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TOEIC 900点12か月で超えた時に実際にやった勉強法

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12ヶ月でTOEIC900超をした時に、実際に取組んだ勉強法をご紹介します。

 

 

TOEIC.JPG

初めてのTOEIC受験

 

わたしが初めてTOEICの受験をしたのは、11年間のシドニー生活を終え、帰国してから3年目のことです。

 

11年の海外生活を経験したおかげで、英語を使って仕事をすることが当たり前になってはいたのですが、自分の英語力がどのぐらいのレベルであるかは、具体的にわかりませんでした。

 

わたしはオーストラリアに在住だったのですが、オーストラリアではあまりTOEICはメジャーではなく、どちらかというと英国のIELTSのほうがメジャーです。

 

日本に帰国してから、TOEICが日本では結構メジャーな英語の試験ということを知りました。

 

初めての試験は何にも準備せずに、申し込んで受験しました。

 

その時のスコアが、リーディング と リスニング 合わせて830点でした。

 

リスニングは、そこそこの点数だったんですが、リーディングがやや低めで400点前後だったと記憶しています。

 

わたしは、1年間で3ヶ月毎に受験して、4回目の正直でやっと900を超えることができました。

 

1回目:830点

2回目&3回目:840 ~ 860点の間

4回目:905点 (やっと終) です。

 

海外に11年住んでいた割には苦戦したほうなのでは、と思います。

 

伸び悩んだ大きな要因は、

 

1.穴埋め問題の間違いが多い

2.全体的な時間配分が雑

 

ということでした。

 

TOEIC 900超えを目指した理由

 

最初は、腕試し的に受けたTOEICでした。

 

特に大きな目的はなかったのですが、知人から「900点を超えている人は、そんなにいないんじゃない?」ということで、「わたしは超えられるんだろうか。」という興味本位で、まずは超えられるかどうかやってみよう、という考えで勉強をスタートしました。 

 

英語ができるという太鼓判が欲しかった

 

いざ、転職をしなければならない時に、わたしの強みは英語力です。

 

しかし、どんなに「海外で長く生活していました」と言ったころで、わたしを知らない誰か(例えばリクルーターなど)に、「私の英語力はこれぐらい」と示せるものが1つもないのは問題だと思いました。

 

よって、ある程度誰が聞いても「あ、この人は英語ができるのね」と信じてもらえる指標が欲しいと思いTOEICにチャレンジしました。

 

そんな中、TOEIC 800点台の場合はTOEIC試験マニアがいて、「スコアは高いけど実際には英語が喋れない人も結構多いみたいだよ。」という声を聞きました。

 

わたしは、ちゃんと英語が使えると思われたかったので、TOEIC 900を超えれば、ある一定の評価はもらえるだろうと思い900以上を目指してTOEICの勉強をはじめました。

 

TOEIC900超えに使った教材

 

わたしは、文法を学ぶ必要がありました。

 

文法の要点確認には、総合英語Forest を選びました。

 

わたしは、リーディング、それも、普通は一番点が取りやすい、穴埋め問題が一番苦手だったので、まずは文法の基本をざっと確認するのに使いました。

 

説明が比較的わかりやすい言葉で書いてあって、理解し易かったのでこちらにしました。

 

過去問題集は、主に下記2つを使いました。

 

TOEICテスト リスニングBOX 単行本(ソフトカバー)

TOEICテスト リーディングBOX 単行本(ソフトカバー)

 

過去問題が5種類入っていたので、繰り返し使いました。

 

TOEIC 900超えるための勉強法

 

わたしの1年間の勉強の進め方は下記の通りです。

 

 自分の弱点を把握する

 

1回目の試験を受験してわかった自分の弱点は、TOEIC受験のテクニック理解不足(時間配分と回答の進め方)、そして一番苦手なリーディングの穴埋め問題での失点が多いということでした。

 

TOEIC試験の時間配分の戦略を立てる

 

リスニングは100問で45分

 

リーディングは100問で75分

 

合計2時間で200問

 

実際にやってみると、結構忙しく時間に追われるテストです。

 

とにかく隙間時間を有効活用するのが、時間配分の鍵です。

 

(1) リスニングの時間配分

 

テスト問題が配布されると、まずはリスニングからスタートですが、実際の問題が流れる前に、回答の仕方について説明音声が流れます。

 

その説明の間にできる限り、リスニングの解答をざっと斜め読みしておきます。

 

私の場合は、2~4問先まで目を通す時間がありました。

 

早押しクイズじゃないですが問題が流れると、すぐにおおよそ答えがわかります。

 

問題によっては、全部の問題を聞き終わらなくても正しい回答を見つけることができます。

 

そうするとまた数秒の時間が空くので、その数秒を次の、次の、次ぐらいまでの回答の選択しに目を通す時間に当てます

 

後ろに行けば行くほど、選択の回答文も長くなり、リスニングする文も長くなりますので、前半の問題で点を落とさないことを死守する気持ちで耳を澄ませ、回答していきます。

 

