- 事前に現地の下調べをしておく
- フライト座席確保はお早めに
- 機内持ち込みのバッグは使うシーンを考えて準備する
- 離陸前に機内で使うものをバッグから出しておく
- 機内持ち込みバッグは足元に置いておく
- 便利な機内持ち込みグッズ
- 時差ボケ防止の工夫、疲れない機内での過ごし方
- 腰痛防止の工夫と努力
海外出張は体力勝負なところがあります。
言葉も違う慣れない環境、初めて訪れる国や都市での仕事をする場合、時差があってもボケてる暇はなく、自分自身で身の安全も守りながら、しっかりと気を引き締めて行動し、やるべき仕事に取り組まなければなりません。
一言で言えば、精神的にも肉体的にもタフでなければ、やっていけません。
ある意味、海外に出て、さまざまな環境で仕事を進めていくには図々しさが必要だと思います。
現地到着後に、万全の体調で仕事をすすめながら、現地での時間を楽しむ余裕を持ちたいところです。
それには、長時間のフライト中の機内でいかに快適に過ごし、フライトの疲れを軽減するかは重要になってきます。
事前に現地の下調べをしておく
わたしはとても心配症です。
全ての準備を万端にし、機内でゆったりとした気持ちで過ごすためにも、現地ホテルに到着するまでの移動手段など、現地情報は事前に下調べをしておきます。
当たり前のことかもしれませんが、海外出発前は、商談の日程調整から仕事の準備でバタバタし、なかなか時間が取れないものです。
焦らずに気持ちにゆとりを持つためにも、現地情報をしっかり事前に調べておくようにしています。
〇乗継ぎ空港に関する情報
〇ホテルまでの移動手段
〇到着空港に関する情報
〇現地の治安に関する情報
〇現地の天候など
仕事とは直接的には関係ないですが、心にゆとりを持って現地で行動するのは、トラブル回避のためにも大切です。
ホテルまで到着し、無事にチェックインをすることができれば一安心です。
また、体調管理には、現地の天候に合わせて適切な装いを準備することも大切です。
日中と朝晩の寒暖の差が激しい地域にも、しっかりと対応できるように備えます。
フライト座席確保はお早めに
早めの段取りが肝心です。
わたしは1年間の出張スケジュールを年末に立て、翌年の1月中には、全ての出張の予算申請(稟議)を提出し出張の手配をはじめます。
〇航空券の手配
〇ホテルの手配
わたしの場合は展示会場でのお仕事が多いため、早い段階で開催都市がわかります。
展示会の開催都市と開催日程を事前に調べ、まずはフライト日程、滞在日数、そして滞在場所を決めます。
ホテルの予約はキャンセル料が直前にならないとかからないため、年明けには滞在先を確保します。
航空券の手配は支払が伴いますので予算申請の稟議決裁後の手配となりますが、時間帯と価格を調べて、自分にとって快適なフライトとなる航空会社を選択します。
なるべく日系の航空会社、ANAやJALを選択するようにしていますが、ヨーロッパ方面は利便性が悪く割高なので、ヨーロッパ系の航空会社で評判をネットで確認して手配するようにしています。
フライトが決まれば、座席の指定です。
ANAやJALであれば、事前座席指定が無料です。
座席指定の優先順位を決めています。
〇二人掛けの通路側
〇前方のトイレ付近
わたしは機内ではほとんど寝ないので、トイレにすぐに立てる通路側を選びます。
通路側のほうが圧迫感がないというのも理由です。
前方を選ぶ理由は、乗り降りが早いからです。
トイレ付近を選ぶ理由は、トイレが混んでいても席で待てること、そして、食事時でもトイレに行きやすいという理由があります。
座席指定が有料な場合は、場所の指定は潔く諦めるか、自腹で座席指定料金を支払うかをさっさと決め対応します。
機内持ち込みのバッグは使うシーンを考えて準備する
機内持ち込み用のバッグは、下記2点を念頭に準備します。
〇セキュリティチェックを楽に済ませる
〇機内で使うシーンを考える
セキュリティチェックの際に、機内持ち込みバッグから、①電子機器(パソコン、スマホ)と②液体類(化粧水、日焼け止めクリーム、歯磨き粉、ハンドクリームなど)をすぐに取り出せるように、出しやすいところに入れます。
セキュリティチェック通過の際の段取りが悪いと、バタバタし焦りますし疲れます。
機内持ち込みバックの中身は下記ブログに細かく記載してあります。
海外出張 持ち物チェックリスト(忘れもの防止)!快適な旅の荷造り術
離陸前に機内で使うものをバッグから出しておく
機内に乗り込んで自分の座席を確認したら、機内で使うものを予めバックから取り出しておきます。
〇機内用スリッパ
〇機内で飲む水(500mL)
〇MUJIの枕
機内で使う小物は、使うシーンを考えて小さなポシェットに小分けにまとめておき、前方の座席ポケットにあらかじめ収納しておきます。
(機内で使う小物類)
〇液体類の透明ジッパー袋
