況を飲み込めずにおりましたが、どうも、外国銀行発行の小切手は、マネーロンダリングのリスクなどが大きいこともあり、どこの銀行も取扱い中止しているはず、とのこと。

 

そんなはずないだろー

 

と思っておりましたが、そんなことありました・・・

 

都銀と地銀に電話をかけまくり、聞いてみたところ、やはり答えは同じ。

 

『当行では外国銀行発行の小切手取扱いはしておりません』

 

とのこと。

 

どうやら、マネーロンダリングのリスク回避が大きな要因のようですが、外国銀国小切手の取り扱いは、何かと事務的にもコストがかさむ印象です。

 

よって、電子マネーなど時代の流れとともに、小切手取扱いというのは、自然に淘汰されていくのでしょう。

 

小切手を取扱ってくれた銀行

 

この度、『外国銀行発行の小切手受領』という予期せぬ事態に面し、外国銀行小切手を取り扱ってくれる銀行を探しまくり、やっと1社だけ『取扱い可』の銀行を見つけました。

 

三菱UFJ銀行です。

 

三菱UFJ銀行の本店、外為課に電話をつないでもらい事情を説明したところ、『当行でも2019年5月末を以って取扱いが中止になります』との回答。

 

ほっと一安心したのもつかの間、小切手を取扱う条件として、三菱UFJ銀行の口座を持っていること

 

不運なことに、わたしが居住する地域には、三菱UFJ銀行の支店がなく、また、わたしは三菱UFJ銀行の口座を開設した経験もありません。

 

銀行口座は、窓口に出向けば、どこでも作れるものと思っていましたが、そうではないんですね。

 

あくまでも、居住地や勤務先の近くの支店で口座開設というのが原則なのだそうです。

 

わたしの居住地から、三菱UFJ銀行の最寄り支店までは、電車で1時間弱の地域

 

口座を開設するだけでも、一苦労でした。

 

外国小切手の換金の長い道のり

 

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画像:photoACクリエイター:紺色らいおんさん
 

たいした額の小切手ではないのですが、ほっておくこともできず、わざわざ会社を休んで、電車で1時間弱の場所にある三菱UFJ銀行の窓口まで出向きました。

 

開店9時に一番乗りで出向いたのですが、そこからが長かったです。

 

合計で2時間半ぐらいかかったでしょうか。。。

 

まずは、窓口で相談。

 

口座を開くにあたり、口座を開く目的等をいろいろたずねられます。

 

わたしの場合、

 

〇居住地が遠い

〇給与の振り込み口座でもない

〇外国小切手換金が目的

 

という状況でしたので、普通口座を開くだけでも、

 

〇窓口に事情を説明

〇窓口担当が上席に相談

〇上席が可否を決定

 

と、口座を開けるかどうかの可否が下されるまでに1時間ほどかかりました。

 

その際に、運転免許証とマイナンバーを提出。

 

身元の確認ですね。

 

なんとか、口座開設のGoサインが出ると、今度は、通常窓口ではなく、外為課の窓口に出向きます。

 

口座を開設する前に、小切手原本を外為課窓口にて確認してもらう作業があります。

 

〇どこの国の小切手か

〇どこの銀行発行の小切手なのか

〇小切手支払いの目的は何か

 

などをまた説明し、小切手の取扱いに関しての可否を確認します。

 

また、外国銀行発行の小切手換金にあたり、さまざまなリスクについての説明があり、それに同意する必要があります。

 

例えば、

 

〇手数料は5,000円

〇外国銀行手数料も自己負担

〇手数料は払い戻し不可

 

などです。

 

めでたく、Goサインが出ましたので、また、通常窓口へ出戻りし、普通口座の開設です。

 

普通口座を開設するにあたり、

 

〇口座開設の申込書の記入

〇捺印

〇身分証明書の再提出

〇口座オプションの選択

〇カードの暗証番号の決定

〇ネットバンクの設定、など。

 

書類手続き等が結構たくさんあります。

 

普通口座を開設するだけでも、

 

〇普通の普通口座

〇スーパー普通口座

 

