サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の石鹸
昨年2017年の10月に念願のフィレンツエ、イタリアに一人旅をしました。
その時に訪れた世界最古の薬局、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で購入したこちらの石鹸を最近使い始めました。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は1612年創業された薬局で、サンタ・マリア・ノヴェッラ修道院の庭で育った薬草で薬を作ったのが始まりです。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局には、
〇香水
〇石鹸
〇スキンケア商品
〇ルームフラグランス
〇キャンドル
など、女性が喜ぶグッズが数多くの製品が販売されています。
世界最古の薬局というだけあってお店も厳かな感じで、各製品の価格もそれなりに高いです。
香水は100€以上でしたので高くて手がでませんでしたが、石鹸は1つ10€で買えるのでお土産にはお手頃です。
とは言え、街角のボディケアショップのそれなりに良い石鹸が3.50€ですから、かなり割高です。
割高でも、世界最古の薬局で何かしらお土産が欲しかったので、石鹸を購入しました。
優しいザクロの香りの石鹸
サンタ・マリア・ノヴェッラでは、独自に開発した製造機器を使い、昔ながらの製法で石鹸をつくっているそうです。
石鹸も香水と同じく、何十種類もの香りの石鹸があります。
どの石鹸もサンプルがありますので、お店で実際の石鹸の香りを嗅ぐことができます。
あまりにたくさんの香りを嗅ぐと、鼻がおかしくなります。
どの香りが良いのか、石鹸の香りを嗅げば嗅ぐほどわからなくなります。
かなり迷いました。
石鹸の香りを嗅ぎ続けては、途中、嗅覚をリセットするためにコーヒー豆の香りを嗅ぎ、石鹸の香りを嗅ぎ続けること30分。
店員さんからも途中で放っておかれる始末。
やっと、わたしが「これだ!」と思えた1つの石鹸にたどり着きました。
それは、Sapone al melograno(ザクロソープ トワレットサイズ)という石鹸です。
香り控えめで優しいザクロの香りがします。
石鹸らしい香りがします。
また、泡立ちがとてもよく、きめの細かい泡がすぐにできます。
泡のきめが細かいので、顔全体に泡を広げた時に、ほわほわです。
気持ちが良いので、洗顔の時間が長引きます。
洗い心地は、つるつるで、すべっすべです。
また、洗った後につっぱりません。
何度も洗顔をしたくなります。
石鹸のパッケージがとても可愛いので、なかなか捨てられません。
アロマセラピストであった自分を思い出す
サンタ・マリア・ノヴェッラの石鹸は、自然の香りがします。
遠い昔、わたしはアロマセラピストでした。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局において、たくさんの香水や石鹸の香りを嗅ぐことは、アロマセラピストとして仕事をしていた当時の自分を思い出させてくれました。
アロマセラピストになることを目指して、シドニーにある専門学校に通い、必死に身につけた精油の知識と嗅覚。
残念ながら、精油の知識については、多くのことを忘れてしまいましたが、香りは覚えています。
たぶん、今でもだいたいの精油の香りは、目をつぶって嗅いでも当てられます。
わたしが好きだった精油の香りの組み合わせは、
〇ジェラニウムとベルガモット
〇パチュリとオレンジ
〇サンダルウッドとネロリ
このあたりです。
好きな香りをブレンドして、ルームミストやハンドクリームをよく作っていました。
ノラジョーンズの音楽をバックにかけて、わたしなりのセラピーを提供していました。
お客様の呼吸に合わせて、アロマセラピーマッサージを施すことは貴重な経験でした。
お客様が施術中に深い眠りに落ちた時は、嬉しかったです。
当時サロンで使っていた精油は精油箱に入れてそのまま保管しています。
かれこれ10年以上前なので、精油は酸化してしまっているでしょうからお肌には使えませんが、当時の香りを嗅ぐことはできます。
はじめて起業してアロマセラピストとして働いた頃のわたしを忘れることはありません。
精油の香りとともに。
今は、ぜんぜん関係ない業界で仕事をしているわたしですが、またいつか、ヒトのカラダとココロを癒す仕事したいなと、ひそかに思っています。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局を訪れたちびまるのブログはこちら。
フィレンツエ一人旅のブログはこちら
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局についてご興味あるかたは、下記の公式サイトよりご覧ください。
日本にも、いくつか店舗があるようなので、ご興味あるかたは訪れてみてくださいね。
サンタ・マリア・ノヴェッラの歴史:ドミニコ修道士の“癒し”の思想
byちびまる