画像:photoAC ichirokuさん
右肩上がりの空腹時血糖値
30代の頃は、自分が病気になるなんて、まったく思ってもいなかったのですが、40代にさしかかって、ひょんなことから、自分は食後高血糖&糖尿病かもしれない、というのを知りました。
なんとなく、認めたくなくて、また薬を飲むのもメンドクサイなと思ってしまって、今まで見てみぬふりをしてきました。
生活習慣病の代名詞としても言われる「2型糖尿病」は、なんとなく、生き方にダメ出しをされている感もあったりして、「食事と運動で、なんとかしなさい!」と尻を叩かれる思いなのですが、、、結局大して改善できず、というのがよくあるオチです。
50代にさしかかる今になって、コロナ禍において、糖尿病についていろいろ考えさせられることもあり、ワクチン接種の件もあり、なんとなく、心の中で、「わたしは持病持ち?」という疑念を払しょくできなくなり、
そんな中、下記の通知が検診協会から届いてしまって、、、ついに印籠を突き付けられた気分です( ̄□ ̄;)
赤文字の「あなたは、今ここ!」↓
というメッセージが、「ついに来てしまった」と。
どうにもこうにも逃げられない気分になりました。
わたしの空腹時血糖値は、10年前から見事に右肩あがりで、ちょっとずつ、ちょっとずつ上がってきて、ここ数年で境界型ギリギリのところにいたのですが、ついに、境界型の上限を超えて+1の127mg/dLという結果に。
幸い、ヘモグロビンA1Cは5.7と、こちらもギリギリ基準値に入っているのですが、止まってくれない空腹時血糖値の上昇のせいで、ついにレッドゾーン、糖尿病型に突入してしまいました。
数年前に、クッキーミールテストというのをボランティアで行い、わたしの数値だけ、飛び抜けて高く200mg/dLをゆうに超えたので、病院でブドウ糖負荷試験を行った結果、「あー、こりゃ、インスリン出にくいタイプだねー」と、完全にOUTな結果に。
わたしは、やせ型ではないですが、太っているというほどでもなく、いわゆる中肉中背のややぽっちゃりなので、「わたし糖尿病かも」と周囲に言うと驚かれますが、体系は関係ないんですね。
どんなに太ってても、しっかりインスリンが出て血糖値が正常であれば糖尿病じゃないですもんね。
また、「アジア人は欧米人に比べて、インスリンが出にくい人が多い」というのを風のうわさで聞いたような気がします。
以前、ブドウ糖負荷試験をした際に、薬を処方されたんだけど、どことなく、自分が糖尿病であることを認めたくなくて、薬を飲みませんでした。
食事と運動でどうにかしようと思ったけど、どうにもなんなかった・・・💦
もう、これは、腹をくくって、自分は「持病持ち=糖尿病」であることを認めるしかないと思ってます。
家族全員が糖尿病
わたしの父方の祖父母、両親、兄弟、家族全員が糖尿病です。
祖父母はすでに他界してますが、わたし以外の家族は全員、糖尿病のお薬飲んでます。
遺伝的なものも、もしかしたらあるのかもしれませんが、家族というのは寝食を共にする時間が長いですから、自ずと食べるものからして同じものを食べるので、糖尿病になっても、おかしくないのだと思います。
特に、家族全員が甘いもの好き、炭水化物好きで、じいちゃんは、桜でんぶをしこたま振りかけたご飯を食べるのが大好物だったし、ばあちゃんは、あんころ餅や、おはぎなど上手に作れちゃうものだから、しょっちゅう食べてたし、わたしの父と兄は、甘い缶コーヒーが大好きで、一日2~3本飲んじゃうし、わたしの母は、わたしと似てデザート大好きだし。。。
そんなわたしも、甘いものが大好きで、糖尿病かもしれないと思い始めた40代前半までは、ぜんぜん、本当に全く気にせず好きなものを食べてました。
ダメダメな食生活
今考えると、学生時代から、ダメダメな食生活をしてました。
ドカ食いとかはできないので、量的には問題ないと思うのですが、問題は食べたもの。
うちの家族は父が早い時に大病して、ものすごく貧乏になった時期があります。
その頃、わたしはコンビニでバイトしてたので、廃棄処分のパンなどもらって食べてました(今はたぶん許されないだろうけど)。
今考えると、炭水化物摂取量は、半端なく多かったと思います。
菓子パンなど食べ放題で、朝起きた瞬間に菓子パンを口に頬張り、学校でも間食に菓子パンを食べ、昼休みにお弁当を食べても、その後、焼きそばパンなど食べてました。
とにかく、お腹が空いてどうしようもない時期。
特に、チョコチップメロンパンが大好きで、一時期、毎朝ごはんをチョコチップメロンパンで済ませるという、ひどい食生活・・・。血糖値急上昇しまくり!!!
