違っても、分かり合えればいい
上の写真、オトナの靴と、子供の靴じゃないですよ^^
どっちもオトナの靴。
左が米国代理店社長の靴(アメリカ人男性)
右がわたしの靴(日本人女性)
会食で靴を脱ぐ機会があり、偶然並んだわたしと彼の靴。
あまりにサイズが違い過ぎて、みんなに笑われましたが、当人たちもびっくり!!!
わたしは小人か!と思いました。
人は違って当たり前。
足のサイズだけでも、こんなに違うものなのだから、人間の中身が違うのも当たり前と言ったら、当たり前ですね。
生まれた土地も、バックグラウンドも、生きてきた外的環境が違えば、価値観や考え方も違って当たり前。
グローバルビジネスで面白いなと思うのが、英語という共通言語を通じて、世界各国いろんな国々の話しがきけて、自分の知らない未知の世界について触れられること。
グローバルに働く人たちの共通点としては、それぞれ自分が生きてきた国々の背景を滲み出しながらも、「グローバルビジネス」という共通の枠組みを通じて仕事をしてきた人だからこそ分かり合えるということ。
経験している苦労もだいたい似たり寄ったりだから、「だよね」と心からうなずける「共感あるあるポイント」があったりします。
グローバルビジネス、それは、地球規模で、国をまたがって、ビジネスをしていくこと。
扱っている商材や、ターゲット市場(B to Bなのか、B to Cなのかも含めて)によって、フォーカスする地域や国もさまざまではあるけれど、国をまたがってビジネスをしていく際に、参考になる話しをグローバルビジネス経験者から生の体験談などを交えてきけるというのはありがたい。
グローバルビジネスに足を突っ込んでいるビジネスマンとの話は面白い。
なぜなら、ビジネスをする相手国によって、想定外の事象が起こることは日常茶飯事であり、それがある意味日常(想定内)であったりするので、どんなことが起きても、たいてい何とかなる、何とかしてきた、という人が多いので、問題解決に当たっている最中は大変ではあるけれど、過ぎてしまえば笑いのネタにできます。
人は、いろんな経験をすればするほど、それなりに問題も勃発し、面白話が増えるのです。
グローバルビジネスに身を置いて長年仕事をしてきている人たちは、ユニークな人が多く、どんなことが起きても、たいして驚かない、あたふたしない、なんとかなると思って柔軟かつ、頭をフル回転で生きているので、お付き合いするには面白い人種だと思います。
わたしはまだまだ経験不足なので、それほど面白話も出てこないのですが、母親から、「いいわねぇ、老後、おしゃべるするネタが盛りだくさんじゃない」と言われていますから、それなりに、いろんな話ができるようにはなっているのかなと思います。
グローバルビジネスは、国も人種もバラバラな人たちと一緒に仕事をすることが多いので、なかなか枠にはめられないし、ビジネスマナーと法律をしっかり守る気持ちさえあれば、プロセスやアプローチはどんなでも良くて、結果がでればすべてよし、と考えるところがあるように思います。
地球のどこを攻めるか
地球儀をまわして、ターゲット国を決める。
平面の世界地図をみるより、球体の地球儀をまわしながら、考えるほうが楽しそう。
地球規模から考えたら、わたしに1人の存在なんて、ちっぽけなもの。
そんなわたしが地球のどこから攻めようかと考えるのだから、気持ちだけは大胆に。
地球儀、欲しいなぁ。
身はひとつなので、時間的にもリミットがあるので、優先順位、そして選択と集中が必要。
わたしの仕事は、海外市場において、自社の製品を販売することで、会社に売上と利益をもたらすことなので、結果が出やすい市場を選んで、結果を出してくれる相手を現地に探すのが最優先。
つい先日、ドイツ取引先のグローバルビジネス担当者と商談しました。
彼も、いってみれば、わたしと似たようなポジションで、年間の3分の2を海外出張で、地球をまわりながらお仕事されています。
そんな彼に聞いてみました。
「あなたの代理店は世界何か国にあるの?」と聞くと、
