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おひとり様女子のエッセイ

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アラフィフ独身マンションを買う(買い手にとって、良い不動産営業マンを見つける)

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画像:photoACだだAC 

 

扱える物件はどこも同じ

中古マンション探しを初めて、早2か月。

 

わかってきたことが、あります。

 

それは、どこの不動産会社も、見ているデータベースは同じで、扱える物件は、ほぼほぼどこも同じということ。

 

1つの中古マンション物件が、複数不動産会社で販売されているのはそのためです。

 

売主は、仲介を行う不動産会社とは別の不動産である場合がほとんどのケース。

 

「専売」とか「売主から直接物件を預かっている」と、どこか1社の不動産会社が謳っていたとしても、基本、どこの不動産会社も仲介できるようです。

 

仲介手数料は、(物件販売額x3% +6万円+消費税)と、結構な金額になります。

 

例えば、1,500万円の物件を買った場合、45万円 + 6万円 = 51万円+消費税です。

 

結構な額なので、仲介手数料を払うのは、買い手である自分にいかに寄り添い、面倒なことでも惜しみなく情報をくれたり、助けてくれたりしてくれるところに払いたいものです。

 

でもいざ、物件情報を求めて不動産会社に電話をかけたり、メールしたりしてみると、ほとんどの不動産会社が買い手が欲しいと思う情報を出してはくれません。

 

なぜなら、面倒だし、おそらく費用対効果が悪いからだと思います。

 

中古物件の場合、築20~30年も経ってしまっていると、施工当時の管理会社が変わっていることも多く、買い手が欲しいと思うマンションの竣工図(しゅうこうず)、重要調査報告書(重調)など、わざわざ管理会社に問い合わせて取り寄せてくれる仲介業者はまずいません。稀です。

 

でも、わたしにとっては一生に一度の大きなお買い物です。

 

そういった面倒な事にも付き合ってくれる不動産仲介業者の営業マンから、マンションを買いたいですし、そして多額の仲介手数料を支払いたいです。

 

良い不動産営業マンとは?

 

自分にとって、良い営業マンとは、まるで自分がマンションを買うかのように、物件探しにお付き合いしてくれる営業マンだと、わたしは思います。

 

不動産会社に限らず、営業マンはノルマがあったり、自分の営業成績も気になるでしょうから、目の前にいるひとりの顧客というより、いかに市場に出ている物件を売りさばくか、そちらのほうが優先順位が高いのではないでしょうか。

 

わたしの経験浅い中古マンション探しにおいても、そのことが如実に感じ取れる対応を受けること9割です。

 

最初はまるでVIP顧客をもてなすかのように、至れり尽くせりであっても、「あ、この人買わないな」と思った時点でお祓い箱というか、ノーレス、相手にしてくれない不動産会社営業マンもおりました。

 

また、言葉遣いひとつなっていない、「この物件、めっちゃいいっすよ!、めっちゃおすすめっす!」、「ぶっちゃけ、買わない手はないっすよ!」みたいな、わたしの気持ちひとつ考えず、とにかく推しまくる営業マンもおりました。

 

あとは、何を聞いても、「そういう情報はないと思いますよ」みたいな、上から目線バリバリのベテラン不動産営業のおじさんなど。。。

 

きっと、わたしのような庶民で、おひとり様で、限られた低額予算で、終の棲家を探している人って、たくさんいると思うのですが、そういう人(わたし)に限って、心配事も多いから、あれこれメンドクサイことを聞いたり、お願いしたりすると思うのです。

 

世間の不動産仲介業者の営業マンは、忙しいし、ひとりの客にかまってられないというのが常でしょうから、なかなか、自分事で、わたしに寄り添って、物件を一緒に探してくれる営業マンというのは、いないものです。

 

不動産営業マンは一人に決める

 

市場に出回ってる物件、扱える物件はどこも同じ。

 

また、自分事として考えてくれる営業マンは、そうそういません。

 

でも、数を当たれば、出会えるということを、実体験で学びました。

 

ありがたいことに、わたしは、良い不動産営業マンを見つけることができました。

 

何が他と違かったのかということ、

 

一番大きかったのは、どこの不動産会社も取り合ってくれなかった、重要調査報告書を内観の際に取り寄せてくれたこと。

 

どこからも門前払いだった書類の取り寄せ。

 

竣工図は、残念ながら手に入りませんでしたが、修繕履歴や修繕計画など、いろんな情報を事前に調べてくれて、わたしに教えてくれました。

 

「どの不動産会社に言っても、頂けなかった」と、彼に言うと、「そうなんですよね、こういうのって、手間がかかるし、面倒な作業なので、どこもやりたがらないというのは、実際ありますね。」とのこと。

 

「じゃぁ、なんで、〇〇さん(営業マン)は、やってくれるの?」と聞くと、「だって、買う人にとってみれば、一生に一度のお買い物じゃないですか、買って後悔したら大変じゃないですか、だから僕は、調べられることは調べて、お伝えするようにしています。」と。

 

この人だ、と思いました。

 

彼に全部お願いしよう、そう思いました。

 

それ以外にも、

 

「気になった物件は、1回じゃなくて、時間帯や、平日 or 週末など、日も変えて、何度も見たほうがいいですよ。」とか、

 

「物件の左右、上下、斜めに、どんな人が住んでいるのかも、管理人さんに聞けるようなら聞いてみますね」とか、

 

「共有部分とか、郵便ポストあたりもみたほうがいいですよ」とか、

 

「周りに病院があるので、救急車は結構頻繁に通るから、サイレンの音は、頻繁に聞こえるかもしれないですけど、大丈夫ですか」とか、

 

「高層階は夏は暑いけど、この部屋エアコン置けないですよ、大丈夫ですか?」とか、

 

「高層階は、たまにシャワーの水圧が弱いので、試しに出してみて確かめたほうがいいですよ」など、実際に、シャワーの水を出して確かめてくれました。

 

わたしが、「売主さんから叱られないですか?大丈夫ですか?」と聞くと、「大丈夫、大丈夫、叱られても僕が謝っておきます」と。

 

それ以外にも、該当物件の公値や、値引き交渉や、リノベーションした場合の費用や、スケルトンにした場合の、壁の構造がどんな感じか、窓のサッシは変えられるかなど、わたしが質問したこと以外についても、自ら情報を準備してくれて、教えてくれました。

 

わたしも営業職なので、関心しながら、また自分の日々の営業対応もレビューしながら、彼の営業のスタイルから多くのことを学ばせて頂きました。

 

「焦らなくていい、ゆっくり考えてください」と言ってくれて、とても安心しました。

 

後から知ったことですが、彼は私よりも一回り以上年下でしたが、社長さんでした。

 

自ら事業を立上げ、10名以下の小企業ではありますが、一生懸命顧客に寄り添うその姿には、とても心が打たれました。

 

彼は、ダメなものはダメだと言う。

 

わたしが見つけた良さそうな物件でも、「ここは県道沿いだし、走行音が結構うるさいと思いますから、夜間静寂な環境が大事な〇〇さんにはおすすめできません。」とはっきり言ってくれます。

 

そんな頼りになる営業マンなので、わたしはすっかり信頼してます。

 

他の良さそうな物件を見つけたので、さっそく明日内観します。

 

業界をよく知っていて、かつ、買い手に寄り添ってくれる不動産営業マンを見つけられたのは、ほんと心強いです。

 

それでは、みなさま have a nice day

 

by ちびまる