画像:photoAC _natsu_さん
コロナ禍の海外出張
コロナ禍初の海外出張先はUS。
2019年11月までは、毎月どこかに海外出張し、それなりに旅慣れているわたしではありますが、3年程のブランクがあると、それなりに重い腰を上げるのが大変。
コロナBefore/Afterでは状況が大きく異なり、航空券はほぼ2倍(下手すりゃ2.5倍!)の価格だし、出発前の追加提出書類もいろいろあります。
〇ESTA(これは以前も同じ)
〇ワクチン接種証明書
〇CDCへ提出書類(2種類)など
書類不備があって搭乗できないなんてことになったら大変ですので、心配性のわたしは念には念を入れて確認したつもりでした。
がしかし!
落とし穴にはまりまして、出発前夜にトラブりました💦
ANA事前書類審査でトラブル
まず、何が問題だったかというと、、、
ANAのWebサイトで事前書類審査に1か月前から出していたにも関わらず、待てど暮らせど審査結果の連絡が来ず、確認完了の連絡が来たのは出発の前日でした。
メールで「確認が完了しました」と連絡を受け、オンラインチェックインの案内も来ていてオンラインチェックインができたので、まさか書類不備でトラブルになるとは夢にも思いませんでした。
メールでは「完了」とあったのですが、念のためANAサイトの「結果確認」で状況を確認したところ、なんと、当日チェックインカウンターで追加でワクチン証明書の提出を求めるメッセージが。
それも、出発前日にそんなメッセージを受け、完全にパニック状態!
わたしは4回目の摂取も済ませ、接種証明書アプリからダウンロードした証明書を提出したのに、なぜ1~3回目の接種証明書が必要なの???と。
慌ててANAマイレージクラブに電話し確認を取ったところ、「空港に電話して確認取ります。10分ぐらいで折り返します。」と言われ待つこと30分。
やっと電話がかかってきたかと思いきや、状況は変わらず、やはり当日空港で1回目から3回目のワクチン接種証明書の提出が必要で、搭乗できるかどうかはその確認次第と言われました。
はぁ~!?
正直、今回のANAの対応にはとても残念です。
1か月前に事前書類審査を申請し、連絡が来ないので2回ほど電話でも確認しましたが、「混みあっていて順次確認中で、出発の6時間前までには連絡入ります。」としか言われず、また、
「ワクチン証明書も送られていて、ESTAも取得されていればまず問題ありません」と電話で言われていたので、待つしかない状態でした。
ひたすら待ってやっと連絡が来たかと思えば、確認完了メールは間違えだったようで、書類不備の連絡はANAサイトで確認しなければ、ANAの重要なメッセージには辿りつかず、気がつけないという状況でした。
今回のANAマイレージクラブ電話対応した人は、何を聞いてもラチがあかず、結局何の解決にもならず、完全にホープレスな電話対応で、わたしは完全ピストオフ。
久しぶりに怒り心頭でした。
これでは事前書類審査の意味が全くないですし、出発前日の夜に、行政書類の提出が必要と言われても対応できないですし、4回目のワクチン接種証明書を取っているのになぜに1-3回目の接種証明書を取得する必要があるのかについても、納得のいく説明を頂けず。
ANAマイレージクラブの窓口担当もその理由を答えられず、どうしようもない状態でした。
コンビニに走る!(ワクチン証明書)
この時ほど、マイナンバーカードを持っていてよかったと思った時はありません。
まさか、直前になってこんなトラブルに見舞われるとは夢にも思わず、のんきにワインを飲み始めていたもんだから、車の運転もできないし、どーしよう・・・と思いましたが、
なんとか冷静を取り戻し、最寄りのコンビニまで夜な夜な歩いて行き、出発前日の夜にバタバタとコンビニで接種証明書を追加で取る羽目に。
どういうわけか、1~3回目のワクチン接種証明書は国内旅行用しか取得できず、4回目のワクチン接種証明書のみが海外旅行用のオプションがありました。
チョイスがないので、取り急ぎ国内旅行用の証明書を2部(1部自分の控え用)取得しまし当日を迎えることに。
当日、チェックインカウンターでの確認も長らく待たされた挙句、「責任者に確認してみないと搭乗が可能かどうかわかりません。」との回答で、完全にパニック💦
幸い、国内旅行用の証明書にも英語表記の記載があり、ANAの責任者の方が証明書を認めてくれたので、無事になんとか搭乗手続きを済ませることができました。
しかし、接種証明書アプリをスマホで見てみても、どういうわけか、4回目摂取の情報しかでてきません。
でも、わたしの友人曰く「全部の摂取履歴出てくるはずだよ???」と言うのです。
なんで、わたしの摂取証明書アプリでは出てこんの???
ワクチン接種証明書の落とし穴
今回の経験でわかったことがあります。
ワクチン接種証明書アプリは市町村間で情報が連携されていません。
少なくとも、わたしが住む町では。
わたしは、今年、マンション購入にて他の市町村に引っ越しました。
なので、1回目~3回目のワクチン接種はA市で受け、4回目のワクチン接種は引っ越した先のB市で受けました。
おそらく、すべてのワクチン接種を同じ市町村で受けていれば、摂取証明書アプリに全てが反映されますが、わたしのように、複数の市町村で受けている人は最終のワクチン接種証明書以外表示されないです。
この度、国内用の接種証明書との合わせ技でANAに掛け合い搭乗が認められましたが、当日チェックインカウンターでも確認に時間がかかり、責任者による最終チェックでないと確認できなかったので、冷や冷やしました。
日本らしいトラブル
今回のトラブルについて、友人に話したら、「なんか、日本らしいトラブルだねぇー」とのコメント。
デジタル社会で安心して生活するには、まだまだインフラが整っていないように思います。
行政がめちゃくちゃアナログというのは、日々感じていることではありますが、こういうところで日本の脆弱なデジタル環境を感じます。
何より、今回とても残念だったのが、ANAの対応。
コロナ禍で手続きにごった返しているというのは理解できますし、大変だろうなとは思いますが、それでも、やはりプロフェッショナルとして、窓口対応者が情報をしっかりと持っていて欲しいと願ってやみません。
乗客が困った時に、「どうしましょうねぇ、困りましたねぇ。」なんて、なんの解決策も打ち出せない窓口サービスでは不安が残りますし、とても残念です。
また、前日の夜、突然のトラブルに必死にコンビニで接種証明書を取得し、再度ANAマイレージクラブに電話したところ、20:30過ぎにはすでに営業終了にて留守電に切り替わってました。
せめて、実際にフライトを予定している乗客がトラブった時の緊急対応窓口(空港カウンターでも良いので)が欲しいです。
現在、2022年10月30日(日)11:00AM @ シカゴオヘア国際空港にて、トランジット待ち。
問題なくUSに入国できほっと一安心です。
では、みなさま have a nice day
by ちびまる