120ヶ国を超えるとの回答・・・
「それで、年間何か国ぐらいの代理店を訪問するの?」と聞くと、
50ヶ国ぐらいという・・・
ひょぇぇぇえ~
ひとりで、50ヶ国かぁ。
すごいなぁ。
帰国早々、中東の代理店まわりをするんだそうで、サウジアラビア、パキスタン、イラン、イスラエル訪問をする予定だと。
サウジアラビア・・・考えてみたこともありません。
ビザも特別なビザが必要なんだそうですが、意外とウエスタナイズされていて、女性にとってはまだまだ厳しい国のようだけど、来月から女性も車のライセンスをとれるようになるんだとか。
わたし自身も国際展示会では、中東の研究者とも話をしたりはするのだけれど、製品デリバリーに自信がないので、既存の欧州代理店にお任せです。
彼はエジプトにも先日行ってきたようで、「エジプトの代理店はメールではダメ、直接会いに行って話さないとラチがあかない、だから行く。」と。
中東にアフリカ、わたしには、いろんな意味で、まだハードルが高い地域です。
共にMBA in Globalizationを卒業したクラスメイトの中に、商社マンも友人いるのですが、彼らの場合は、中東・ロシア(エネルギー系に強い国)での駐在が多いイメージ。
実際に、わたしの友人の商社マンも、大学院卒業するや否や、アゼルバイジャン拠点の責任者に抜擢され4年間駐在し、今年の春帰国しました。
アゼルバイジャン・・・
どこ?それ。
彼から教えてもらわなかったら、知らずにいた国の名前。
旧ソ連の構成国で、隣国はトルコとイラン。
ロシア語が堪能で優秀なので、若いのに抜擢されて駐在することになった彼。
駐在中は、「キナ臭い、海外出張気が滅入る(アゼルバイジャン⇒トルコ経由で欧州、中東、ロシアへの出張)」と口にしていたことを覚えています。
テロが勃発するリスクが高そうな地域。
わたしだったらすぐに逃げ出しちゃう。
商社マンのマインドと気力・体力というものは、たいしたものだと思う。
わたしが現時点で構築したネットワーク網は、
〇北米
〇ドイツ
〇北欧
〇ベネルックス
〇中国
〇香港
〇台湾
〇シンガポール
と比較的ビジネスをしやすい8地域。
これでも、結構精一杯だったりするんだけど、
追加で、
〇UK
〇フランス
〇スイス
〇イタリア
〇スペイン
〇韓国
〇オセアニア
〇インド
の8地域を追加ターゲット地域としてネットワークを構築していくつもりです。
まずは、16地域にターゲットを絞ってビジネス展開をします。
その他欧州地域、ロシア、中東・アフリカは、既存代理店が持っているネットワーク網をお借りすることにします。
インドも非常に取引が難しい国とのことで、よっぽど信頼できる現地パートナーを見つけられなければ手は出さないつもりです。
カントリーリスクが高そうな国は、パートナー選びは慎重に。
実際に会って話す重要性
ITの技術が発展し、遠く離れている人とも顔を見ながら会話ができる世の中になりましたが、それでも、やっぱり、実際に同じ空間で同じ空気を吸いながら、話しをするのとはレベルが全然違います。
本当に分かり合えるようになるためには、実際にターゲット市場を訪れ、パートナーとして選んだ人たちとある程度、長い時間を過ごし、雑談をたくさんしながら、現地を歩くことをしないと、見えてこない、感じられないことがたくさんあります。
わたしは、まだまだ年間の日本滞在期間が長く、現地での経験が不足しているので、近い将来3分の2はターゲット地域に足を運び、パートナー企業の人々との信頼関係づくり、そして市場理解をしていく必要があると感じています。
現地市場を肌で感じて理解することをせずに、成功は見込めない。
海外出張が嫌いな日本人ビジネスマンが結構多い印象だけど、わたしは好き。
いろいろ経験したい。
来週末からリスボン、ポルトガル再び。
ゴールデンウイークのど真ん中に海外出張。
今週は出張準備でヘビーウィークではありますが、なんとかなりそうです。
では、みなさま have a nice day
by ちびまる