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おひとり様女子のエッセイ

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アラフィフ独身マンションを買う(経験したからわかったこと、物件探しから物件オーナーになるまで)

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画像:photoACだだACさん

 

経験に勝るものはない

 

なんでもそうですが、あれこれ情報をネットで集めたり、人から聞いたり、いくら知識や情報を集めても、実際にやってみないとわからない、経験してみないとわからない、というのは、マンション購入も同じ。

 

経験こそが何よりの財産!

 

とわたしは思うのですが、今回、自らゼロから動いて中古マンションを買ったというのも、とても良い経験であり、すべてが良い学びでした。

 

何事も、自分でやるのは大変です。

 

わからないことだらけだし、徒労も多いし、苦労も多い。

 

でも、自分で実際やってみて、あれこれ苦労するからこそ、わかることがあるし、逆に、苦労しないとわからないことのほうが多いもの。

 

マンションを買うというのは、一般庶民にとっては一生に一度あるかないかの大きなイベントです。

 

それを経験できたということは、何よりの幸せ。

 

マンション購入は、実際に自分で情報収集したり、足を運んだり、周囲と調整したり、選択して決断したりと、やること満載で、頭も体も使うので、体力が要りますし、思った以上に大変でした。

 

何事においてもこだわりが強いわたしは、それこそ、こだわりがそれほどない人に比べて、おそらく何倍も大変💦

 

でも、努力した分だけ、苦労した分だけ、いろいろと感じられたので、とっても勉強になりましたし、楽しかったです。

 

あくまで、わたし個人の1物件購入の経験談ですけれど、これから中古マンション買って、自分好みの住処を手に入れたいと、あれこれ想いを巡らせている人にとって、少しでもヒントになるといいなと思います。

 

物件探し

SUMOが便利

 

個人的に、SUMOが一番便利でした。

 

サイトが見やすい、物件数も他のサイトより多く、絞込み検索もしやすいし、必要な情報がだいたい掲載されてました。

 

最初の頃は、HOMESとか、個々の不動産会社のサイトなど、あれこれ見てましたが、結論から言うと、どこも同じ物件が掲載されてますし、特に中古物件は、わたしが住む地域においては、一通り見てしまえば、ほとんど毎日同じ情報です。

 

なかなか新規の物件といのは出てきませんでした。

 

なので、最後のほうは、SUMOだけ毎日チェックしてました。

 

現場をみたほうが早い

 

ネット情報であれこれみて、思い悩んでいるより、まずは、いくつか実際に見に行った方が早いです。

 

と言いますのも、どんなにネットで写真や条件を見たところで、実際に「えー全然イメージちがう」ということが多々あるからです。

 

わたしが一番気にしたのは雰囲気と音でした。

 

わたしは夜、静寂じゃないと寝れないタイプなので、特に車の走行音などがどれだけ聞こえるかなど、とても気になりましたので、まずは現地に足を運んで、室内で「しーん」としたときに、どれだけ走行音が聞こえるか、その点を確認しに行きました。

 

また、感覚的に良い雰囲気かどうか、その感覚を大事にしたかったので、その場にいていい感じかどうか、体感を大事にしました。

 

マンションの周りを歩いたり、住民の方とすれ違った感じとか、とにかくFeelingを優先しました。

 

匂いや空気、日の入り方、広さなども含めて、考えるより、現地にいって感じたほうが確かです。

 

マンション(建物)で絞り込むと楽

 

価格や立地、利便性などいろいろ考えることがあるのですが、ある程度地域や上限価格など、自分なりに優先順位を立ててある程度、ターゲットとなるマンション(建物)を決めて情報収集すると楽だと思いました。

 

わたしの場合、終の棲家と思ってマンションを探したので、耐久性や管理状況、大規模修繕をいつ終えているか、修繕積立金がどれだけあるのかなど、建物そのものがしっかり管理されていることを念入れに調べたかったので、1つ目ぼしいマンションを決めて、できる限りの建物の情報を調べました。

 

1つ「ここが一番ベスト」と思うマンションを絞り込んで、何回か指値で買付申込書を出したので、その際に、不動産会社から建物情報をできる限り詳細に情報入手しました。

 

