画像:photoAC熊澤充さん
わたしが渡豪して、英語がやっとできるようになってきたかなぁ~と思えたのは、銀行での勤務が3年ほどたった頃のことです。
会社の人の名前と顔が一致してきて、誰がどの課にて仕事しているかがわかるようになってきて、『〇〇課の〇〇さんと話がしたい』などという外線の電話もソツなく対応できるようになってきて、最低限の英会話ができるようになってきたのがだいたい3年目。
その頃になると、社内のいろんな課の人が、『やぁ、今日も元気?』なんて声をかけてきてくれて、課長から頼まれた要件などを簡潔に伝えたり、できるようになってきました。
こうできるようになってきたのは、おそらく、日々、課長が社内の人と話すことや、電話で話していることを側で聞いているので、なんとなく、1フレーズ、2フレーズと、『あ、この言葉知っている~』と思う言葉が耳に入って来たりして、それを覚えるようになりました。
3年経過して、やっとわかってきたことは、『相手が話す言葉が聞き取れなければ、会話が成り立たない』ということ。
なので、本当に、話せるようになるためには、まずは、『リスニング力を鍛えなければならない』。
そして、英文を自在に書けるようになるためには、まずは、『リーディング力を鍛えなければならない』。
企業向けの英語力の指針TOEICが、まず基本は、『リスニング力とリーディング力』に重点を置いているのも、おそらく、そういう理由なのではないかと、勝手に思ったりもします。
英語の音が拾えれば、それをあとは文字でなぞればいい。
英文を読むことができれば、文章構成の流れがわかるから、それを応用して書けばいい。
わたしの場合は、基礎がないまま、いきなり英語社会に飛び込んでいったので、基本的な英文構成を理解するまでに、聞くことも、読むことも時間がかかりました。
TOEICや英検などで、ある程度、基本的な英語がわかる人は、耳と口が慣れれば、わたしが習得した時間よりも早く、英語を習得することができるんじゃないかなと思います。
いずれにしても、わたしの場合は、なんとなく、英語が聞き取れるようになるまで3年かかりました。
byちびまる