空飛ぶちびまる (自由気ままに)

おひとり様女子のエッセイ

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気心知れる仲間とのWeb呑み

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画像:photoACcheetahさん

 

MBA海外ワークショップで出会った友

 

わたしは、あまり友人が多いほうではないのですが、幸い、MBA海外ワークショップで出会った人たちで、3人、今でも仲良くさせてもらっている人たちがいます。

 

つくづく、人の出会いというのは不思議なもので、MBA海外ワークショップでは、多くの人々と出会ったにもかかわらず、なぜか、どのように関係が始まったかも、あまり定かではない3人と、未だに何気なくつながっているという、不思議なご縁。

 

彼らと出会ったMBA海外ワークショップは、オーストラリアのゴールドコーストでした。

 

わたしの第二の故郷はオーストラリアシドニーですが、MBA海外ワークショップで、共に彼らと頭に汗をかき、必死に課題に取り組んだゴールドコーストもまた、わたしにとって、思い出深いノスタルジックな場所です。

 

彼らと出会ったのは、2013年頃だから、かれこれ8年前。

 

あれから8年かぁ。。。

 

怒涛の日々で、あっという間に時間が過ぎました。

 

仲間のひとりは、大手日系グローバル企業にお勤めで、現在、現地会社の社長としてバルセロナに赴任している50代前半の男性。

 

もう一人は、大手外資系グローバルIT企業アナリストとして活躍する50代半ばの男性。

 

いずれも既婚者でお子さんも立派に育て上げたお父さんたち。

 

彼らの興味深いところは、個としての個性がバッチリ、明確に確立されていること。

 

もちろん、彼らは夫として、父としての顔があるのだろうけれど、わたしは、個としての彼らしかしらない。

 

最後のひとりは、わたしと同じ年で、これまたわたしと同じく独身で、自由人の女性。彼女は独立して、組織に属さず、自身の腕一本で生計たててるのだから、たいしたものです。

 

そんな彼らは、わたしとは、まったく違う世界(ビジネスの世界で)生きていて、普段はほとんどやりとりしないけど、気心知れる、優秀な人たちです。

 

また、人としても、これまた味があって、人間味があって、面白く魅力的です。

 

どうして、わたしを入れたこの4人が、8年もの月日が経過しても、つながっているのか、ほんと不思議なご縁ですが、きっと、人の縁なんて、そんなものなのでしょう。

 

特別何かべったりと、密に交流しているというわけでもなく、気が付いた人が、気が向いた時に、「今週末Web呑みしなーい?」とサクッと連絡が来て、「いいね、参加しまーす」と、特に何の段取りもなく、サクッとWeb呑み開始して、5~6時間話して、「じゃぁ~ね~、またねぇ~」と、それぞれ散っていく。

 

よくもまぁ、そんなに話すことがあるもんだと、周囲から言われるけど、くだらないことから、真剣なビジネスの話から、昔ばなしから、話は尽きないのです。

 

おそらく、それぞれが、それなりに面白い経験をしていて、バックグラウンドが普通と違うというか、「えー何々、何それー」と、自分が知らない経験をしている人たちだからこそ、話が尽きないのかなと。

 

お互い、すごく知っているという訳でもないけど、なんとなく、信頼に値すると感覚的にそれぞれ思っている関係性で(たぶん(;^ω^))、彼らの意見は、ほんと、毎回、あとからじわじわと、参考になるのです。

 

さっぱりした関係の心地よさ

 

男性2名、女性2名の組み合わせで、一見「合コン?」という感じですが、年も年ですし、男性群は妻子持ちですし、わたしたち女性群も、どちらかというと男っぽいというか、おっさんというか、話す内容と言えばビジネスの話が多く、まったくというほど色気がない4人組。

 

そんな関係性だからか、Web呑み中も、ひとりは、もしゃもしゃごはん食べてる、もう一人は、背景画を何度も変えてくる、もう一人は、突然、携帯で電話しいなくなる、わたしも、勝手に、なんも言わず、トイレに行ったり、ワイン取りに行ったり・・・

 

とにかく自由で、だーれも、なーんも言わないし、突っ込まないから、めっちゃ楽。

 

その、さっぱりとした、なーんも起こりそうにもない4人の関係性というのが、ほんとに心地よく、ありがたーい関係性なのです。

 

