ロサンゼルスへ一人で出張
ほとんどの海外出張を一人ででかけるわたしですが、ロサンゼルスも例外なくひとり旅。
とは言え、現地で米国代理店営業と合流するので、完全にひとりという訳ではないのですが、それでも、空港⇔ホテル往復や、スペア時間はひとりで行動なので、治安は気になるところです。
米国代理店営業はロス出身ではなく、他の都市から来ているので、彼らにとってもロサンゼルスは新しい街。
米国は日本と違って、州や都市が違えば、治安の良し悪しは大きく異なるので、米国人の彼らであっても、細心の注意を払って行動します。
ロサンゼルスの犯罪統計
在ロサンゼルス日本国総領事館が令和元年度第一四半期にロサンゼルスの治安情勢に関する報告を発表しています。
ロサンゼルスといっても広いため、なかなか自身が出張するダウンタウンの治安情勢については詳細に把握することは難しいですが、傾向として参考になります。
ハイライト事項および犯罪統計の内訳は下記の通り。
危険な地域への移動,夜間帯の行動等には引き続き注意が必要。
貴重品の管理には特に注意が必要。
2019年1月1日~6月22日までの統計
殺人119件
強姦231件
強盗4,544件
暴行7,790件
住居侵入6,442件
車両盗難7,323件
車上荒らし14,257件
窃盗15,971件
合計:57,093件
ダウンタウンの治安
ロサンゼルス・コンベンションセンターにて、Alzheimer's Association International Conference(AAIC)国際アルツハイマー病会議2019にて仕事がありました。
わたしの主な行動範囲は、
ホテル⇔学会会場
ホテル⇔レストラン(会食)
この2つぐらいでしたので、ロサンゼルスのダウンタウンにおいても、限られた地域、通りを徒歩で歩くぐらいの行動範囲でしたので、かなり限定的な経験となります。
ダウンタウンの大通りを日中歩いている限りでは、危険を感じることはありません。
それでも、ホームレスの数がとても多いので、油断は禁物です。
ホームレスが多い
一番印象深いのはホームレスの多さです。
道を歩けばホームレスに当たるというぐらい、ホームレスの数は多いです。
米国のホームレスは、日本のホームレスや、ヨーロッパや豪州で見かけたホームレスとは違い、アクティブ(活動的)なホームレスが多いので注意が必要です。
アグレッシブという言葉を使うほどの経験はしていないので、アクティブという表現に留めます。
日本やヨーロッパや豪州で見かけるホームレスは、基本的に道端で寝てるか、『お金をちょうだい、HELP ME わたしを助けて』と、
段ボールにメッセージを書いて、座っていることが多いですが、米国のホームレスは違います。
ロサンゼルスのダウンタウンで見かけたホームレスは、歩き回っていて、後をつけてくる場合があります。
実際に、わたしも後をつけられていました。
幸い、日中であり、人通りも多く、また、米国人で背の高い男子と一緒でしたので、彼がそのことに気がつき、『申し訳ないが、私たちについて来ないで』と丁重に伝えると、去っていき事なきを終えました。
わたしが驚いたのは、米国人の彼は、ホームレスがずっと私たちをつけてきていることに気がついていましたが、わたし自身は、まったく気がついていなかったことです。
米国人は、彼らの生まれ育った国、そして訪問都市での経験から、わたしのように安全な日本でのほほ~んと生きてきたわたしには感じられない感覚や視野を持っているのでしょう。
改めて、日本人であるわたしは無防備であり、また、危険を察知する感覚も鈍いということを思い知らされました。
他には、早朝から、地面に向かって大声で叫んでいるホームレスや、ピクリともせず道のど真ん中でうつぶせで寝ているホームレスなど、いろいろです。
夜間のひとり歩きには注意
ロサンゼルスのダウンタウンの大通りは、お店もたくさん開いているので明るいですし、車の交通量も出歩いている人の数も多いので、夜間でも比較的安全ですが、場所によっては注意が必要です。
特に大通りから一本裏通りに入れば、めっきり人が少ない通りもありますので、そういった場所での夜間の一人歩きはしないほうが無難かと思います。
仕事の一環で、主催者のバスでユニバーサルスタジオに行き、帰りは22時を回ったのですが、外を見ると、ほとんど人通りはなく、バス停には怪しげな男性がたむろっていたりする姿が見えました。
他の都市から来た米国人でさえ、夜間の出歩きは控えておこうというぐらいですから、やはり夜のロサンゼルスは注意が必要ということなのでしょう。
行動範囲が狭かったこともあり、わたしの経験は非常に限定的なので、ロサンゼルスを訪れた一人の旅行者の感想として、参考にしていただければと思います。
それでは、みなさま have a nice day
by ちびまる