- 体調不良は突然に
- 深夜に襲う腹部の激痛
- 海外で救急車を呼ぶ
- 真夜中の救急病院
- 真夜中の病院は物騒
- 会計は分厚い契約書にサイン
- 請求書は突然に・・・
- 損保ジャパン日本興亜をすすめる理由
- 『神対応』ザッポスを思い出す
画像:photoACクリエイターガイムさん
今回、はじめて海外出張中に、えっらく、しんどい体調不良に見舞われました。
その際に、大変お世話になった保険会社さんが、損保ジャパン日本興亜の
新・海外旅行保険off!です。
今回の損保ジャパン日本興亜さんの対応で、すっかりファンになりました。
ファンになった理由としては、
〇緊急事態のスピード対応!
〇サクッと支払完了!
〇数歩先のホスピタリティ!
この3つです。
今後もわたしは、損保ジャパン日本興亜の海外旅行保険に加入します。
なぜなら、安心して海外に出張できるからです。
何かあっても安心サポート。
頼もしい存在です。
この度、海外で予期せぬ、突発的な体調不良で、病院に担ぎ込まれた時の体験談です。
海外で、夜間病院に救急搬送される経験というのは、なかなかないものです。
もう二度と経験したくはないですが、何事も経験と思っています。
誰でも、異国の地で具合が悪くなるというのは心細いし、心配だし、不安です。
海外出張の際には、毎回ネットで簡単に申し込める損害保険ジャパン日本興亜の海外旅行保険に加入していましたので、今回も合計17日間の日程で約1万円の海外旅行保険に加入していました。
実際に、海外で事故や病気になって初めて実感する、海外旅行保険に加入する重要性、そして、迅速に適切に処理してくださる保険会社の存在のありがたさ。
身に沁みました。
この度、損保ジャパン日本興亜さんの素晴らしいホスピタリティ、そしてプロフェッショナルな対応に大変助けられましたのでご紹介します。
わたしの経験が、誰かのお役に立てれば幸いです。
体調不良は突然に
病気の辛さは、病気になったその時に、初めて思い知ります。
日本にいる時でさえ、体のどこかに不具合がでれば、ものすごく心細いのに、ましてや異国の地、それも真夜中に!?海外で体調が悪くなることほど、辛いものはありません。
特にわたしは、痛みに弱く体調が悪くなると、めっきり弱気になってしまいます。
具合が悪くて、弱っている時に、お金の心配はしたくはありません。
過去3年間、年に5~6回は海外各地に出張に出かけるわたしは、体力には自信がありましたが、年でしょうか、完全に過信でした。
最近、海外出張に出かける度に、胃痛や腹痛・下痢などの症状に悩まされています。
わたしは欧米の出張が多く、常に長距離フライト、日本時間とは完全に真逆のタイムゾーンで仕事をしています。
日本時間の真夜中に、顧客や取引先との会食にて、お酒はガッツリ飲むわ、お肉もガッツリ食べるわ、よくよく考えると、胃腸への負担は計り知れないものがあります。
今年は、コペンハーゲンで体調不良、米国シカゴでも体調不良(結構ひどい)。
そして最後に長丁場のUSA西海岸の出張では、今までで最悪の体調不良でした。
吐き気と共に襲う下腹部の激痛、尋常ではない冷や汗(ボタボタ)、止まらない水下痢、終いには、過呼吸に体が震ええるなど、病院で治療を受ける事態に陥りました。
いずれのケースも突然やってくる体調不良でした。
全ては胃腸のトラブル。。。
月一ペースで海外に出て、西に東に飛びまくり、日本においても残業続きで忙殺され、わたしの体は完全に悲鳴を上げてしまったようです。
わたしのお腹は完全に壊れました^^;
わたしは仕事が大好きですし、普段はあまりストレスも感じないほうなのですが、気がつかないうちに身体が疲弊してしまっていたようです。
体には気をつけていたつもりですが、もともと胃腸があまり強くないわたしのお腹は、完全に狂いまくりで、食べ物をまともに消化できなかったようです。
また、海外出張中は、普段食べ慣れない食べ物を口にし、それもいつもより食べる量も多くなりがちです。
わたしはもともと素朴な食べ物をちょこっとずつ食べるのが心地良く、1プレートにドッカーンと大盛で乗ってくる食べ物は見ただけでお腹いっぱい、食べるのが苦手です。
