はじめてのサンフランシスコ出張
この度、はじめてサンフランシスコへ出張にでかけました。
サンフランシスコと言えば、日本人にも人気の旅先という印象です。
サンディエゴでの展示会の仕事の合間に1週間時間ができたので、西海岸のバイオクラスタ―地域の1つであるサンフランシスコ~シリコンバレー周辺の顧客まわりと、大学構内でのライフバイオサイエンスの展示会を1つ予定にいれました。
サンディエゴにて展示会をひとつ終え、サンフランシスコには飛行機で向かいました。
サンディエゴからサンフランシスコまでは、飛行機で約1時間です。
サンフランシスコ国際空港からレンタカーを借りて、顧客回りをしました。
レンタカーを借りて・・・と言っても、運転手はわたしじゃないですけどね^^
サンフランシスコやシリコンバレー周辺では、車を運転できないと、顧客回りはちょっと難しそうです。
サンフランシスコ中心地に泊まる
サンフランシスコ国際空港からダウンタウンまでは車で40~1時間ほどですが、ユニオンスクエア周辺はショッピングセンターやホテルが立ち並ぶ騒がしい場所です。
今回お世話になった宿はユニオンスクエアど真ん中のChancellor Hotel on Union Squareというホテルです。
Chancellor Hotel on Union Squareに泊まる
通常、宿泊先は自分で決めるのですが、今回は時間がタイトだったこともあり、今回の宿は、米国代理店営業に任せ予約をしていただきました。
Chancellor Hotel on Union Squareは、ユニオンスクエアど真ん中にあり、若干古いホテルですが、ホテルのスタッフも親切で、3泊4日のビジネスユースには、十分快適な設備でした。
ホテルの値段
3泊お世話になったのですが、素泊まり税込みで511USD (1泊あたり:170USD)でした。
ダウンタウンで、それも物価の高いサンフランシスコで1泊170USDというのはリーズナブルと思います。
サンディエゴのダウンタウンは、1泊300 ~500USD(税別)がざらですので、それを考えると立地やホテルの質を考えると割安です。
ホテルの立地
Chancellor Hotel on Union Squareは、ユニオンスクエアまで徒歩1分の場所です。
ユニオンスクエアの周辺は、ブランド品店や大きなデーパート、そして飲食店がたくさんありますので、お買い物好きな人には便利な場所です。
わたし自身は、どちらかというとお買い物が苦手、ウインドーショッピングができないタイプ。
一般的な女子力がガクッと欠落しているため、特別に胸が高鳴ることもなく、なんとも味気ない仕事一色の滞在となりました。
ホテルのすぐ隣にはドラッグストアがあり、お水や朝ご飯用のマフィン、バナナ、サラダ、エナジーバーなどの調達ができ便利です。
夜間になるとホームレスの人々が物乞いにて、うろうろしてますが、ほっておけば特別な害はありませんので、それほど物騒というほどの雰囲気ではありません。
ホテルの雰囲気
Chancellor Hotel on Union Squareは、ビジネス街のビジネスホテル的な雰囲気を持ったホテルで、特別可もなく不可もなくというホテルです。
ホテル受付ロビーは昔ながらの落ち着いたインテリアでホテルスタッフも感じが良く、困ったことは快く助けてくれます。
ホテルの客室
それほど広いわけではないですが、ビジネスユースには十分な広さで、お部屋も清潔です。
ネット環境も良好
インターネットの接続も高速で快適でしたし、接続時の手続きも簡単でした。
デスクランプ付近には、電源差し込みが2つあります。
パソコンの電源と携帯電話の電源を同時にデスク上で差し込めるのは便利。
ちょっとしたことですが、こういった利便性は出張者には嬉しいことです。
バスタブあり(on request)
今回の出張でラッキーだったのは、すべての滞在においてバスタブがあり、入浴をゆっくり楽しむことができ、体を休めることができました。
海外のホテルではバスタブがなくシャワーだけの部屋も多いので、必ずバスタブ付きのお部屋を事前にリクエストしておきます。
リクエストをしていてもノーレス、シャワーのみということもざらにありますが、ダメもとでリクエストをしておき、なるべく事前に確約してもらうと安心ですね。
バスタブはとても大きく、152cmの小さなわたしの体では、端から端まで届かず・・・。
お湯のでもよいので、いつでも、何度でも温かいお風呂に入れるというのはありがたいです。
アメニティも充実
アメニティーもシャンプー、コンデイショナー、石鹸、ボデイークリームなど充実しており、アメニティーの質も香りもそこそこGoodです。
ヨーロッパのホテルの場合は、シャンプー、コンディショナーが揃っていない場合も多いのです。
そして、シャンプーがあったとしても、髪がけっこうきしんでしまったり、あまり質が良くない場合もあります。
普通に快適に髪を洗ってさっぱりできて、不具合がないというのはありがたいです。
また、子供連れのご家族向けに、お風呂で遊ぶアヒルもおりました。
もちろん、わたしには不要ですが、なんとなく心が和みました^^
セキュリティ―Boxあり
セキュリティBoxもありましたので、日本円やお財布などはセキュリティBoxの中に保管しておきました。
セキュリティ―Boxがあるというのは、海外出張者にとっては結構重要な要素です。
セキュリティBoxがあれば、とりあえず現地で使わない、大事なものを全て入れておけるので安心感があります。
ベッドの快適さ
ベッドの固さや枕の高さも快適でした。
欧米人向けなのか、ベッドの高さがとても高いのです。
背が低いわたしは、毎回ベッドの上によじ登る感じで、ちょっと大変でした。
それも、サンフランシスコでは胃腸の調子を崩してしまい、トイレとベッドの往復・・・という時に、すぐにごろんと横になれない高さは致命的でした。
しょうがないので、床に転がって、腹痛の波が過ぎ去るのをじっと待つという、なんとも寂しい感じで夜を過ごしました。
写真ではわかりずらいのですが、ベッドの高さがデスクの高さと同じです。
2m近い米国代理店の営業マンでさえ、『ベッドの高さは確かにちょっと高いね』と言っていたので、1.5mしかないわたしにとっては、とても高く感じました。
静寂さ
残念ながら、滞在中ずっと朝から晩までご近所ホテルの従業員のストライキで、騒音がひどかったです。
One Job is Enough!
