空飛ぶちびまる (自由気ままに)

おひとり様女子のエッセイ

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めぐり合う不思議と奇跡 Gut feeling(第六感)を大事にしたい

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世界中の人たちと出会えるチャンスがある仕事

 

まぁ~るい地球のある地点(今は日本)で、今を生きているわたしは、時々、仕事の都合で、あちこちと、いろんな国や都市へ出かけ、そしてその度に、多くの国々の人たちと、いろんなところですれ違い、そして、さまざまな人たちと、時にはつながって、時に離れて、みたいなことを繰り返しながら日々仕事をしています。

 

地球という星に生まれて、定められた時間の中で生きるわたしたち、、、というと大げさに聞こえますが、普段は、人との巡り合せや、出会いなどに、それほど特別な想いを持たないわたし。

 

そんなわたしなのですが、この度、人と人の不思議な出会いとつながりについて、しみじみと考える機会がありました。

 

事件は先週末に起きました。

 

事件、というほどでもないのですが^^;

 

その事件とは、3.2億人ほどの住人がいるアメリカという大国の田舎まちに住んでいる人と、1億人弱の住人が住んでいる日本の大都会、東京というめっちゃ人口密度が高い都市に住んでいる人が、30年以上もの月日を超えて、再び出会える奇跡が起こりそう、ということです。

 

それも、わたしという、ふつーに生きている人間を介して。

 

すべての登場人物は、特に有名人ってわけでもなく、いたって普通の一般人

 

はなしは飛びますが、すごーく昔に、冷静と情熱のあいだという映画をみました。

 

実は、おそらく、その映画の舞台がフィレンツエで、その景色が素敵だったのをどこかで覚えていたから、わたしは、ずっとフィレンツエに惹かれていたのかもしれません。

 

フィレンツエの話しは、ちょっとおいておいて、この映画のストーリーは、ずっと思い続けた相手に10年越しで再会するラブストーリーです。

 

10年間、ひとりの誰かを思い続けて再会できるだけでも、たいそうなことなのに、今回わたしがご依頼を受けた方々の出会いは30年以上ですからね、奇跡を感じます

 

わたしのケースの場合は、ラブストーリーではないんですけどね^^

 

その30年越しの人探しの依頼をしてきたのは、1年半前に仕事で出会ったアメリカ人女性。

 

仕事仲間でもあり、友人でもある彼女から、なんとなく引き受けた人探し。

 

30年以上前に、連絡がつかなくなった日本人の男性を探してくれないかなと、頼まれました。

 

半ば、ムリかもしれないと思いながらも、できることはやってみよういう気持ちで引き受けました。

 

名前と卒業した大学名(米国)ぐらいしか、手掛かりはなかったのですが、ググって探してみると、「このひとかも?」と思う人をすぐ見つけられました。

 

関係してそうな組織の代表メールアドレスに1回メールを送信しただけで、意図もたやすく、その探し人が見つかり、たった2日間探しただけで、ご本人と連絡が取れるという、思ってもしないスピード展開

 

人って、こんな簡単に探せて見つけられちゃうの? というぐらい、すぐ見つかって、メールを打った翌日、ご本人から電話を頂き、あっさり、コンタクトがとれちゃいました。

 

「 1億人の中から、あなたを見つけました」と、なんとなく誇らしい気持ちになり、名探偵にでもなったような気分でしたが、たいした推理もなんもないまま、見つかっちゃったので、名探偵もなにもないのですが。

 

よくよく考えると、すごいビンゴ!、と我ながら感心。

 

人と人の不思議なご縁

 

人と人のご縁とは、それぞれ関係する人々の、

 

〇時間

〇場所

〇環境

〇状況

 

が right timing というか適切に、まるでジグソパズルのピースをひとつずつはめていくかのように、そのタイミングがピッタンコに合わなければ、起こらなかったかもしれない事象なのだから。

 

たとえば、わたしのタイミング。

 

わたしは、ずーっとオーストラリアで生きていました。

 

ちょうどわたしが会社をクビになって職探しをしていた時期に、今の会社がシドニーに進出を果たして、今の会社と出会うわけなのですが、2009年のある日、2つの選択に迫られました。

 

オーストラリアの永住権を捨てて帰国し本社勤務をするのか、それとも、オーストラリアに残って他の仕事を探すのか。

 

当時のわたしは、すでにシドニー在住11年目でしたから、完全帰国なんて、これっぽっちも考えてませんでしたが、その2つの選択に迫られた時に、なぜか不思議と、迷いもせずに、完全帰国、本社勤務、今の会社に残ることを選びました。

 

それもふたつ返事で!