おそらく、具合が悪くなった夜に食したウサギの肉のグリーンカレーが最後の引き金になったのではないかと^^;
獣の肉は、止めておいたほうが無難です汗
美味しかったんですけどねぇ。
深夜に襲う腹部の激痛
サンディエゴで一つの学会展示の仕事を終え、サンフランシスコに移動した2日目の夜、晩御飯を食べて帰るところまでは元気だったんです。
悲劇の始まりは、食後3時間後。
急に胃の調子が悪くなり(むかむかと吐き気)、突然の水下痢の連発、そして冷や汗がボタボタ滴り落ちるほどの激痛が下腹部に走りました。
胃部の不快感に加え、下腹部に激痛が走るという、ダブルパンチ状態。
何度トイレに駆け込んだかわからないぐらい。
終いにはトイレットペーパーの在庫まで心配になるほど。。。
こういう時に限って、ベッドの寝心地が悪いというか、異常にベッドの高さが高く、小柄なわたしは、『よいしょ』とベッドによじ登る感じ。
何度もトイレとベッドを行ったり来たりをするには、恐ろしく不都合過ぎるベッドの高さ。
ベッドに上がるのもしんどいため、お腹を抱えて、くの字に丸まって床に転がってました。
次第に呼吸が乱れ過呼吸気味になり、体が震えだし、尋常じゃない汗でTシャツはびっしょり、おさまらない下腹部の激痛に恐怖を覚え、米国代理店営業マンの携帯を鳴らしSOS!!!
時は夜中の零時半。
携帯電話を電源オフしていたのでしょう。
何度かけても出てくれません泣凹
そりゃそうだよね。。。
幸い、彼の部屋の番号を聞いていたので、藁をもすがる思いで、慣れないホテルの固定電話で彼の部屋番号をダイヤルしましたが、それでも、なかなか出ません。
こういう時に限って、ホテルの固定電話機は単純操作ではなく、小さい文字で〇〇の場合は何番、というオプションがいくつも・・・。
オプション多過ぎっ!と突っ込みたくなるほどでしたが、そんな余裕もなく、仕方がないのでホテルの受付、コンシェルジェデスク、オペレーターなど、あらゆる番号を順番に押してSOSを求めるも、真夜中ということもあり、だぁ~れも電話に出ず・・・。
激しい下痢と腹痛、そして胃のむかつき、ひどい汗(でビショビショ)の状態が1時間も続いて体も冷えてきたので、最後にダイヤル9を押して救急車を自分で呼びました。
『救急車を呼ぶほどのことか?』と何度も思ったりもしましたが、尋常じゃない冷や汗は初体験で、かつ下腹部も半端ない痛みだったので、『こんなところで孤独死なんて嫌!』という思いでダイヤル9を押しました。
海外で救急車を呼ぶ
『健康はお金に変えられない』と清水寺から飛び降りる思いで、救急車を呼びました。
ちなみに、米国の救急車は日本と異なり有料です。
わたしが長年住んだオーストラリアも有料でした。
無料なのは日本ぐらいじゃないでしょうか。
他の国はよくわかりませんが、呼ぶからには多額の請求が発生します。
救急車を呼んだのは人生初であり、それがまさかサンフランシスコだなんて、人生かなりの想定外。
短時間で度重なる水下痢ですでにヘロヘロになっていたわたしですが、ベッドに上がることもできず、うずくまって部屋のドア付近の床で転がって救急隊員を待っていたところ、わたしの連絡に気がついた取引先の営業マンが部屋に来てくれました。
汗だくで床に転がるわたしを見て、ギョッとした彼。
後から、『めっちゃ、怖かった、どうしてよいかわからなかった。』と、彼に何度も言われました。
『こんなところで転がってちゃダメだよ、なんとかベッドに上がって!』と言われ、這いつくばってベッドの上に移動し、救急隊員を待つことに。
わたしよりも10も年下の彼。
苦しみながら汗びっしょりのわたしを見て、何もできず立ち尽くす取引先の営業マン。
さぞかし怖い思いをさせてしまって、申し訳なかったと心から思います。
救急隊員が到着し、簡単な質問を受け、これだけは忘れちゃいけないとポーチの中から旅行保険の証書を手に握り、パジャマ姿(Tシャツと部屋着ズボン)でスリッパだけを持たされ担架で運ばれました。
女性の救急隊員が親日家で、わたしを安心させようと、片言の日本語で話しかけてくれて、激痛と冷や汗で疲労困憊しているわたしを励ましてくれました。
わたしを励ましながら、江戸っ子のようにちゃきちゃきと働く救急隊員。
