ルフトハンザ航空の大規模ストライキ
スターアライアンスANAのスーパーフライヤーであるわたしは、欧州諸国や中東ドバイには、フランクフルト国際空港を基点にルフトハンザ航空を利用することが多いです。
今年2月にドバイに行った際ににも、まずはANAで羽田⇔フランクフルトを手配し、ルフトハンザ航空でフランクフルト⇔ドバイ線を利用したのですが、なんと、ドバイからフランクフルトに戻る便が、ルフトハンザ航空地上係員の大規模ストライキにより自動キャンセルされてしまいました。
その連絡は、スマホにショートメッセージで「大規模ストライキのため、あなたのフライトはキャンセルされました。」と、あまりにもあっさりした通知。
連絡はフライトの3日前で、「じゃぁ、わたしはいったいどうしたらいいの?」という問いへの解決策の提案はゼロ、自力で考えて行動するしかありませんでした。
それも見知らぬ地、ドバイで。。。誰も助けてくれません。
ルフトハンザ航空に電話連絡がつくはずもなく。。。
問題解決サバイバル能力が問われる事態に。
2月にドバイに行った際も、フランクフルト⇔ドバイにてルフトハンザ航空を利用した際には問題なく移動できたのですが、その際は、ドイツ全土のハブ空港の地上係員による大規模ストライキで、保安検査場(セキュリティチェック)で、とんでもなく長蛇の列に完全に立ち往生となり、危うくフライト逃すところでした。
ANAのフレクエントフライヤーデスクの電話がとにかくつながらない理由には、こういったANAから乗り継いで移動するルフトハンザ航空の度重なるストライキも大きく影響していると、ANAの方がおっしゃってました。
エミレイツ航空で問題解決!
ドバイで連日、朝から晩まで商談アポやパーティーや飲み会など過密スケジュールの中合間を縫って、ドバイからフランクフルトに帰る術をず~~~~っと考えてました。
その時に役立つのが誰にでも、何でも聞ける英語によるコミュニケーション能力そして、図太さです。
展示会でたまたま居合わせた、それほど親しくもないドイツ人に、「帰りのフライトがキャンセルされて困っているのよ、何か良い手はない?」と伝えたところ、「エミレイツ航空が飛んでるよ、空席確認してみれば?」と情報を得て、急きょネットでエミレイツ航空のチケット手配。
縁もゆかりもないエミレイツ航空のWebサイトでフライトを自分で探し、手配し、問題解決しました。
遠い昔、旅行会社に勤めた経験が、こういう時に役に立ちます。
仕事は幅広く経験しておくと、いろいろ役に立ちます。
「背に腹は代えられない」
とにかく、フランクフルトから羽田に向かうANAのフライトに影響が出ないよう、予定通りフランクフルトに戻るのが最優先!
ラッキーなことに、エミレイツ航空にて希望日に座席が空いており、運賃はルフトハンザと比較すると若干高かったですが、ルフトハンザ航空のチケット代が返金されたので、±でそれほど損失は出ないと判断し、速攻でmy credit cardで片道チケット購入しました。
これでやっと帰れる!「ほっ!」としたのが、出発2日前の夜中3時。
その夜は、遅くまで取引先の大きなパーティがあって、ホテルに戻ったのが24時シンデレラタイム。
酔っ払った頭で、深夜のトラブルシュートはものすごーく、疲れます・・・。
そこに輪をかけてわたしを疲労の底に突き落とした出来事として、、、
エミレイツ航空でチケット手配完了した途端に、ルフトハンザ航空から、頼んでもいないのに、勝手に代替便を手配され、「あなたのフライトは確保されました!」とスマホに連絡が届くという・・・泣
それも、その代替便はスイス経由で、わたしの帰国便のフライト翌日にフランクフルトに到着するという、どうにもならない、使えない、要らないオファー。
「はぁあ~?!ふざけるんじゃなーーーいっ!」と叫びたくなりましたが、そこはなんとか抑えて、速攻で、キャンセルしました!
ルフトハンザの良いところは、キャンセル・返金手続きも、あっさり、さくっとスマホでできちゃうところです。
エミレイツ航空のおかげで、予定通りフランクフルトから帰国ができる目処が立った夜、なんとなく、ドバイの現地番組を見ながら、部屋でくつろぎながら、KFCのチキンバーガーを頂きました♪
あたしって、打たれ強い!
