画像:photoAC_クリエイター:涼風さん
〇英語を使って仕事がしたい
〇いろんな国に行ってみたい
〇いろんな国の人と仕事がしたい
〇グローバルに通用するスキルが欲しい
〇仕事を超えた友人を世界中につくりたい
と思っている人で、なかなか英語が上達しない、使いものにならない、どうしたらよいんだろうと思っている若い世代の人たちに、ぜひ伝えたい。
グローバル人材を見つけられない
画像:photoACクリエイター:acworksさん仲間
今は、売り手市場だと言います。
そして、日本では海外に出て行って、言語の壁なく仕事ができる、グローバル人材も不足しています。
売り手市場で、グローバル人材も不足している中、田舎の中小企業にとって、若手で英語ができる人材の確保は困難を極めます。
現に、わたし自身も、若手の海外営業スタッフを探していますが、採用に窮しています。
そんなわけで、わたしは40代半ばの中年なのですが、自分の仕事を任せられるスタッフがゼロなので、
まるで世界の果てまでイッテQの女芸人さんのように、ひとり海外で、ハードなお仕事をこなしています。
なんとか人材確保をしたいと思いつつも、、、わたしは海外に出ていくのが好きなので、まわりが思うほど、大変という訳でもないのですが、
体への負担が大きいことは間違いないです。
出張先はほとんどが欧米なので、長距離フライトに加え時差があるため、
毎月のように欧米諸国に飛んで行って仕事をするのは、結構な体力が必要です。
また、わたしが今やっている海外事業開拓という仕事は、海外営業なので、行ったことのない土地へ一人で出向き、会ったことのない人たちと商談をする仕事です。
日本での営業活動同様に、たまに塩対応も受けるので、精神面でもタフでなければやっていけません。
商材を買っていただくための種まき的な活動を、自らクリエイトしていかなければならないので、
現地での仕事は、移動にかかる負担以上に、、、エネルギーを使います。
現在、月一ペースで年間11回、海外出張に出ていますが、今のハードスケジュールは、体力的にも、あと4~5年です。
そう考えると、わたしが今やっている海外代理店営業というポジションを担う、次の世代を育てて交代する準備をしていかなければなりません。
そして、ひとりで全部を抱えるのではなく、チームとして働ける環境を整えていかなければなりません。
会社からは、まるで両親から『早く結婚相手見つけなさいよ』と言われるような勢いで、『早くいい人を見つけてよ』とせかされるわけなのですが、
〇売り手市場
〇そもそもグローバル人材不足
〇勤務地は地方
〇穏やかな年俸
〇人材会社は使えない
ってな状況で、正直なところ、八方塞がり(-_-;)
日本語だけでOKなポジションならまだしも、言語の壁もあるポジションとなると、
人材確保の難易度は、一気に急上昇⤴。
日本において、多くの日本人が日本語同様に、普通に英語も話せるという状況になれば、英語を話すことは特別ではなく、
採用において語学力の障壁はなくなるでしょう。
でも、残念ながら、今の日本はそうではありません。
英語ができない人があまりに多い日本だからこそ、『グローバル人材』なんていう言葉もあるのだと思います。
なんとか、今の日本にいる多くの若い人たちが、英語で話せるのは当たり前という日本になってほしいと、切に願います。
そして、あわよくば、少しでも早く、若手でエネルギーに満ち溢れた人材に出会いたい(;^ω^)
英語を習得するには
画像:クリエイター:はむぱんさん
遠い昔、わたしも、英語ができることへの憧れを強く抱き、
『いつか、自分も、きっと!!!』と、その頃の自分を鮮明に覚えています。
特に、英会話ができる人への憧れは強かったように思います。
幸い、自分は20代前半の頃に思い描いていた自分以上に、
英語を使って仕事ができる自分に出会えたわけですが、
今は、英語を使って仕事ができる人材探しに苦労しています。
時々、『英語は後からでも上達させられる、まずは専門的な知識を身に着けるのが先』と言う話を聞きます。
一理あるかもしれないけど、わたしは心からそうは思いません。
3~5年間、責任者として海外赴任をして現地スタッフに混ざって仕事を経験するのであれば、その後に語学力は習得できるかもしれません。
でも、それこそ、責任者のポジションに就くまで時間がかかるし、
そのような機会を与えてもらえる人材は一握りでしょう。
そして、日本で仕事をしながら、英会話スクールに通って英語を習得しようものなら、もしかしたら、
永久に語学力の習得は難しいのでは、と思うところもあります。
英会話スクールで一生懸命レッスンに励めば、ちょっとしたメールでのやりとりや、最低限の意思の疎通を英語でできるようにはなるとは思いますが、正直なところ、
海外の現場では、ほとんど使いもにになりません。
特に営業職においては、英語を普通に話す、それも優秀な世界中の人たちが仕事上でのライバルになる環境に身を置くことになるので、
まともに要点を伝えられない時点でOUT、本題に入るまでもなく、まず相手にしてもらえません。