100mL以下の化粧水、ハンドクリーム、目薬、リップクリーム、日焼け止めクリーム、歯磨き粉、歯ブラシ、歯間ブラシをいれておきます。
機内はとても乾燥しますので、こまめにお肌に水分補給し乾燥を防ぐことは大切です。
顔や手など、体が乾燥しまくると疲れが増します。
ちょっと乾燥してきたなぁ、と思う度に化粧水を手に取って顔に伸ばしたり、ハンドクリームをつけたり、目薬を差したりして、体のうるおいを保ちます。
〇リラックスグッズのポーチ
ホットアイマスク、濡れマスク、のど飴、イヤホン、ボールペン、税関申告に必要な情報を記載したメモ※をいれておきます。
※USA入国の際には税関申告の記載が必要です。
税関申告に必要になる情報は、あらかじめ小さなメモにまとめて書いておくと楽です。
(税関申告に必要な情報)
〇パスポート番号
〇フライト番号
〇宿泊先のホテル名
〇USAの州の略称
〇税関申告で記載する品の金額と英記名
これらを小さなメモに書いて準備しておくと、税関申告の記入をさっと終わらせるこおができます。
機内ですぐに使いたいと思うものを、あらかじめ前方ポケットに収納しておくことで、機内が暗くなっても、バックの中をガサゴソもの探しをする必要もなくなり、使いたい時にすぐに手に取れるのでストレスフリーです。
機内持ち込みバッグは足元に置いておく
座席や前方座席ポケットの収納スペースには限りがありますので、バックの中身を全部出すわけにもいきません。
すぐに使わないものはバッグの中に入れておき、足元前方座席下に置いておきます。
そして、いつでも必要になったら物を取り出せるよう、ジッパー(開け口)を手前にしておきます。
足置きがない機材の場合は、バッグを足置き代わりにします。
足置きがあると良い姿勢も保てますし、膝への負担が軽減されます。
便利な機内持ち込みグッズ
ユニクロのウルトラThinのダウン
最近のフライトでは、それほど機内が寒いと感じることは少なくなりましたが、万が一機内の温度が下がって寒い時に、ユニクロンのウルトラThinのダウンは重宝します。
寒い機内で長時間過ごすことほど苦痛なものはありません。
すぐ脱ぎ着でき、コンパクトに収納できるユニクロのウルトラThinのダウンは便利です。
冬は、ショート丈とロング丈のウルトラThinダウンを持っていきます。
ショート丈は機内防寒用で、ロング丈は、現地到着時にすぐに着る用として持参します。
汗ふきシート
汗ふきシートは、機内でリフレッシュしたい時に便利です。
また寒暖の差が激しい地域への移動の場合、汗をかいてしまうこともあります。
汗をかいたまま放置すると風邪の原因にもなりますし、何より気持ち悪いですので、ささっと汗ふきシートで汗を拭きとりサラサラをキープできると快適です。
トレイの洗面所は顔が洗いずらいので、わたしは汗ふきシートで顔を拭いてリフレッシュし、それから化粧水やハンドクリームで肌に保湿を与えます。
除菌シート
除菌シートは何かと便利です。
お手拭きにも使えるし、バッグを拭いたり、何かと衛生面で助かります。
携帯イヤホン
機内のイヤホンは、頭からかけるヘッドホンみたいなものが多いです。
ヘッドホーンよりも、耳に差し込むイヤホンのほうが楽ちんです。
音楽聞いて寝る時も、枕とぶつかることもないし楽です。
濡れマスク2枚
機内はとても乾燥しており、喉を傷めて風邪ひきやすいです。
なので、機内では濡れマスクで喉を予防します。
また、他の人が持っているウイルスからも体を守れます。
行きと帰り分を入れておきます。
ホットアイマスク2枚
暗い中で映画をみたりするので、結構目が疲れます。
リラックスするためにも、ゆずやラベンダーの香りの、じんわり温かくなるアイマスクを持ち込み仮眠の時に利用します。
無印良品の枕
これは、小さくできないのですが、エア枕とは異なり、肌触りがよく、もちもちしていて、気持ちがいいのです。
寝る時に形も自由に使え、エア枕とは違う顔へのフィット感があります。
お腹の前にだっこしていても、アームレストにもなりますしリラックスできます。
お気に入りの1品です。
のど飴
離着陸の急激な気圧の変化の際に、耳がブロックしてしまう時があります。
飴玉を離着陸時に舐めると、耳の不快感を軽減できます。
また、機内は乾燥していますので、喉を傷めないようにのど飴を持っておくと重宝します。
時差ボケ防止の工夫、疲れない機内での過ごし方
酔い止めを飲む
それほど乗り物酔いするほうではないのですが、疲れていたり、体調がイマイチの場合は、乗り物酔いをしやすくなります。
突然の揺れにも備えて、わたしはまずは離陸の時に酔い止めの薬を飲みます。
酔い止めの薬は、神経をリラックスさせる効果もあるかと思いますので、自己暗示をかけると思ってまずは薬を飲みます。
そうすることで、飛行機が揺れても安心ですし、具合が悪くならないという自信がうまれ、リラックスすることができます。