まじで、ダメダメな食生活でした・・・。
オーストラリアにいた時も、なんも気にせず、ミートパイ、ピザ、フライドポテトなど大量に食べていた記憶がありまして、一気に5kg増量したこともあります。
マクドナルドに行けば、当たり前のようにコーラがついてきますしね^^;
極めつけが、30代の後半に、MBA大学院2年間オンラインで受講していた際に、20時から勉強はじめて、夜中2時に寝るという生活だったんですけれど、その間の間食が「おはぎ」でした・・・。今考えると、恐ろしい・・・。
そしてきっと、一番ダメだったのが、毎晩2Lのスポーツ飲料水をラッパ飲みしてたという・・・なんとも恥ずかしい状態。
当時、やたら喉が渇いてしまって、ちょっとあっさり目のスポーツドリンクを好んで飲んでいたんですよね。
無知というのは恐ろしいもので、スポーツドリンクにたっぷりの砂糖が含まれるなんて、これっぽっちも考えずに飲んでました。
きっと、そういった積み重なった悪習慣が祟って、糖尿病を発症したのだと思います。
食事に気をつけても時すでに遅し
大学院を卒業し、一時期体を壊したりもして、健康を意識するようになりました。
そして、空腹時血糖値が全く下がらなくないという状況に気が付いた頃から、少しずつ、口に入れるものについて、考えるようになりました。
今ではなるべく、一番最初に新鮮なサラダ(オリーブオイルと塩コショウ)、お味噌汁、おかずを食べて、最後にご飯を食べるなど、食べる順番も気にするようになりました。
また、甘い缶コーヒーを辞めて、ブラックコーヒーに切り替えました。
でも、やっぱり、どうしても、甘いものが食べたくなっちゃうんですよ。
和菓子、洋菓子、スナック菓子、チョコレート、アイスなど。
なるべく食後に食べるようにしたり、ひとりの時は、なるべく食べない努力をするようにはしてますが、食べたいものは、食べたいのです、どうしても。
忍耐力が恐ろしく弱いわたしは、欲求と感情にすぐ負けてしまいます^^;
子どもの場合は親が止めてくれるけど、大の大人で、独り身のわたしは、自分で自分にブレーキをかける以外方法はないのですが、なんせ自分に甘いため、ブレーキが効かず・・・。
そんなこんなで、糖尿病になってしまいました。
これはもう、自業自得以外、何物でもありません💦
はい、自分のせいです(_o_)
投薬をはじめる
コロナのワクチン接種もあり、かかりつけ医に相談しました。
「あなたは、今ここ!」の通知書を持って、先生に相談しました。
先生曰く、糖尿病と断定するほどの数値でもないんだけど、病院で採血した記録を見ると、いつも数値が100を超えているから、まぁ、確かに高いっちゃ高いねー、とのこと。
ただし、ヘモグロビンA1Cが正常値だからなぁーと、悩む先生。
わたしの感触的に、医者によって、すぐにお薬出す医者と、「食事と運動で改善しなさい」と言って薬をすぐに出さない医者とわかれるように思います。
先生もわたしも、悩んで悩んだ末、軽めのお薬から、投薬をはじめるということに決めました。
理由は、
1.家族全員が糖尿病であること
2.空腹時血糖値が糖尿病型の域であり、年々上昇していること
3.ヘモグロビンA1Cも比較的高めであること
4.ブドウ糖負荷試験で200超えたこと
5.50歳手前という年齢(若くないということ)
そろそろ老化現象も気にしなくてはならない年代ということで、投薬することで、動脈硬化のリスク回避を選ぶという結論になりました。
まずは、軽めのお薬を投与してみて、3か月後に空腹時の血糖値が下がるかどうかを検証する予定。
こちら↓処方されたお薬。
朝ごはんを食べた後1回だけ飲むお薬。
インスリン分泌を刺激するGLP-1を切断する酵素DPP4を阻害するお薬です。
糖尿病というのは、よっぽど悪くならないと、まったく症状がでないので、軽視しがちな病気だと思うのですが、徐々に血管を脆くしていく病気なので、突然、うちの父みたいに、血管がぶちっと切れてしまうリスクを考えると、恐ろしい病気です。
食事でなんとかしようっていっても、結局、楽しいことに流されるというか、楽しいことを捨てられないので(捨てたくないので)、お酒も飲むし、スイーツも食べるし、ラーメンだって、ごはんだって食べたい。
だったら、思い切って、投薬して、糖尿病である自覚をしっかり持って、その上で節制する(食べる量を気をつける)という選択をしたほうが良いかなと思いました。
薬の副作用とか考えると、ちょっと怖くなったりもするけれど、それよりも、血管がもろくなり動脈硬化のリスクの方が怖いなと思ったので、投薬を選びました。
健康診断で基準値超えているけど、見てみぬふりをしているそこのあなた^^
一度、医療機関に相談するのも良いかもしれませんね。
わたしは、これを機に、糖尿病と向き合って生きていこうと思います。
それでは、みなさま、have a nice day
by ちびまる