日本での営業活動においても同じと思いますが、顧客は、思った以上にせっかちで、身勝手です。
自分にメリットが感じられないと思えば、時間さえ割いてくれません。
最初のつかみ、最初の3分ぐらいが勝負で、その短い時間に 相手に時間を割く価値があると思ってもらう必要がああります。
その上で、英語で言いたいことを言えて、自分主導で、外国人を巻き込んでいけて、はじめて仕事が成り立ちます。
そういったお仕事を、バリバリチャレンジできる若い世代の人たちが日本にたくさんいれば、
日本の未来は明るいとわたしは思っています。
そこで、わたしは、ぜひとも、英語を使って仕事をしたい、若い世代の人たちに声を大にして言いたい。
まずは、少なくとも3年以上、英語圏の国で生活をして、英語の渦に巻かれてきてほしいと。
お金の問題など、海外に一歩踏み出せない、行けない理由を考えれば、いくらでも出てくるでしょう。
でも、まず一歩を踏み出して、海外に出てほしい。
20代半ばのわたしは、お金もなかったし、それこそ、
英語なんて、全然できませんでした。
それでも、えいっ!と、強制貯金を実行して、80万円ぐらいを片手に、
まずはワーホリという低い垣根を乗り越えて、海外にでていったからこそ、
今、海外で営業ができるほどの語学力を身に着け、海外事業責任者として仕事ができている自分がいると自負しています。
英語を本気で習得したいと考えているなら、中途半端に、英語の教材や英会話スクールにお金と時間を費やすのをやめて、今すぐにでも、海外に飛び出して行って、
現地の生活にどっぷり浸かり、全身で英語の渦に巻かれたほうが、絶対近道です。
ぜひ、数年間、英語だけの環境にひとり身を置き、いろんなことを感じながら、たくさん悔し涙を流しながら、
たくましさを身に着けつつ、グローバルに通用する英語力を身に着けてきてほしい。
悔しい思いや、大変な思いをしながら英語を学ぶからこそ、その経験が、血となり肉となり、自分のものになっていきます。
最初は誰だって不安だし、怖いし、ビビってしまいますが、多くの人ができないことだからこそ、チャレンジする価値があります。
そして、チャレンジした者だけが自分の人生を大いに輝かせてくれる対価が得られるのです。
グローバルに働く必要なスキル
画像:photoACクリエイター:acworksさん打合せ
言うまでもないですが、
英語でのコミュニケーション能力。
そして、
物事を理解し咀嚼できる力。
が大事です。
わたしは、専門知識は現場でいくらでも覚えられると思っているので、
〇コミュニケーション能力
〇理解力
そして、相手に伝えられる英語力さえあれば、よっぽど、専門的な資格が必要な職業出ない限り、
どんな業種や職種であっても、グローバルに働けると思っています。
最近、わたしが重要だなと思っているコミュニケーション能力とは、
〇相手の懐に入る
〇相手の共感を得る
〇相手を魅了する
要するに、相手を自分のペースに巻き込み、自分のために働いてもらうように、相手に愛されるためのコミュニケーション能力です。
愛してもらえれば、優先してくれます。
愛してもらうには、自分も心を開かなければならないので、勇気が要ります。
愛して愛される間柄になるまでには、素のままで
相手に受け入れてもらえるような努力、
相手を受け入れる努力をしなければなりません。
ヒトは結局、好きな人のために働くし、時間も使うし、労力も惜しまないものだと思うのです。
だから、
愛してもらえるようなコミュニケーション力を磨くこと、
これが、グローバルに活躍するためのコミュニケーションスキルだと、わたしは思っています。
〇自分を好きになってもらう
〇自分が扱うものに関心を持ってもらう
〇自分の力になってもらう
どれだけ愛してもらえるか、気にかけてもらえるかで、相手が自分に対する協力の度合いが全く異なってきます。
愛してもらうためには、自分も、その分、相手を愛さなければならないし、エネルギーをその人に注がなければなりません。
相手は誰でも良いわけではなく、自分が『あ、この人は!』と思える人と出会う機会創出もしていかなくてはなりません。
そして、愛でさえも、実のところはGive & Takeなところがある、とわたしは思っています。
良縁を続けさせるには、それなりの努力が必要です。
自分が足りないところを補ってくれる相手に出会えて、相思相愛になれれば、鬼に金棒です。
上記のことは、英語ができること以上に重要なスキルですが、グローバルな環境でこのスキルを発揮するには、
自分を表現するためのツールとしての
『英語力の高さ』というのは必須になってきます。
あるテレビ番組で、『異化できる能力』の話がありました。
たとえば、ITの専門的な話を、パソコンも使ったことのないおばあちゃんが理解できるように、
プレゼンできる能力(伝える力)が『異化できる能力』と、わたしは理解しています。
要するに、小難しい話を、じいさん、ばあさん、子供にも、わかりやすく伝えられる能力です。
相手に自分を理解してもらうための重要な能力であると、わたしは思います。