 

電話で「本社にくる?」と聞かれて、

 

「はい、いきます」と即答。

 

たぶん、考えたのは3秒ぐらいです。

 

そして2009年に完全帰国。

 

それから、新規事業開拓の担当になったり、営業事務になったり、国内営業になったり、震災が起きて、内勤になって、あれよあれよといううちに、海外案件を担当するようになって、数年前に海外事業窓口を任されることになりました。

 

2009年帰国から、2018年の今までに、わたしも自分の人生の方向性や、生きる環境について、あれこれ迷って、悩んだ時期もありますが、今こうやって、まだ同じ環境を選んで生きているのもわたしの選択。

 

帰国して約9年間の月日が流れるなかで、彼女と出会ったのは、つい1年半前

 

わたしが海外事業の窓口になって、MBAを取得したこともあって、自分が考えた海外事業戦略プランを実行するために、海外既存代理店との積極的な関りをはじめたのも、3年前ぐらいから。

 

当時米国取引先の窓口だった方が退職されて、新しく、そのポストについたのが彼女

 

彼女もわたしと同じく、いろいろな紆余曲折があって、今の会社で、わたしと関わり合うポジションに就いています。

 

偶然、彼女とわたしのウマが合ったというのも、今回の人探しにつながっているわけで、普段、わたしは、それほど深く人と付き合ったりもしないし、こういったプライベートなお願いごとをされるのも稀だし、それを引き受けるのも稀。

 

そんなふたりが、right timing で出会って、仲良くなって、たまたま、わたしは今日本にいて、そして日本語も英語もできて、、、という、ひとつ、ひとつを考えると、偶然のような必然のような、不思議なご縁を感じます。

 

ひとつでも条件が欠ければ、今回の、人探しでビンゴ!という事象は起こらなかったはず。

 

それでもって、探し人のお相手も、一般人とは言え、それなりに社会的地位のあるお方であったからこそ、公の場に立つ機会も持っておられたお方でしたので、たまたま、それも25年前ぐらいの、えらいむかーしのニュースレターを、わたしがググって偶然見つけ、そして、たまたま、顔写真と名前が公の場に出ていたから、人物特定もできたわけで、そういうことをひとつひとつ考えると、ラッキーとしかいいようがない。

 

それも、その探し人!

 

結構なご高齢なのに、めっちゃ元気ハツラツ!^^

 

 世界人口76億人分の1と考えると・・・

  

国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター  JIRCASの情報によると、2017年に国連が発表した予測によると、2017年の世界人口は約76億人なんだそうです。

 

2017年6月21日に国連が発表した「世界人口予測2017年改定版」によると、毎年約8300万人の人口増により、現在76億人の世界人口は、2030年までに86億人、2050年に98億人、そして2100年には112億人に達すると予測されている。

国際連合「世界人口予測・2017年改訂版 [United Nations (2017). World Population Prospects: The 2017 Revision.]」概要 | 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター | JIRCAS より引用

 

76億人・・・。

 

どうも、数字が大きすぎて、その規模感が、あんまりピンとこない^^;

 

総務省統計局の情報によると、日本総人口は約1億3千万人

 

統計局ホームページ/人口推計(平成29年(2017年)8月確定値,平成30年(2018年)1月概算値) (2018年1月22日公表)

 

世界人口ってのは、まるまるっと日本59個分

 

うーん、イマイチ、どれぐらいってのが感じられないのですが、まぁ、いっぱいいる、っていうことでいいとして、76億人の中かなら、わたしが生きている間に出会える人数、そして、出会って、実際に少しでも時を一緒に過ごす人数って、どのぐらいなのだろう???

 

そう考えると、地球上の中で、どんな素敵な出会いが埋もれているのかと思うと、ワクワクしてきます

 

まだ、出会っていない誰かと、どこかで出会って、そしてつながる奇跡。

 

全ての事象は、もしかしたら、どう自分で選ぼうと、それがもともと組み込まれているプログラムで、どうあがいても、所詮、そうなる運命!逃げようがない!と考えるのか、それとも、その運命は自分の選択次第で、すでに準備されていたプログラムを軌道修正していけるのか、答えのないことを、たまに(ホントに稀に)考えてみたりもします。

 

でも、こんな答えの出ないこと、考えたってどうしようもないので、やっぱり、頭で考えるより、自分の内臓感覚 gut feeling (第六感)で、自分の道を選ぶのがやっぱりいいかもしれない、と思います。

 

人間のfeelingって、どんなに文明が進んでも、それだけは、自分以外はわからないことであると思うし、そうあってほしいなと思います。

 

feeling、大事にしたいです^^

 

byちびまる