「このマンションは買うに値する、間違いない!」と確信を持ったら、その後は、そのマンションの物件情報が出てくるのを待ちました。

 

幸い、わたしがターゲットにしたマンションはマンモスマンション(144戸)だったので、いくつか売りに出てましたので、2~3件内覧が可能でした。

 

そのうちの1つが全体の㎡数的にも、階数的にも、しっくり来たので決めました。

 

不動産仲介業者について

 

何社か不動産仲介業者の方に物件案内して頂き、基本的にはどこも、それなりに親切ですし、Q&A対応も大差はなかったです。

 

最初の頃、とても人当たりの良い不動産仲介業者の営業マンに案内して頂き、「この人に全てお願いしよう」と思って、物件を見つけては、内覧アポをとってもらって、一緒にまわっていただきました。

 

その方、とても感じがよく、買主側の気持ちもしっかり汲んでいただいていたのですが、残念なことに、買付申込をした2件とも成約に持っていけず、また、こちらの要望をたくさん聞いてくれて交渉してくれるも、1つも要望叶わずで、結局、1回も何一つゴールを決められなかった、という結果に。

 

とても親切にしてくれたのですが、ゴールを決められないんじゃ、どうしようもありません。

 

途中から、「この人、ダメかも・・・」と思い始め、結局、自分で物件みつけて、その物件の売買を専任された業者にお願いしました。

 

最終的に、わたしがお願いした不動産仲介業者の担当営業の方は、あんまり不動産売買に実績がない方でしたが、売主と買主(わたし)の間を伝書鳩的に取り持ってくれて、適確にお互いの要望を伝え、落としどころを買主であるわたしに悟らせる感じで成約に持っていってくれました。

 

わたしも営業職なので、相手(売主)の立場や、業者(仲介)の立場も、それなりに理解できるので、一方的なごり押し要望は出さず、自分なりに落としどころを探りながら指値で買付申込をし成約にもっていきました。

 

正直、どこの不動産業者の営業も、サービスや対応に関して大差はないです。

 

ただし、売主から専売を請け負っている仲介業者の場合、結構、スムーズにいくような感じはしました。

 

1つの仲介不動産会社に依頼している売主は、「はやく売りたがっている」感じがあるので、その物件を買いたがっている買主と上手くマッチングができれば、成約まで早いと感じました。

 

何社にも仲介をオープンでお願いしているケースの場合、買主にとっても、あまり良い環境ではないなと感じました。

 

また、どこの不動産仲介業者も手数料は決まっている(物件価格の3%+6万円)おり、よっぽどのことがない限り、値引きはしてくれません。

 

リノベ済み物件はつまらない

 

売主から物件をかなり安く買取り、フルリノベーションをして販売している物件があり、わたしも何件か内覧しましたが、ほとんどが同じような建具、材質、無難な間取りです。

 

一言でいうと、

新品なのでキレイですが、つまらない物件。

 

建具(ドアやクローゼットなど)は、おそらく一番リーズナブルな材質を使っていて、一言でいうとちゃっちい、安っぽいです。

 

クローゼットの取っ手など、「なんか、やだー」と思うものばかりでした。

 

建具が安っぽいけど、決して安くはなく、また、ちょっとした残念(間取り、コンセントの位置、キッチンの広さなど)な感じがあり、なかなか一歩踏み出せない感じです。

 

大きな買い物なので、できるだけ満足して買いたいなと思うと、わたしの中ではリノベ済みの物件を購入するオプションはないです。

 

物件引渡しまで

売買契約まではすんなり

 

正直、売買契約までは、そんなに大変じゃなかったです。

 

〇価格交渉

〇買付申込書(1枚)送付

〇売買契約&手付金支払い

 

買付申込は、不動産仲介業者がPDFでA41枚送ってきて、それに名前、住所、買付金額、頭金、ローン予定額などを記載して捺印してPDFで送り返すだけでした。

 

売買契約は、不動産会社で宅建免許持っている人と、売主と一緒に、重要調査報告書をひとつずつ読み上げ確認していき、売買契約書、重要調査報告書など必要部数にサインし、捺印するので2時間ぐらいかかりますが、淡々と進んでいっておわり。