我ながらあっぱれ!
初めてのエミレイツ航空
機体自体は古い感じでしたが、それなりに快適でした。
ドバイ国際空港において、エミレイツ航空の発着はルフトハンザ航空とターミナルは異なり、また、この度、スターアライアンスのラウンジが使えないので、ドバイ国際空港の空いてるスペースで仕事をしなければならないのは、ちょっとしんどかったです。
エミレイツ航空は世界No.1サービスが優れている航空会社と言われるだけあって、ドバイ国際空港における地上係員の人数、カウンターの数、そして対応の迅速さはピカイチでした。
ものすごーく、スムーズに、まったく並ぶことなく、チェックイン、荷物の預け入れを完了。
どうでも良い話ですが、ドバイ国際空港内では、「あー、あたし今、アラブの国にいるのねぇ」と感じられる、独特のアナウンス!?お祈りの合図?歌?が定期的に聞こえてきます。
さらーっと、らくらくにセキュリティも通って出国完了後、搭乗までの時間をカフェで過ごそうかと思って、いろいろ探したのですが、、、結局、コスパ面からマックカフェに。
とは言え、それでも高い!
マックコーヒー1杯、約1,000円です!
朝から飲んじゃおうかなぁ~と思って、Barでワイン1杯飲もうもんなら、1杯3,000円ですよ、高過ぎてテンション下がりまくりです。
やっぱり、空港ラウンジが自由に使えて、飲み物は飲み放題、食べ物も食べ放題、ゼロ円でのんびり、静かに仕事ができる環境というのは最高ですね。
極めつけがこれ↑↑↑ ドバイ国際空港マックカフェの電源プラグ差込みですが、まったく刺さらない!!!!
隣の見知らぬ人に、「これ、電源だよね???まったく、入らないんだけど」というと、わたしもPCのプラグをこれでもかというぐらい、力づよく「ガッチャ!」と押し込んでくれました。
サバイバルには、フィジカルな強さも必要なのねw
無事にエミレイツ航空に搭乗し、ほぼ満席状態でのフライトでしたが、予定通り帰国ができると思えば、例え窮屈でも我慢はできます。
アラビア語の表記がなんとなく、新鮮でした♪
エミレイツ航空エコノミーのご飯は、正直言うと、美味しくありません。
日本人であるわたしの口には合わず、なんとも言えぬ独特な中東系のお味でした。
エミレイツ航空でJALポイント加算
ルフトハンザ航空でANAポイント加算ができなかった分、エミレイツでのフライト分のポイントを、JALで加算できないか調べたところ、できました!
下記のサイトで事後登録が可能です。
ただし、日本発着便はポイントつかないみたいです。(なぜかはわからない)
そして、ポイント事後登録には、JAL国際線/JMB提携社事後登録手続きという上記のサイト内で、手続きするのですが、利用日の14日以降でなければ手続きができないのと、また、チケットクラスの入力が必要なので、クラスを確認する必要があります。
しかしそのチケットクラスというのは、残念ながら航空券には記載がなく、また、エミレイツ航空の地上係員もCAも知りません。
下記、わたしの実際のチケットですが、どこにもチケットクラス記号の記載がないんです。
それで最終的にたどり着いたのが、エミレイツのチャットサービスです。
メッセンジャーでチャットして、①氏名、②Eメールアドレス、③予約番号を伝えると、チケットクラスをおしえてくれました。
対応が早く、適確でしたので、ストレスフリーでした。
わたしは、ほとんどJALを利用しないので、獲得したポイントは、何か物品との交換に使うことになると思います。
こんな感じで、わたしは度重なる欧州のストライキの被害を乗り切り、初のエミレイツ航空を経験し、ちゃっかりポイントまでGETし、無事に帰還したのでした。
トラブルは、できるならば避けて通りたいものですが、トラブルを経験すればするほど、問題解決能力は身についていき、トラブルシュートの際の引出しが増え、機転というか、知恵がつきます。
こうやって、わたしは強くなっていく!
それでは、みなさま、have a nice day!
by ちびまる