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コミュニケーション能力が高い人とは
(1) 相手の意図を的確に汲み取れる能力がある人。
(2) 相手が理解できるように、適確に情報伝達をできる人。
(3) 相手を巻込み惹きつけることができる人
口は1つ、耳は2つ。
自分が話すよりも、相手の話にまずは耳を傾けられる人。
相手から共感、信頼、安心、興味などをられる人。
優れたリーダーは、コミュニケーション能力が高いからこそ、周囲を巻込む力があるのだと思います。
コミュニケーション能力が高いほうだと思っていた
わたしは、ずっと、自分は、コミュニケーション能力が高い方であると、大きな勘違いをしていました。
それは、なぜなら、
〇どんな相手とも臆さず話ができる
〇自ら話題をつくって、話も続かせることができる
〇話をしようと思えばいくらでもできる
そして、
〇報・連・相もできる
〇議論展開もできる
〇自身の意見を伝えられる
だから、コミュニケーション能力が高いほうであると、勝手に思い込んでいました。
でも、今の自分の状況をよく考えてみると、わたしは周囲の人を吸引する力が乏しい。
強引に、了承を得て、ものごとを進めてしまう力はあるけれど、それは、相手がわたしの意見に譲歩してくれているだけであって、決して、巻込む力ではないと思う。
もし、わたしが周囲の人々を巻込む力があったのならば、わたしはもっと、そういう風に感じられるはず。
今のところ、それほど、まわりが自分についてきてくれているとは感じられない。
それが今のわたしの実力なのです。
上に立つものとして、これではダメだと思うから、なんとかしたい。
コミュニケーション能力が高い人になりたい
では、今のわたしは、どうしたら良いのか。
きっと、わたしに一番足りないものは、周りの人たちの気持ちや立場を想像する力。
自分のことばかりで、周囲の人々への関心の薄さがわたしの欠点。
どこかで、「わたしには関係のないこと」と思っている自分がいて、その無意識の気持ちが、わたしのコミュニケーション能力に表れているのだと思う。
もともと、「しがらみ」とは無関係な世界で生きていたいと思うほうなので、まわりの人々から一定の距離を持って生きていたいと思う性質。
そもそも、わたしは上に立つ資質がある人間なのか、ということもあるのだけれど、上に立つ人間になりたいと自分が思っている以上、努力をしなければならない。
具体的な策
相手の話を聴く
自分の意見を言う前に、まずは相手の話を聴く姿勢を持つ努力をしよう。
わたしは、自身の気持ち、考えははっきり持つタイプなので、瞬時に自分の考えを言えてしまうほう。
そして、自分でも驚くほどに細かいところもあって、かくかくしかじかと、長々と説明をしてしまいがち。
まずは、その自分の性質を理解し、自分が発する前に、相手の考えを聴くこと。
これを心構えとしよう。
相手の話を遮らない
わたしはせっかちなほうなので、相手が言わんとしていることを先回りして要約してしまいがち。
すでに「こういうこと」と、概ねわかっていることを、忍耐強く、話を聞いていられないという欠点があります。
だから、相手の長引く話に耐え切れず、話を途中で遮ってしまう傾向があります。
この癖を治すのは容易ではありませんが、遮られたほうは、気分が悪いもの。
イライラし始めたら、「ここで話を遮ったら、相手はどんな気持ちになるだろう」と、まずは考える癖をつけて、自分がされたら嫌なことであると気がつける努力をしよう。
尋問をしない
無口な人、あまり意見や考えを発しない相手に対して、無理やり意見や考えを言わせようとすることをやめよう。
相手があまり話をしない=
〇わたしとの話に興味がない
〇考えが本当に何もない
〇拒否している
などが考えられるため、関係が構築されていない中、無理やり、気持ちや考えを引き出すための質問(尋問)はせずに、まずは、どうすれば関係を構築できるかを焦らず考えよう。
一歩引く我慢。
わたしは、我が強いし、よくしゃべるし、前のめりで相手に迫る傾向にあるので、下手すると、相手にとっては「圧が強すぎる」可能性があります。
ぐいぐい来る相手が苦手な人にとっては、迷惑になりかねない。
相手の表情、ボディーランゲージ、雰囲気、言葉などから、あまり快く感じていないと察することができれば、すぐに一歩引くようにしよう。
声をかけやすくする
相手が自分に声をかけやすい雰囲気を作る努力をしよう。
話しやすい雰囲気を作り、なるべく相手が心地よく、言葉を発することができるような環境をつくるようにしよう。
それには、相手をよく観察することが大事。
しゃべり過ぎない
ついつい、やってしまう悪い癖。
自分のことをペラペラと話し過ぎること。
特に相手があまりしゃべらないタイプだったりすると、つい、間を持たせようとして、自分のことを話題に上げてしまいがち。
相手にとっては、興味のない話である可能性が高いということを肝に銘じよう。
相手を信頼する
信頼してもらうには、まずは自分が相手を信頼しなければならない。
細かいことを、自分のやり方で相手に押し付けないようにしよう。
相手には相手のやり方があり、考えがあるということを、まずは尊重するように努力をしよう。
もし、どうしても、何か自分の嗜好に合うようにお願いしたい場合は、押し付けることなく、「こういう感じにしてもらうことは可能でしょうか」と、スタッフに対しても、お伺いを立てる姿勢で接しよう。
信頼されなければ巻込めない
周囲を巻込むには、周囲に信頼されなければならない。
信頼は、うわべだけでは作れない。
わたしに必要なのは、まずは、周囲に信頼され、「力になりたい」と、思ってもらえる徳を積むこと。
それができなければ、人を巻込めない。
人を巻込めなければ、大きな仕事なんて成し遂げられない。
力不足を感じる日々
組織において、管理職に就いて、良い仕事をしていくためには、周囲のスタッフの快い協力を得ることは必須条件。
わたしはこれまで、自分がよければ、それでよかった。
そして、自分で仕事をこなせば、それでよかった。
でも、自分ひとりが仕事をこなせたところで、成し遂げられることは少ない。
できる限りのタスクを周囲のスタッフに分担してやっていただき、なるべく高いレベルのアウトプットをしてもらえるようになってもらえるように環境を整えないと。
それには、1人1人のスタッフが、自身の頭で考え、行動し、チームの一員として責任もってタスクをこなしてもらう必要があり、わたしは、その舵取りを担える人材に成長しなければなりません。
周りを巻込むのは、面倒なこともたくさんあるから、今までは避けて通ってきたけれど、そろそろ、次のステップに成長しなければならない時。
一筋縄にはいかないけれど、できることからやってみよう。
それでは、みなさま have a nice day
by ちびまる