空飛ぶちびまる (自由気ままに)

おひとり様女子のエッセイ

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海外ひとり旅 楽しめる人、そうでない人の違い

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わたしは基本、海外に1人で出かけることが多いです。

主に出張が多いのですが、必ず遊びに出かける時間を設けます。

ひとりでも、遊びに出かけます。

同僚が一緒の時は、一緒に遊びに出かけます。

基本、ひとりでも、誰かと一緒でも、どちらも楽しめます。

わたしは基本、とても寂しがり屋で、それでいて、煩わしい人づきあいが苦手、というかメンドウクサイと思ってしまうタイプで、しがらみなんぞ、できることなら無縁でいたいと思っている人間です。

かといって人が嫌いかというと、そうでもなく、どちらかというと好き

でも、どんな人でも好きかと聞かれれば、嫌いな人、苦手な人も、もちろんいるわけで、ケミカル的に合わない人からは、できる限り遠いところで生きていたい

大好きな人とはずっと仲良しで一緒にいたいけど、スープの冷めない距離でいたい。

ずーっとべったり、いつも同じ人と一緒の時間を過ごすというのは苦手です。

仕事だったら、それなりに社交的に振舞えるし、また人と話すのも好きなんだけど、基本的には、パーティなど多くの人が集まるような場は苦手で、好きではないです。

要するに、一言でいうと、わたしはとってもワガママな猫タイプなんです。

群れることが苦手、でも、たまには誰かに構ってほしいのです。

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ひとりの時間を気ままに過ごすのが好きだけど、たまには誰かと関わりたい、でも、誰ともかかわらなかったとしても、「まぁ、いっか」と思えるタイプで、まわりの目線よりも、自分の欲求に従って生きていたいのです。

たぶん、わたしみたいな勝手に生きているタイプの人は、海外ひとり旅を楽しめると思います。

なんでそう思うかというと、実際に、海外にひとりで出張に行っても、ひとり個人旅をしても、その時間が楽しいからです。

異国の地の空気を吸うというのは、わたしにとっては楽しいアクテイビティ。

 孤独(ひとり)と寂しさは似て非なるもの

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寂しい響きに聞こえるかもしれませんが、人は基本孤独な生き物であるとわたしは考えています。

だからといって、たったひとりで生きていけるわけではありません。

周りに関わる人がいるからこそ、人は人間らしく生きていけるわけで、人と関わって生きているからこそ、煩わしいことがあっても、その分幸せや感動、いろんな感情が入り混じり、色鮮やかな豊かな人生を歩めるものだと思います。

人との関わり方や距離感、関わる頻度、関わる深さなどは、人それぞれ上手く調節しながら、さまざまな選択をして、社会の中で生きている訳なんですが、恋人もいない、結婚もしてない、子供もいない、ひとりでいる人=寂しい人」と見る人たちがいますがいます。

でも、寂しいかどうかは、その人次第であり、たとえ世間的には独り身だったとしても、実際のところ本人は、「特に寂しくはない」という場合もあります。

ひとりでいようが、誰かと一緒にいようが、寂しい人は寂しいし、寂しくないひとは寂しくないのではないでしょうか。

寂しいか、寂しくないかは、その人の心の状態であって、物理的な状態ではないと思います。

孤独(ひとり)と寂しさは、似ているようで違うと思います。

物理的に孤独(ひとり)であっても、心が満たされていれば、孤独(ひとり)さを楽しむことができます。また、誰かと時間をシェアすることができれば、それはそれで、また楽しいものです。

おひとり様行動が得意な人と苦手な人

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わたしは、おひとり様行動を自然にやってしまうタイプです。

基本、行きたいところがあるなら、どこでも一人で行ってしまいます。

今となっては、「おひとり様向けのサービス」が、いろいろ出てきましたが、「おひとり様」と世間で言われるようになったのはつい最近のことであり、数年前までは、常識的に!?一人でご飯を外で食べてる女性というのは稀だったかもしれません。

当時、わたしがまだ20代半ばだったころ、ランチタイムに、レストランに1人でお昼ご飯を食べに行ったら、同僚にえらく驚かれたことがあります。

なんで、また一人でなんか行ったのぉ?と聞かれた私は、その質問の意図がよくわからず、わたしとしては、そこのレストランに食べたいものがあったから行っただけであり、特別な理由はそれ以外何もありませんでした

わたしは、ラーメンが食べたければ、ひとりでもラーメン屋に入るし、牛丼が食べたければ、ひとりで吉野家だって入りますし、お寿司が食べたくなったら、ひとりで回転寿司屋にも躊躇なく入ります。

歌いたくなったら、ひとりでカラオケ、映画がみたくなったら、ひとりで映画館、半日時間を余して、ひとりでディズニーランドにも行きました

思い立ったら、すぐに行きたい、見たい、食べたい、遊びたいので、誰ともアポイントがとれない(取る気もない)=だからひとりで動く、おひとり様行動をするのです。

こんなの、しょっちゅうです。

結局、おひとり様行動に抵抗がない人は、その時に自分が何かをやりたいと思ったら、すぐ行動に移さずにはいられない性質の人、なんだと思います。

一方で、おひとり様行動が苦手な人は、おそらく(私の憶測)、自分の欲求を満たしたい欲よりも、周りからどう自分が見られるのか、どう思われるのだろうかと、欲求を満たすよりも、周りの目が気になるのだと思います。