腕時計をすぐに現地時間に合せる
わたしは、離陸とともに離れた土地の時間を忘れるようにしています。
日本と目的地の時差を常に考えてしまうと、時差ボケになりやすいように思います。
離陸と同時に、わたしは腕時計の針を現地時間に合わせます。
機内では、なるべく時間を気にせず過ごすようにしています。
早い段階から、現地時間に頭をならしておけば時差ボケになりません。
時差について深く考えないことが大切です。
また、長いフライトの場合、時間ばかり気にしていると疲れるので時計もあまり見ないようにします。
機内は楽な恰好で過ごす
なるべく身軽で楽な恰好で機内では過ごします。
わたしのベーシックの装いは、ポロシャツ(もしくはTシャツ)、パーカートレーナー、ジーンズ、スニーカーです。
当日は現地入りしてもまずはホテルに向かうだけなので、なるべくカジュアルな装いで出かけます。
なるべく体を締め付けない、柔らか素材ののびるジーンズなどおススメです。
機内では、自宅のソファーで映画を見るように過ごすとリラックスできます。
機内でいかに快適に過ごすかが、体調管理の鍵にもなります。
水分補給をこまめに行い乾燥から体を守る
機内では、なるべく飲み水を切らさないようにします。
CAに頼むのも面倒ですし、水が置いてある場所に行くのも面倒です。
わたしは、セキュリティーチェックと入国審査が終わった後(これ大事!)、500mL x 2本を買って機内に持ち込みます。
500mL x 2本あれば、たいてい間に合います。
機内で飲みきらなくても、現地に着いた時に、わざわざ空港で高い水を買う必要もなくなり、喉が渇いた時にすぐに水が飲めるというのは安心感があります。
機内では仕事をしない
わたしは機内では映画を見たり、ドラマを見たり、なるべく時間が早く過ぎる工夫をします。
パソコンのキーボードをたたく音も周りに迷惑ですし、疲れて具合が悪くなるのも嫌なので機内では仕事しません。
日本のドラマを見て過ごすのは、長時間のフライトを忘れさせてくれて、あっという間に現地に到着します。
ドラマに夢中になっていれば、長いフライトもそれほど気にならないので、あまり疲れも感じません。
機内でお酒を飲まない
機内はかなり気圧が下がります。
お酒の弱い人は酔いがまりやすい環境です。
また、お酒を飲むと乾燥がより激しくなります。
わたし場合は、機内でお酒を飲んだ後に、脳貧血を起こしてしまう傾向があります。
突然血の気が引き、胃の辺りがふわふわ~と気持ち悪く、冷や汗をかき、過呼吸になりがちなので、口や手足などが軽く痺れ、かなり具合が悪くなります。
いろいろ情報収集する限りでは、どうやら機内での飲酒が原因のようです。
もともと血圧がそれほど高いほうではない中、機内でお酒を飲むと、さらに低血圧を招き、具合が悪くなるのではないかと思います。
よって、ちょっぴり寂しいですが、機内での飲酒は控えることにしました。
現地到着後に、毎晩のように取引先とお酒を飲むことを考えれば、機内での飲酒は我慢することができます。
疲れたら軽く仮眠を取る
眠くなったらすぐ寝る、疲れたら軽く目を閉じ仮眠をとるという風にして、「寝なきゃ、寝なきゃ」と思わずに、眠気がなければ無理には寝ないようにしています。
仮眠をとる際には、ホットアイマスクをして、濡れマスクをして、リラックス音楽を聴きながら仮眠をとります。
本当に眠れているのかどうなのか、そんなことは気にしません。
とりあえず目と頭を休ませる、ぐらいの気持ちで目をつむります。
仮眠をとると、やたら喉も乾き、体の乾燥を感じます。
乾燥を感じた時には、水を飲んだリ、化粧水で顔をうるおしたり、のど飴なめたり、目薬指したりして、とにかく乾燥しない状態をキープします。
トイレにはこまめに行く
トイレに立つ=歩くので、エコノミー症候群の予防になります。
トイレ待ちの時はストレッチをして待ちます。
背伸びをしたり、肩や首を回したり、屈伸したりすることで、肩凝り防止にもなります。
腰痛防止の工夫と努力
長時間のフライトは、体に負担がかかります。
特に、腰を痛める人が多いのではないでしょうか。
わたしも以前は腰痛とお尻の凝りに悩まされました。
腰痛お尻の凝り防止には、常日頃からの筋トレが一番効果的です。
お尻と太ももを鍛えることです。
また、座席に座る姿勢は、なるべく背筋を伸ばして姿勢よく座ることです。
お尻と太ももの筋トレをはじめてからは、フライトによる体の疲れはだいぶ違います。
出張時には、なるべくトラブルフリーで、楽に現地に到着できて、楽に現地で過ごせて、リラックスした体で仕事に臨みたいものですね。
そのためには、ちょっとした工夫と努力が必要です。
みなさん、旅はなるべく快適に、安心・安全・元気に楽しみましょう^^
体調管理も仕事のうち!
なるべくストレスフリーなフライトを心がけましょう。
byちびまる