というプラカードを持ち、賃上げのストライキです。
『本来は1つの仕事で十分でしょ、何になぜ私たちは、1つの仕事だけじゃ生活できず、他にも仕事をしなくちゃなんないのよ、ふざけんなーっ!もっと給料あげろっ!』
という訴えです。
現地の人の話では、お部屋清掃の仕事では、ひどいところで1時間の時給が2~3ドルというところもあり、チップがなければ食べていけないのだそうです。
チップといっても、全室にてまじめに支払う客ばかりとも限らず、米国人でさえ『あ、忘れた』とか、『1日1ドルもあげない』という人もいます。
わたしは一応、滞在日数分を1日1ドルを枕に置いておき、最終日のチェックアウトも1ドル置いていくようにしています。
なんとなくですが、毎日、毎日、部屋の清掃ばかりで、誰からも『ありがとう』という声もかけらなかったら、正直やってられないだろうし、寂しいだろうと思うのです。
だから、最終日には、メモ書きで、『とても快適でした、どうもありがとう』というメッセージと共に1ドル置いていきます。
もちろん、清掃に問題があったり、不具合があればチップなど置いていかないですが、よっぽどのことがない限り、チップを心づけとして置いていきます。
今回のストライキは世界的にも高級ホテルとして有名な2ホテルです。
高級ホテルだからといって、従業員の質、そしてモチベーションが高いとは限らず、こういった不満を爆発させるほどの待遇の悪さなどを目の当たりにすると、やはり部屋の中に貴重品は置いておけないと痛感します。
ダウンタウンの滞在は、食事などに便利ではありますが、騒音トラブルはありますね。
朝7時から夜10時までノンストップで、バケツの底を棒でたたき、笛を鳴らして叫び続ける低所得者層の従業員。
これには正直参りました。
幸い22時にはピタッとやめて退散してくれるので深夜に騒音で悩まされることはありませんでしたが、同じリズムで同じ音、それも不快な音を延々と聞き続けるというのは、とてつもないストレスになります。
日本では考えられない迷惑極まりないストライキです。
自由な国米国では、こういった騒音トラブルがあっても表現の自由が許されるのか、警察も出てこないし完全放置状態。
周辺ホテルに偶然滞在せざるを得ない観光客は不運としか言いようがないです。
毎回、仕事を終えてホテルに戻ってくるたび、『あー、まだやってるよー、Oh No-...』と嘆きたくもなります。
22時過ぎの静けさを考えると、通常であれば、ダウンタウンのど真ん中であっても、それほどうるさくなく、平和な睡眠タイムを過ごせるかと思います。
エレベーターで偶然乗り合わせた、同ホテルにお泊りのお年を召されたおばあちゃまに、『騒音ひどいですよね』と声をかけたところ、『良いお天気で最高ね~♪』との回答。。。
耳が遠いことで、恵まれる場合もあるんですね^^;
食事は自分で調達
お隣のドラッグストアでサラダやマフィン、エナジーバー、バナナやヨーグルトなど、適当なものを調達できるので、朝ご飯はサラダとヨーグルトで済ませました。
海外出張は外食続きで胃腸への負担も大きいので、朝ご飯などで調整するのも良いかと思います。
サンフランシスコ、今回は仕事づくめで、あまり街の雰囲気を感じる機会は少なく残念でしたが、サンフランシスコ周辺には既存顧客が多いので、また来ることになりそうです。
その際は、もう少し、街の雰囲気を楽しみたいです。
では、みなさまhave a nice day
by ちびまる