そして、通帳の種類は、

 

〇紙ベースの通帳

〇ネット通帳(エコ)

 

にするのか、そして、ネット通帳を選ぶと、

 

〇スマホAPP

〇特別カードの発行

 

を選ばなくてはならなくて、さらに、銀行カードは、

 

〇通常の赤色のカード

〇ディズニーの柄

 

どちらかを選んで、

 

その上で、

 

〇デビットカード

〇クレジット―カード

 

を作るかどうかを決めなければなりません。

 

それが済んだら、今度は、ネットバンクの設定にて、

 

〇使用メールアドレス

〇パスワード(誕生日や〒以外)

〇パスワード忘れた時のコード(4桁)

 

を決めて、なんとか口座を開設。

 

さらに自身で、ネットバンクに入って、いろいろ設定しないとならないらしいです(;^ω^)

 

40代半ばのわたしでも、すでに情報過多で頭がいっぱいなので、ご高齢者には厳しい手続きかなと感じました。

 

無事に口座を開設すると、またまた外為課に戻って(ビルの2Fと4Fを行ったり来たり)、

 

〇口座開設の書類の提出

〇小切手原本の提出

〇小切手換金申込書の記入

〇小切手換金手続き

 

という作業が待っていました。

 

その際に、くどいようですが、外為課の担当窓口により、再度、あらゆるリスクについて同意させられます。

 

何らかの事情により、振出しがキャンセルされた場合でも一度支払った5,000円は戻ってこないこと、そして、先方の銀行手数料がかかる場合は、わざわざ、また窓口に出向いて現金払いが必要であることなど。

 

話を聞いている限り、外国銀行小切手の取扱いに関わる銀行側の事務作業コストは大きいように思います。

 

個人的な考えですが、外国銀行発行の小切手の取扱い中止という判断は、コスト高により業務縮小という名目もあるのではと思います。

 

帰国の前に考えること

 

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画像:photoACクリエイター:acworksさん
 

海外において、ある一定期間居住し、かつ現地で勤務経験がある場合は、年金の積み立てや払い戻しという手続きに直面する可能性があります。

 

わたしも長年オーストラリアに居住し仕事をしてきましたので、オーストラリアの制度に則り、雇用主側が年俸に対してプラス9%を年金として支払ってましたので、永住権放棄とともに、年金積立の払い戻し請求をしました。

 

結構な年月でしたので、それなりの残高の残高がありました。

 

年金を早期解約、払い戻し、そして永住権の放棄という条件もあり、約3分の1の金額を差し引かれて払い戻しとなりました。

 

数年前に小切手入金の手続きをした際には、なんの問題もなくすんなりいったのですが、時が経てば状況は変わり、今回は大変な目にあいました。

 

この度、再度小切手による払い戻しは、オーストラリアの年金会社が計算を間違っていたということが発覚し、その分の追加払い戻しです。

 

もう、二度とないことを祈りますが、今後、わたしと同様に、何らかの理由で、どこかの国の永住権を放棄し帰国をされる方には、

 

〇年金払い戻しの確認

〇外国銀行への振り込みの可否

 

などをよく確認の上、ご帰国されることをお勧めします。

 

わたしは本帰国と共に、現地の外国銀行(オーストラリア)の口座を全て閉じてきてしまったのですが、これから本帰国をされる方は、年金など大きな払い戻しが予期される場合は、現地口座を残したままのほうが無難かと思います。

 

なぜか、オーストラリアの年金会社からは、外国銀行向けの銀行振り込みは不可との回答で、小切手支払いのみでした。

 

三菱UFJ銀行での外国銀行発行小切手取扱いが今年の5月で終了となれば、日本にいながら、小切手の換金・入金はほぼ不可能なのでは、と思います。

 

全部の銀行に確認したわけではないので、もしかしたら、どこかの金融機関で取り扱いをされているところがあるかもしれませんが、わたしが経験した限りでは、『非常に困難』な状況です。

 

わたしの経験が、誰かのお役に立てれば幸いです。

 

それでは、みなさま have a nice day

 

by ちびまる