若干、手当てが荒っぽいところが、また、なんとも言えぬ外国らしいというか、変な安心感というか、具合悪いので、そんなことは構ってられず。
真夜中の搬送でしたので、特にサイレンも鳴らさないまま、静かに最寄りの公立病院へ到着。
真夜中の救急病院
病院に到着したのは、深夜1時近くだったと思います。
救急病院に着くや否や、今度は病院のスタッフへバトンタッチされ、病状説明を行い、そのまま簡易な処置室へ連れていかれました。
血液検査のためにまずは血液を抜かれ、お腹まわりに心電図の時のような器具をたくさんつけられ点滴を開始。
画像:photoACクリエイター:longlonglongさん
血液検査をして細菌感染を確認できない限り、抗生物質は投与できないとのことで、痛み止めと吐き気止めのお薬を投与して頂きました。
投与されたお薬は、白い液体と、ショッキングピンクの毒々しい色の液体^^;
ひとつは胃の痙攣止めというか、ちょっと麻酔的なお薬。
喉の奥がしびれる感じ。
もうひとつは痛め止めのお薬。
薬の味は恐ろしく不味かったのですが(当たり前か)、薬と点滴の効果もあり、投与から1時間ほどで、あれほど苦しんだ腹部の激痛は徐々に消え去りました。
点滴を打って薬を投与し終わった時点で午前3時。
血液検査をするとなるとさらに時間がかかり、再度病院に戻ってこなければならないとのことで、処方箋のみ頂いてホテルに戻ることにしました。
わたしが搬送されたのは聖フランシス記念病院:Saint Francis Memorial Hospitalでしたが、カーテン越しの病室から聞こえてきたのは、運ばれてきた患者の奇声^^;
カーテン越しのエントランス付近では、患者が怒鳴りちらしたり、泣きわめいたり、懇願したりと、とにかく気性の起伏く、尋常ではない感じ。
病院スタッフになだめられているというか、お叱りを受けているというか、とにかく真夜中なの病院内にしては騒がしい^^;
病院スタッフと患者の会話が嫌でも聞こえてくるので、聞いてしまったのですが、どうやら患者は薬物依存症、アルコール依存症、ただの酔っぱらい、ホームレスなど、路上で発見され搬送されてきたらしく、
『朝まで病院にいるわけにはいかないからね』と、病院スタッフに説教されている感じでした。
真夜中の病院は物騒
画像:photoACクリエイター:Synapseさん
無事に点滴を終え、薬を処方され、症状が落ち着きホテルに戻れることになった午前3時過ぎに会計となりました。
会計場所は病院玄関のすぐ近くで、会計窓口はガラスで覆われていて、強盗などに襲われない仕組み!?銀行窓口など、書類やお金などをやり取りする小さなスペースしか空いていない作りです。
病院の玄関付近には、ホームレスな人々が床に寝っ転がっていたり、玄関付近でうろうろしていたり、あまり安全とは言えない環境でした。
イメージ的には上記のような救急外来な入り口。
体のごっついセキュリティ―ガードマンが2名体制で病院の玄関口に勤務している理由が理解できます。
どう見ても女装でしょ!?と思われるごっついおっさんが、セキュリティガードマンに絡んでいて、ガードマンも慣れているのか、軽くあしらわれている感じでした。
わたしのその時の装いは、Tシャツと部屋着のズボン、そして素足にスリッパという10月下旬の真夜中に外をうろうろできる格好ではありません。
ありがたいことに、米国代理店の営業マンが、わたしに付き添ってくれ、ずっと帰るまで一緒にいてくれたので、帰りは車でホテルに戻ることができました。
会計は分厚い契約書にサイン
腹部の痛みがだいぶ引いて、やっと帰れるようになった午前3時過ぎ。
会計の窓口に行くと、分厚い契約書を出されて、『ここと、ここと、ここにサインして。そしてここにはイニシャルね。』とサインを求められ、読んでからサインなんて悠長なことも言ってられず、言われるがままサイン。。。
さっと斜め読みしたところ、さすが訴訟社会の米国。
病院側が個人に訴えられないような文言の内容で、処方した薬や対応にて、個人に問題があっても病院側は補償の責を一切負わない、といったような内容でした。
アレルギーなどで処方された薬剤でアレルギー反応が出るかもしれないですもんね、はい。
支払う前に保険会社に電話を!