さっぱりしてて、みんな大人だから、どんな自分をさらけ出そーとも、さらーっと流してくれますし、突っ込む場合も、温かーく、酒のつまみにしてくれ、笑い飛ばしてくれる、そんな人たちなので、ほんと、ありがたい。

 

わたしは、あまり、交友関係を築くのが得意なほうではないのだけれど、この人たちはどういうわけか、ありのままのわたしを受け入れてくれるので、自分にとっては稀&貴重な存在です。

 

時には、真剣に相談に乗ってくれ、彼らは自身の意見は言うけど、「あくまで自分の意見」というスタンスで、批判もしないし、アドバイスもしない。

 

それはきっと、お互いがお互いに、「自分で解決するだろうから」と、それぞれの能力を信じているのだと思う。

 

だからこそ、彼らの意見は、心に残るというか、後で自分自身でレビューするきっかけをくれるのだと思います。

 

学び合える関係性

 

彼らがどう思っているか、実際のところはわからないけれど、少なともわたしは、くだらない話9割の中に、たまに1割ぐらい、役に立つ、ビビット来る、大変貴重な情報が得られたりします。

 

業界や立場は異なるものの、それぞれが、それなりの立場で、自身のポリシー、信念、ビジョンをもって仕事しているので、彼らの経験談や、考え方など、参考になることが多くあります。

 

特に誰が誰に教えるとか、アドバイスとかではないのだけれど、何気なく出た話で、普段の心がけや、考え方など、彼らから出てくる話が、ひょんなところで、自分が抱えている問題解決に役に立つことがあります。

 

9割のくだらない話も、彼らの豊富な経験談やバックグラウンドから出てくる話なので、自分の知らない世界の話満載で、面白いし、意外と「へぇ~そうなのー」と思うこともたくさんあります。

 

何より、彼らも、自分と同じく、海外生活のバックグラウンドを持っているから、何かと役に立つ情報を持っていたりするので、面白い。

 

ひとりは幼少期にロシア。

 

ひとりは9.11の時期にニューヨーク、マンハッタン。

 

ひとりはドイツやスペイン駐在経験。

 

そしてわたしも、シドニーに長年住み、日ごろ海外あちこち飛んでいるわけで。

 

実際に、MBA取得して、それ自体が役に立つことはあんまりないけど、MBAコースを通じて、ユニークかつ優秀な人たちと出会えたことは、MBAの価値以上に、大きな収穫です。

 

特に、説教する、されるわけでもないのに、話しているうちに学びがある関係性って、ほんとありがたいなーと思います。

 

やっぱり実際に会いたい

 

Web呑み会。

 

遠く離れた友人と、こうやって、何時間も談笑したり、キャッチアップできるのだから、間違いなくWeb呑み会は価値があるのだけれど、やっぱり、実際に会いたい。

 

とにかく、会いたい。

 

会って、同じ空気を吸って、肩をたたいたり、突っついたりして、同じテーブルの食事をシェアしたりして、笑い合って、冗談言い合って、一緒に飲んで、同じ時間を同じ空間でシェアしたい。

 

コロナになる前、メンバーの一人がバルセロナに行く前は、年に一度ぐらいは東京で会って、一緒に飲んで食べて、冗談言い合って、バイバイ言う時間には、人目もはばからず、ぎゅっとハグをして、またねといって、エネルギーをもらってた。

 

どんなにテクノロジーが発達しても、やっぱり、わたしは、実際に彼らに会いたい。

 

バルセロナに赴任中の彼は、当面日本に帰ってこれないだろうから、わたしのほうから、出張ついでに、会いに行きたい。そして、バルセロナの風を一緒に感じて、スパニッシュを楽しんで、一緒にテラスでワインでも飲みたい。

 

東京にいる彼らにも、会いに行きたい。

 

そして、彼らと一緒に、いつかまた、海外のワインバーあたりで、ワインでも飲みたい。

 

そんなことを夢見て、また、明日も頑張ろう。

 

しがらみが苦手で、コミュニティーも苦手で、人見知りのわたしだけど、一方で、何気に人が好きで、人と関わりたいと思っているわたしがいます。

 

われながら、メンドクサイ性格だなーと思いながらも、彼らから元気をもらえたので、明日もまた、がんばろう。

 

それでは、みなさま、have a nice day

 

by ちびまる