リスニングの時間は、この繰り返しです。

 

  (2) リーディングの時間配分

 

リーディングは、後ろのほうに長文がいくつもあるので、前半に時間を割き過ぎると、後半時間が足りなくなります

 

よって、穴埋め問題をいかに正確に、短時間で解くか、ということは高得点を取るには重要になってきます。

 

リーディングのテクニックを学ぶ

 

わたしの大きな弱点は、穴埋め問題でした。

 

文法が苦手な私は、文法書を隅から隅まで読んで理解をするよりも、穴埋め問題のイロハを学ぶことに優先しました。

 

穴埋めする(   )の前後にどんな形の語彙が入るかを見るだけで、回答がわかるようになります。

 

その英文を理解している、してないにかかわらず、、、正解を導き出すことができます。

 

これは、本来、英語ができるようになりたいという人にとっては、よくないテクニックでしょうけど、TOEICのスコアを上げるという目的であれば、テクニックを理解すれば達成できます。

 

この辺りがおそらく、TOEICのスコアだけでは、本当に使える英語を身につけているか否かなどが問われる要因なのではと思います。

 

実際に英語を理解してなくてもテストで得点を取るためのルール、テクニックを理解すれば点が取れます。

 

また、長文読解にしても、見る・読むポイントなど、要領よく回答できるテクニックを学びました。

 

わたしは、このテクニックを理解するのに、Score up 1,2,3 for the TOEIC test という教材を買って、英語というより、テクニックを学びました。

 

この教材は安くないですが、リーディングのテクニックを理解するには効果的でした。

 

 ひたすら過去問を解く

 

TOEICで高得点を取るために必要なことは3つ

 

〇時間配分の訓練をする。

〇回答テクニックを身につける。

〇本番同様の環境(時間も含め)で練習する。

 

わたしは12ヶ月間TOEICにあてた勉強時間の中で、一番時間を割いたのは、本番と同じ環境下で過去問を解くということです。

 

使った過去問題集はあれこれ浮気をせずに、上記で紹介した過去問題集を繰り返しました。

 

回答用紙を数十枚コピーして、ひたすら同じ問題を、本番同様の環境下で解いていく練習をします。

 

それで、満点を取るまで、ひたすら繰り返しました。

 

他の過去問題集はやりませんでした。

 

理由は、書籍代がかさむのと、同じ過去問題集を深堀したほうが自分の弱点がわかってくるからです。

 

自分は、どういう問題に弱いのかなどが見えてきます。

 

最後には、問題を読まなくても回答がわかってしまうという状況に陥りましたが、満点に近い点数を常に取っておくことで、『自分は満点をとれるという暗示』をかけることができます。

 

満点をとるイメージを持っておくというのは、心理的に良い方向に働きました。

 

 TOEIC 900超えて思うこと

 

非常に個人的な意見ですが、やはり、TOIECのスコアだけでは本当の英語の実力は測れないと思います。

 

ただし、「どのぐらい英語ができるの?」という質問への回答には、TOEIC900超えました、という一言で済むので、その点については楽です。

 

わたしの中では、TOEICのスコアは、あくまでも英語ができる人orできない人をざっくり分ける際の単なる指標です。

 

現実社会の中で、いろんな国の人達の英語に向き合って、どんな国の人達の英語であっても対応でき、目的を達成することができることが大事だと思います。

 

TOEIC 900点を超えるには、それなりに努力が必要でしたし、900を超えるという目標を持って努力をした結果、実際に900点を超えられたということは、自信につながりました

 

英語力への自信というよりは、物事を挑戦しようとした時に、自分なりに考え、戦略を立てて、達成することができることへの自信です。

 

TOEICスコアアップへの挑戦は、英語以外の能力を身につけることができると思います。

 

TOEICの勉強をスタートした時TOEIC 830点の頃のわたしの英語力と、TOEIC 900を超えた後のわたしの英語力は、現実社会(仕事など)においては、さほど能力はかわらない、というのは正直なところです。

 

どちらかというと、MBAのグローバリゼーション専攻で取組んだ1年の間に、レポート書いたり、プレゼンしたり、ロールプレィの試験を受けたり、という学習を通じて、わたしの英語力は飛躍的に伸びたと感じています。

 

上記は、あくまで、わたしが選んだ勉強法です。

 

他の人に適切な勉強法かどうかは、正直なところわかりません。

 

また、上記にあげた教材は、わたしが、たまたま手に取った教材です。

 

もっと他に、やりやすいものがあるかもしれません。

 

本屋に行きますと、山ほどの教材が陳列されてます。 

 

床から天井までの大きな本棚が3~4つ分で、TOEICの教材で埋め尽くされています。

 

それだけ、TOEIC受験への需要が多いってことだと思います。

 

TOEICスコアアップの目的は人それぞれと思いますが、少しでもわたしの経験が、どこかの誰かに、微力ながらお役に立てれば幸いです。

 

by ちびまる