「ひとりでご飯を食べてる=寂しい人と見られる、それが嫌。」と思っている人は、ひとりでご飯を食べている人を、自分自身も、そういった目で見ているのではないかと思います。

感覚の差、なんだと思います。

当然のことかもしれませんが、海外、国内に関わらず、基本的に、おひとり様行動に抵抗がある人は、ひとり旅は楽しめないと思います。

旅先で、その場限りの出会いを楽しむ

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わたしは、人づきあいは苦手ですが、旅先では、誰でも気軽に声をかけます

空港でチェックインカウンターに並んでいる間、バスを待っている間、電車のチケットの買い方がわからない時に近くにいた人や、お土産屋の店主、タクシードライバー、観光地で一緒になった人、レストランで偶然隣の席に座った人等々、ちょっとした会話から軽く一時間、長い時だと2~3時間一緒に居て、いろんな話をします。

旅先では、いろんな国々の旅人とも出会えるので、彼らの国の話し、日本に来たことがある人なら日本の話し、旅先の話し、仕事の話し、家族の話し、夢の話し、面白かった話など、いろんな話題が飛び交うので、面白いです

ひとり旅の醍醐味は、旅先で出会った人といろんな話ができ、楽しい時間を過ごせることです。

もしも、友達、家族、恋人、仲間グループなど、知っている人と一緒に旅に出かけたら、基本、一緒にいる人達だけでの会話に終始し、旅先で見知らぬ旅人と話す機会なんて、たぶんないです。

こういった、その時だけの出会いや会話を楽しめるかどうかで、ひとり旅の楽しさの度合は変わってきます。

ひとりじゃ寂しいけど、だからといって、知らない人とは話したくない、という人には、ひとり旅は向かないかな、と思います。

現地の言葉で明るく挨拶する

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英語ができないから、誰とも話せない、楽しめない、という人が多いかと思います。

その気持ちは、とっても良くわかります。

だって、わたしにも、全然、英語がしゃべれない、聞き取れない時代があったから。

でも、笑顔でHello, Ciao, Ola, Thank you, Grazeとにかく、こんにちは! ありがとう! と声をかければ、たいてい笑顔で挨拶が返ってきます

これができるかできないかで、旅先での楽しさは違ってきます。

シャイな人も、勇気を振り絞って、大きな声で、挨拶すれば、自信につながりますし、なんとなく、その土地に馴染むことができます

それと、言葉がしゃべれなくても、ボディランゲージの威力の大きさを忘れてはいけません。

自分が親切に笑顔で接すれば、笑顔と親切が返ってきます

片言の英語で十分、旅は楽しめるし、異国の地で旅人と心を交わすことができます。

その土地の空気を五感で楽しむ

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ひとり旅をするときは、誰ともしゃべらない時間も多くあります。

これをつまらないと思うか、楽しいと思うかは、その人次第。

わたしは、できる限り、その土地や街の空気を肌で感じることを楽しみたいので、誰ともしゃべらなくても、その静かな時間を楽しむことができます。

おしゃべりに夢中になっていると、ちょっとしたことに気がつくことができないので、素敵な瞬間を見逃してしまったり、良くも悪くも、その街の香りを感じることに鈍感になります。

わたしは、異国の地に訪ねた時は、街歩きをたくさんします

多い時で、一日2万歩以上歩く時もあります。

自分の足で歩く理由は、その街の普通の顔を見たいからです。

生活の匂い、その街の住人の顔、きれいな風景も、荒んだ場所も、自分で歩いてみないと見えてこない街の風景や匂いや風があります。

観光地は観光客でいっぱいで、本来のその観光地の素晴らしさを肌では感じにくいものがありますが、なんでもない街の道を歩けば、その街らしさを垣間見ることができます。

そんな気持ちで街歩きをしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

わたしには、今まで訪れた街の中に、自分なりのとっておきの場所があります。

それはたいていの場合、観光客がほとんどいない、その街の風を感じることができる場所です。

そういう場所でひとり、街の風景を眺めたり、いろんな街の音を聞いたり、風を感じたり、香りを嗅いだり、美しい風景をみたりするのが、わたしはとっても好きなんです。

孤独(ひとり)だけど、旅先で感じるいろいろなことで、心が満たされ、幸せな気持ちになれる人は、ひとり旅を存分に楽しめると思います。

一方で、誰かと、その気持ちや感動をシェアすることができないと寂しいし、その時間自体を楽しめないという人は、ひとり旅は向いていないと言えるでしょう。

ひとり旅でも、ふたり旅でも、グループ旅でも、その人に合った、旅の楽しみ方があると思うので、形式にこだわる必要はぜんぜんないし、自分が幸せを感じるスタイルを楽しめばよいと思います。

by ちびまる