お支払いに進みそうだったので、『保険会社に連絡するから、ちょっと待ってて』と伝え、保険証書の裏のフリーダイヤルにかけるも、病院内のシグナルが悪くつながらず・・・。
わたしの携帯電話はソフトバンクで、米国内はSprint(ソフトバンクが買収した米国の通信社)の通信網が、アメリカ放題にてかけ放題。
わたしの日本国内のパケット料金でカバーされます。
がしかし、、、
米国代理店営業マンの話では、Sprintは米国内でもつながりが悪く評判が低い通信社のようです。。。
確かに、ネットもほとんどつながりませんが、電話は普通につながります。
フリーダイヤルがつながらないので、有料の電話番号に電話をかけるために、シグナルが良い場所(玄関の外)に出て、保険会社に連絡をしました。
めっちゃ寒かったです。
具合が悪く、慣れない海外の病院で、いくら請求されるかもわからない状況。
日本人のオペレーターが出る日本の保険会社と話ができるのは、ありがたいですね。
とても手際よく対応してくれて、病院の会計スタッフと直接話をしてくれて、無事にキャッシュレスサービスを受けることができました。
なかなか電話がつながらず、早くホテルに帰りたい代理店営業マンからは、『先にクレジットカードで払って後から請求したら?』と言われましたが、後々トラブルと嫌なので、そこはわがままを通して、『もう少し待って!』とお願いしました。
払わなくてよかったぁ。
請求書は突然に・・・
出張を終え、帰国してから1か月を過ぎるころ、突然見慣れない海外からの『Important』と書いてある封筒が自宅に届きギクっドキっ!
もしや・・・と思ったら案の定、病院からの請求書でした。
病院でオペレーターと話をした際に、『もしかしたら、請求書が送られてくるかもしれませんが、その際は日本の損保ジャパン日本興亜カスタマーサポートに電話してください。』とあらかじめ伺っていたので、慌てることなく対応できました。
この一言を事前に教えてくれるか否かは、大きな違いです。
請求額は、全額600USDほど・・・
ぎょぎょぎょぉ~~~~。
事前に聞いてなかったら、ビビります汗
早速、ご指示通りに保険会社に電話を。
損保ジャパン日本興亜をすすめる理由
わたしは、今までずっと損保ジャパン日本興亜の旅行保険に入ってきましたが、この度実際に利用して、改めてサービスの素晴らしさを知りました。
何が良いかというと、
〇迅速・丁寧・的確
〇請求手続きが簡単
〇1歩先のホスピタリティ
現地での対応も迅速で、安心のサービスでしたが、わたしが損保ジャパン日本興亜の旅行保険を一押ししたい理由はその後のサービスにあります。
初めに、電話をしたい際に、『それは大変でしたね、お体のほうは良くなられましたか?』と、お金うんぬんという話よりも、何よりもわたしの体を心配してくれる優しいお言葉をかけて頂きありがたかったです。
実は帰国後も激しい腹痛・下痢を2回ほど繰り返しており、ちょうど病院に行って、再度炒め止めの点滴を打ってもらって、お薬をもらってきたばかりでしたので、その優しいお言葉に、ほっと安心感を覚えました。
具合が悪い時というのは、心細いものですからね。
弱っている時の優しい言葉は響くのです。
事情を説明すると、さっそく書類が送られてきて、海外からの請求書をそのまま損保ジャパン日本興亜さんに返信用の封筒で送り返して、全額支払ってくれました。
また、帰国後も病院に行き治療を受けていると話をすると、その分も発生日から180日間以内であれば追加請求ができますとの案内を頂き、その分も迅速にお振込み頂きました。
日本での治療費は3,800円程でしたので、たいした金額ではないですが、惜しまないサービスに深い感銘を受けました。
さらに、日本で病院にかかったのであれば、交通費も出るというのです。
わたしは車で5分ほどの町医者にかかりましたので、大した距離ではないので、その分の請求は事態したのですが、それでも、『1kmあたりのLitterガソリン代をお支払いできますよ』と教えて頂きました。
ほんとに大した距離ではないので、それでもガソリン代の請求は控え、まずは迅速に、それも快く保険の請求に対応してくださった損保ジャパン日本興亜のカスタマーサポートには感謝の気持ちでいっぱいです。
彼らの仕事ぶりに触れ、わたしもケチな対応はせずに寛大に行かなくては、と自分の仕事の仕方を見直し、彼らの仕事の仕方を見本にしようと思いました。