日本語でも難しいことを英語で伝えるわけですから、難易度は高くなります。
特に、海外向けの営業職では、こういったコミュニケーション能力を持ち合わせ、
それを表現できる英語力が必要になってきます。
グローバルに働く楽しさ
画像:photoACクリエイター:acworksさん
わたしは、たくさんの人に、グローバルに働く楽しさを知ってもらいたいと、いつも思っています。
わたしは、20代で海外に出て、10年以上という長い月日を海外で、たくさんの波にもまれながら英語と、そして国際感覚を身に着けてきました。
海外で過ごした時間はいろんなことがあって、たくさんの涙を流したけれども、そんな苦労なんて比にならないぐらい、
英語で自由に話せるというスキルを身に着けたことで、
たくさんの素晴らしい経験をさせてもらっています。
わたしは、世界中のたくさんの人と出会って、たくさんの経験をして、
自分が想像していた以上に豊かな人生を歩んでこれていると、幸せを噛みしめて生きています。
英語を使う仕事はいろいろあると思いますが、わたしは、あえて、翻訳家や通訳者など英語のプロの道を選ぶのではなく、
たとえ不完全な英語力でも、海外のいろんなところに出かけていって、たくさんの人と触れ合える、海外営業という仕事を選びました。
その理由としては、やはり、いろんな国の人々と土地を通じて、異国の文化や風習、匂いや風に触れ、
ビジネスや人生についていろんな話をして、国を超えて、心を通わせられるからです。
いろんな国で、『あ、この人、いいな』と思える人たちと仕事をして、人生のさまざまな局面で、良いことも、悪いことも、いろんな話をして、
組織を飛び越えて個として付き合っていけるということは、とても素晴らしいことと感じています。
今、わたしが一緒に働く人たちは、
USA、UK、スウエーデン、デンマーク、イギリス、ドイツ、オランダ、スイス、イタリア、中国、韓国、香港、台湾、シンガポールに住む、
バックグラウンドが全く異なる人たちです。
もともとは、南米出身のインド系の人で、両親はヒンドゥー教徒だけど、自分はカソリック教徒というオランダ人だったり、
中国の少数民族(カザフスタン)出身で、中国パスポートを持っていて親族も全員中国にいるのだけれど、便宜上ドイツ国籍を取って、ドイツ人として生きる道を選んだ人だったり、
幼少時代に大火事があって、すべてを失って着の身着のままイタリアからスイスに逃げて、スイスとイタリア2国籍を持ったまま2重国籍で生きることを選んで起業家として成功した人だったり、
もともと中国人で、おじいちゃんの世代にシンガポールに華僑としてやってきて、
えらく貧乏だったけど、幼いころからビジネスを肌で覚えて、今は立派なシンガポール人の起業家という人だったり、
生粋のアメリカ人だけど、お母さんの世代で日本人と縁があり、そのご縁で自分のミドルネームに日本人の名前がついていて、妙に日本人のわたしと気が合う人だったりと、
わたしにまわりにいる人たちは、わたしの知らない世界を経験していて、
興味深い経験談や、価値観に渡る話までできるので、何時間でも話は尽きず、一緒にいてとても楽しいのです。
いろんなバックグラウンドの人たちと出会うことで、入ってくる情報もバラエティだし、目の当たりにする価値観もダイバーシティー(多様性)に富むので、
自分の価値観に影響を与えてくれます。
お金では買えない、こういった経験は、わたしの個性形成に影響し、また、わたしの人生の行方に大きな影響を与えていくものと考えています。
ぜひ、若い世代の人たちにも、英語という壁を頑張って超えてもらって、
その高い壁の向こう側にある素晴らしい世界を経験してもらいたいなと、切実に願っています。
また、わたしが20代前半に抱いたような夢を持っている若い人たちに、君にもできるよ、わたしにできたのだから、と言いたい。
ほんの少しだけ、最初の一歩を踏み出す勇気があるのなら、チャレンジしてみてよ、飛び込んでみてよ、と言いたい。
そして、飛び込んだ先には、たくさん、はじめての事にぶつかり、8割型上手くいかないので、
イライラもするし、怒りも爆発するし、全部捨ててしまいたいと思うこともあるし、
たくさん、辛いこと、嫌なことにも遭遇します。
そんな時に、
〇投げ出さない
〇あきらめない
〇めげない
ことが何より大事、と言いたい。
辛いこと、苦しいことがあったなら、
一時的に、投げ出す、諦める、逃げる、めげる、うじうじする、えんえんと泣く、ばかやろーと叫ぶ、人のせいにする、
なんでもいいです、また、前に進めるのならば。
わたしは、期待を胸にワクワクしている若い世代の人たちと一緒に働きたいし、そして、
そういった若い世代の人たちからも、いろんなことを教えてもらいたいなと思いつつ、
わたしは、来週早々、イタリアとドイツに出張に出かけてきます。
今回は、ちょっと長旅。
帰国後すぐ中国に出張・・・という超過密スケジュールですが、そんな過酷な出張も、存分に楽しみたいと思っています。
それでは、みなさま、have a happy life
by ちびまる