- まるでアンティークの展示場のような空間のお店
- 店内に程よく香る、心地よい香りの演出
- 人が惹かれるセクシーな香りについて
- どんなに良い香りでも感情と記憶に左右される
- ルームフラグランスは環境を考えて購入を
フィレンツエは、街が小さくて、見て歩くところが満載なので、女子の一人旅におススメの街です。
旅慣れているわたしでも、イタリアの個人旅行は言葉の面でもチャレンジングかなと身構えていましたが、フィレンツエのような観光地は、まずどこでもたいてい英語が通じるので、英語さえできれば、楽しく街歩きができます。
ぷらぷら街歩きをしていて、偶然、素敵なアンティークショップを見つけました。
まるでアンティークの展示場のような空間のお店
サンタマリアノベッラ広場の近くにある可愛らしいアンティークのお店Bottega di Corte を見つけました。
外観はこんな感じで、一見アンティークのお店とはわかりずらいのですが、なんとなく気になって入ってみたところ、そこには、まるで誰かのおうちにお邪魔したかのような空間が広がっていました。
若くて可愛らしい女性のオーナーさんで、2014年にオープンしたばかりのようですが、店内に置いてある商材は、ひとつひとつ、オーナーさんとオーナーさんのパートナーが世界を回りあるいて、コツコツ集めた品々なんだそうです。
ごちゃごちゃしているようで、ちゃんとお洒落にディスプレーがされていて、オーナーさんが、ひとつずつ集めた物とお店を愛しているというのがよくわかります。
とても手が出ないような金額の品もありますが、まるでショールームというか、アンティークコレクターのおうちみたいで、見ていて飽きないです。
Bottega di Corte
Via del Sole 11/a, Firenze
店内に程よく香る、心地よい香りの演出
店内にはフラグランスのコーナーがあって、たくさんの香水瓶がディスプレーされています。
こちらにはAqua Florというブランドの香水が置かれていますが、1つだけこの店オリジナルの香りのブレンドがあるということで、教えて頂きました。
店内に香っている心地よい香りは、その香りでした。
人が惹かれるセクシーな香りについて
わたしは男性がつけている香水の香りでクラッと、キュンとくることがあります。
わたしは遠い昔、アロマセラピストとして活動していた時代もあり、香りについては少々敏感です。
香りは個人により、好き嫌いがはっきり出ます。
少し香りのうんちくを話すと、嗅覚は人が持っている5感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)のうち一番古い感覚機能であり、香りと記憶(もしくは感情)は密接なつながりがあると言われています。
また、異性が惹かれ合うのも、体臭が大きな影響を及ぼしていると言います。
それから、ひとが最も惹かれる(というか異性にエロスを感じる)香りのエキスは、糞尿の臭いなんだそうです。
変な話ですが、動物的な習性ということでしょうか。
セクシーな時間を過ごしたい時に、男女の関係を円滑にするのに効果的なエッセンシャルオイルとしておススメされるのは、例えばイランイラン(フローラル系の結構強い香りです)、パチュリ(どこかちょっと土臭い香り)、サンダルウッド(白檀の香りで、ちょっと重た~い感じ)に、愛らしい明るめのベルガモットなどの柑橘系の香りをミックスしたブレンドオイルなどがあります。
どんなに良い香りでも感情と記憶に左右される
薔薇の香りは多くの人が好きと思う香りですが、中には嫌いという人もいます。
全てのケースに当てはまるわけではないでしょうけれど、遠い昔に、本人さえあまり自覚がない記憶と感情でさえも、辛い・悲しい・苦しい経験をしている中、薔薇の香りを同じタイミングで嗅いでいたとした場合、その経験と香りが密接につながってしまって、結果的に「嫌い・苦手」となるケースもあるようです。
ルームフラグランスは環境を考えて購入を
お店に心地よく漂っていた、お店オリジナルのルームフラグランス55€で購入しましたが、自宅のお部屋には使えず・・・。
単体で嗅ぐと、とても好きな香りで、いつまでも囲まれていたい香りなんです。
でも、自宅というのは、狭い空間で、いろんな香りが入り混じります。
例えばお料理。
ニンニク、玉ねぎ、カレー、とにかくいろいろ、美味しい匂いがキッチンから臭います。
残念なことに、このルームフラグランスの香りと生活で出てくる生活臭はマッチしません。
また、寝室において、就寝時には強すぎる香りでした。
トイレはどうか・・・、ダメです。マッチしません。
浴室はどうか・・・、洗濯洗剤、柔軟剤、入浴剤、シャンプー、リンス、ボデイ―ソープなど、香るものがたくさん!!!、なので、ダメでした。
ということに、我が家では、残念なことに、この貴賓高い美しい香りを放つフラグランスの瓶の居場所はクローゼットと下駄箱に。。。
それも栓をしっかり閉めて。
かろうじて、竹のスティックに液をつけて香るほのかな香りは、クローゼットや下駄箱を開けた時に香ってきます。
このようなルームフラグランスは、ショールームやお店、大きなおうちの玄関やリビング(ダイニングとは別部屋)、書斎など、他の香りが混ざらない空間でないと難しいです。
でも、この香りは、わたしのフィレンツエの思い出の香りです。
なので、ずっと大切にして、時々瓶のふたを開けて香りをそっと嗅いで、思い出に浸ってみようと思います。
ちなみに、わたしは化粧はしないのですが、香水はつけます。
今、一番お気に入りなのがこれ。
なかなか好きな香りに出会えないわたしですが、これは好きです。
朝必ず香水をつけて出勤するのですが、この香りがわたしの仕事スイッチになっています。
では、みなさんも香り豊かな人生を^^
by ちびまる