『神対応』ザッポスを思い出す
ヒトというのは、不思議なもので、出し惜しみなく、一歩も2歩も先を行く親切で素晴らしいサービスや気持ちに触れると、その優しさやお気遣いに甘んじることなく、逆に、なるべく迷惑をかけないようにしよう、次から気をつけようという気持ちになるものです。
今回の損保ジャパン日本興亜保険のサービスに触れて、ザッポスZapposを思い出しました。
ラスベガスにある米国企業で、靴のオンラインサービスの先駆け的な存在の企業ですが、彼ら企業コアバリューは、『顧客への神対応』です。
『たまたま靴を売っているだけのサービスカンパニー』と社員が口をそろえて言うザッポスとは、常識を覆す、他社に追従を許さない顧客への神対応で有名な会社です。
ザッポスは、顧客を満足させられて、Wow(ワォ!)と感動するサービスが提供でき、そして顧客の心に残る対応のためであれば、自身の判断でお金も時間も使って良いという社員にある一定の権限を与える企業文化を持っています。
『社員を大事にし、そして顧客を大事にする』それを貫くザッポスは、社員の個性を重視し、服装、髪型、ライフスタイル、デスク回りなど全てにおいて自由であり、家族であるペット(わんちゃん)をオフィスに連れてきても良いという自由な社風があります。
ザッポスの神対応で有名なのは、何足買って試しても、365日以内なら使用後であっても無料で返品・返金を受け付けることです。
そして、有名な感動ストーリーとしては、病床の母親のために靴を買ったお客さんの話です。
病気のお母さんを喜ばせるためにザッポスから靴を購入したけれど、お母さんの病状が悪化し亡くなられてしまいました。
お母さんが亡くなられ葬儀や諸々の手続きなどで忙殺されている最中、ザッポスから『靴の履き心地はいかがですか』といったメールが届きました。
やっとの思いで、お母さんが亡くなったため靴を返品したいという旨の連絡をしたところ、すぐに靴の集荷手配が行われ、それに加えて、翌日、彼女の玄関先にはザッポスからお悔やみの花束が送られてきました。
彼女の対応をしたザッポスの社員が、単独で判断し、彼女の裁量でお悔やみの花束を贈ったというお話です。
普通の会社であれば、『この度はご愁傷さまでした。』と、お悔やみの言葉をかけることはあっても、1顧客に対して、1社員の独断で会社のお金を使ってお悔やみを送るなどということは許されません。
大得意先の社長様がお亡くなりになれば、会社としてお悔やみや電報を打つことはあっても、たとえば1回商品を買っただけのお客様、それも返品をしてきたお客様に対して、社員が単独で判断し、お悔やみを送ることを許す会社が他にありますでしょうか。
このように、常識を大きく外れたザッポスの神対応は、競合他社を追従させず、新規顧客獲得43%は口コミで、顧客のリピート率が75%を誇り、ザッポスは、10年間で約10億ドル(1,000億円)の企業に成長し、フォーチュン誌「最も働きがいのある企業100社」に選ばれました。
ザッポスの詳細については、下記のザッポス見学レポートに記載があります。
全米注目のザッポスに行ってみたら予想以上だった|顧客・社員に愛されるネット靴店の「企業文化」への徹底したこだわり | HR NOTE
わたしは大学院でMBAを学んでいた際に、ザッポスという企業を知りました。
その際に、『少しやりすぎ??』と思うほどの神対応をして、赤字経営にならないのだろうかと疑問に思ったものですが、これだけ順調に企業成長してきたということは、神対応によるリターンは大きいのだろうと、思った次第です。
また、意外と人は、気前よく、返品いつでもOK、全額返金もOKなど提示されると、悪い人にはなれないというか、理不尽に返品・返金を要求しないものなのでしょうね。
顧客を信じ、200%のサービス精神で対応する企業に見習いたいものです。
最後に少々話は脱線しましたが、いざという時の海外旅行保険には、損保ジャパン日本興亜がいいなと、わたしは思っています。
他の保険会社さんとの比較はしていませんが、これから海外旅行もしくは出張に出かけれる際には、どうぞ皆さま、掛け捨てであっても、いざという時に旅行保険の加入をご検討ください。
また、加入の際には、どうぞご自身で調べられて、ご自身の責任と判断にて保険の加入はお願いいたします。
それでは、みなさま健康第一で!
have a good day
byちびまる