 

売買契約締結に必要な収入印紙代と手付金を現金で支払って終了。

 

物件引渡しまでがえっらい大変

 

住宅ローン実行日=物件引渡し(売買完了日)となります。

 

ここまでいきつくのが、えっらい大変でした。

 

何が大変って、住宅ローン申込みに必要な書類を揃えるのが大変で、特に、リノベーション費用をローンに組み入れるために、詳細な正確な見積書が必要でしたので、その段取りが大変でした。

 

売買契約締結日から1か月以内に住宅ローンの融資合否判定の結果を不動産業者に連絡しなければ契約解約となってしまうので、短期間でリノベーション会社を選定し、リノベーションの詳細を決め、正式見積書を頂いて銀行に提出しなければならなかったのが一番しんどかったです。

 

司法書士選定まで頭まわらず

 

住宅ローン審査に必要な書類提出に忙しすぎて、司法書士の選定や価格交渉まで頭がまわらず、気がついたころには、仲介不動産会社指定の司法書士にて手続きが進んでしまって、完全お任せ状態になってしまいました。

 

住宅ローン決済&物件引渡しの儀式は銀行で行うので、銀行と司法書士、そして不動産仲介業者の3者間での連携が結構大事になってくるのですが、これがまた、意外と各々が相手任せで上手くコミュニケーションが進まないということも散見され、わたしが間にはいって取り持つ、指示出しするなどという事態に陥りました。

 

このあたり、不動産仲介業者の営業担当が手際よくできれば良いのですが、彼もわたしだけに構っていられず、日々多忙を極めているので、いろんなことがぬけぬけで、ひやひやすることも、何度かありました。

 

できれば、信頼できる司法書士さんを自身で先に選定し、仲介不動産業者に前もって伝え、調整ができればよかったなと、この点については反省です。

 

なので、価格もほぼ言い値で、交渉の余地はありませんでした。

 

住宅ローン審査道のりの厳しさ

 

これは、ほんと、経験した人でなければ、なかなか気持ちを共有できない大変さではないかと思います。

 

正直、わたしは、他に借り入れもなかったし、滞納経験もなかったし、それなりに預貯金もあり、勤続年数も同じ会社で10年以上なので、普通に借入希望金額を借入れられるものだと思ってましたが、頭金を150万円出さざるを得ない状況に。

 

税控除をMAX受けたかったので頭金ゼロで申し込みましたが、ダメでした。

 

理由については、絶対教えてくれません。

 

あくまで「総合的判断」と言われるだけです。

 

また、金利もネットで公開している最低金利で借入れられるものと思い込んでいましたが、思ったより安くはなく、0.6%と思っていたところが、結局スタートは0.775%でした。

 

これも、「総合的判断」らしいです。

 

わたし自身、みずほ銀行から借り入れましたが、みずほ銀行には帰国してから11年間ずーっと定期預金も普通預金もメインバンクとして運用してましたし、またidecoもやってますし、給与振込銀行だったので、全然問題ないだろうと思ってましたけど、思った以上に渋られた、という印象です。

 

都銀の場合、住宅ローンの審査が厳しいと、不動産仲介業者は口を揃えて言うのですが、いったいなぜなのでしょうか。。。

 

正直、軽くショックを受けたというか、「えーなんでー」という気持ちがちょっとあります。

 

物件探しから、物件が引き渡され、物件オーナーになるまで、約4~5か月かかりました。

 

やっぱり、一般庶民にとっては、1千万円も超えるお買い物というのは、そうそう簡単ではないのだなぁーと、改めて感じた次第です。

 

中古物件の価格が右肩上がりになってきている今、とりあえず、1千万円前半で手を打てて良かったと思ってます。

 

新しいおうちに引っ越しするまであと10日ほど。

 

楽しみ半分、今まで住み慣れたおうちを離れるのは、やっぱり寂しい。

 

でも、段ボールに埋もれて過ごしているここ数日は、「早く引っ越して落ち着きたい」という気持ちの方が強くなってきました。

 

リノベーションも大詰めになってきて、今週でほぼ完成。

 

やっぱり、楽しみだなぁ。

 

それでは、みなさま have a nice day 

 

by ちびまる