抱負を決める
2021年がはじまりましたね。
トシオンナ(丑うし年生まれ)のわたし。
トシオンナだから何というわけでもないのですが、、、
綺麗な初日の出も拝めたこともあり、何か今年は、今までとは違う観点で、抱負を考えてみようと思って、考えてみました。
今までは、
〇kg痩せる!
〇早起きする!
など、なかなか実現しない目標を掲げてましたが、
今年は、もっと根本的なところに目を向けて、抱負を考えてみました。
抱負という言葉を聞くと、何か大それた目標やゴール、志などの印象を持ってしまいがちですが、抱負という言葉の意味を調べてみると、
「心の中で温めている計画や決意」
とありました。
わたしには、これといって、ただいま、心に抱く、大きな夢や野望などは湧き上がってこないのですが、毎年、新年を迎えると、何かこう、背筋をピンとしなくちゃ、という気にはなります。
昨年よりも、自分の存在に対して、もっと誇らしい気持ちになるためには、何か新しい心がけが必要かなと思いまして、自分なりに考えて決めてみました。
3つの「ちょう」
2021年のわたしは、3つの「ちょう」を心がけて、新しい自分と出会いたいなと。
尊重(そんちょう)
優先順位No.1は、「尊重」です。
英語でいうと、Respect(リスペクト)
尊重とは、
「尊いものとして、重んじること」
わたしは自分の意見や主張を強く持っている人間です。
目の前にいる相手と意見が合わない時は、自分の主張を伝えて、相手に受け入れてもらいたい願望が全面に出てしまう。
自分にとって、譲れない大切な価値観は、譲る必要はないけれど、日常生活の中で、周囲とぶつかる話のテーマのほとんどは、なんとか譲り合えるもの。
それなのに、自分と違うというだけで、受け入れるよりも、受け入れてもらいたいという気持ちが先に立ってしまうから、しょーもないことでも、意地を張ってしまって譲れない。
自分以外の対象物、たとえば、
〇人
〇もの
〇環境
に対して、
まずは、自分の考えや気持ちを、そっと、自分の隣におく、もしくは、引き出しに閉まって、自分以外の目の前の人、もの、環境と向き合って、理解しようとする心がけを持とうと。
自分以外の対象物を理解し、大切に思う努力をする。
明らかに自分の価値観と真っ向反対の対象物に関しては、まずは、一旦受け止めてみる。
受け止めてみて、受け入れるかどうかは、あとは、自分で決めればよいかなと。
傾聴(けいちょう)
尊重につながる、次の”ちょう”は、「傾聴」
傾聴とは、
相手の気持ちに寄り添って、注意深く共感的に「聴く」こと。
英語では、Active Listening
自己主張が強いと、自分ばかりが話しがちで、相手の話を聴くことを忘れてしまいます。
口はひとつ
耳はふたつ
の意味を意識して、相手が考えていること、相手の気持ちをまずは理解する努力が必要かなと。
わたしは、せっかちで、短気なほうなので、相手が話している途中で、話を遮ってしまうことも多々あります。
話を途中で遮られるほど、感じの悪い、イラっとすることはないと自分がよく知っているのに、やってしまうのです。
相手の気持ちへの配慮が欠如している証拠。
相手の心に耳を傾ける、心がけたいものです。
協調(きょうちょう)
3つ目のちょうは、「協調」
協調とは、
考える方向性が違う者同士が協力し合うこと。
尊重し、傾聴することができれば、おのずと協調できるのではないかと。
自分自身の気持ちにばかり意識がいってしまうと、
尊重も、傾聴も、協調もできなくなる。
考え方というのは、
〇立場
〇利害関係
〇価値観
〇物の見方
によって異なり、その背景により、考える方向性も違ってくるのは当然のこと。
「考え方が違って当然」という大前提のもと、違う考え方をまずは受け止める。
そして消化(理解)する努力をして、受け入れるまで到達できなかったとしても、どのぐらいまで、歩み寄りができるのかを考えることはできます。
また、議論の的を大局的に考えた時に、目的達成のために、「一番有利と考えられる視点」を最優先にすることで、心に余裕を持つことができるかもしれない。
そうすることで、目的に向かって、心を合わ努力する(すなわち、協力する)ことが可能になるのではないかと思います。
抱負の背景
今年のわたしの抱負、「3つのちょう」の背景には、
自分ひとりでは、大きなことは成し遂げられない
という考えがあります。
わたし自身、これまでは、自分がやりたいこと、成し遂げたいことを、自身の努力と周囲の協力でなんとかやってこれたと思っています。
わたしがこれまで、やりたかったこと、成し遂げたかったことは、今思えば、大したことではなく、ある程度の過程を踏めば達成できること。
これから、わたしが成し遂げたいことは、まだ明確には、自分でもわかっていないところがあるのだけれど、自分の力だけでは限界があると感じています。
それには、まわりの人の力がより一層必要になってきます。
そう考えると、自分の考えや意見を通すことを最優先にするのではなく、まずは、自分にはない考え、物の見方、価値観などを受け止めて、理解する努力をするという作業が欠かせないのではないかと、最近、感じ始めています。
頭ではわかっていても、なかなか、習慣は変えられないから、そう簡単にはいかないだろうけど、心がけることで、一歩前進できるかもしれない。
今までできなかったこと(他を認めて受け止める、受け入れること)ができるようになった暁には、今まで自分が見たことのない世界が広がっているかもしれない。
そう思えば、新しいドアを開けるまでの試練と考えることができます。
新しい自分の側面に出会える年になりますように。
それでは、みなさまにとっても、素晴らしい一年となりますよう。
by ちびまる