古き良き街並みYork(ヨーク)in UK
ヨークは、遠い昔、イギリスの首都だった街で、ロンドンから特急で2時間ほど北上したところにあります。
イギリスのヨークには美しい古い町並みが残っており、小さくて、可愛らしい街です。
UK、スペイン、ドイツと3週間の出張の合間に週末プライベートな時間があるので、仕事の合間に、少しでもリラックスできるような工夫をしています。
ここイギリスのヨークには、大切なお客様がいまして、月曜に訪問アポがありましたので、その前の週末土曜日にYork入りしました。
前泊のケンブリッジノースからの移動は、バスと電車を2回乗り継ぐなど、ちょっと大変でしたので、仕事の合間に少しでもUKらしさが味わえて、ゆっくり体を休められて、そこそこリーズナブルな宿を探していたところ、素敵なB&Bを見つけました。
大きなチェーンホテルは24時間レセプションがあったり、何かと便利ではありますが、現地の良さを味わえるかというと、必ずしもそうではありません。
わたしはどちらかというと、こじんまりとした、現地の人と触れ合えるような宿で、のんびりリラックスできるようなところが好きです。
B&Bは地元の人が自身の住まいの一角を宿として貸し出しているので、その街らしさを味わえます。
今回泊った宿は、少し街はずれではありますが、街の中心地には徒歩15分~20分で行けますので、女性のひとり旅に、おすすめです。
UKらしい雰囲気を味わえるB&B in York
こちら、Tower Guet House (タワーゲストハウス)というB&Bのお宿。
街のシンボル的教会、ヨークミンスターまで20分あれば歩いて行けます。
ヨーク病院のすぐ隣で、閑静な住宅街にあるテラスハウスです。
全部でお部屋は1~3階で5~6部屋ぐらいで、家主のご夫婦が運営しています。
こちらの宿を選んだ理由は、①他の宿に比べて価格が比較的リーズナブルであったこと、②閑静な住宅街で夜静かに眠れそうということ、③そしてお部屋にジャグジーがあるということ、④お部屋の内装が素敵だったこと、⑤Booking.comで評価が高かったことです。
良かった点
ぐっすり眠れる環境
夜も昼も、とても静かな立地であり、家主が住んでいることもあって、夜は静かに過ごすルールがあります。
なので、パーティーピープルはおらず、穏やかに時間を過ごしたい人たちが泊っている印象です。
また、ベッドがfour-posterベッドでとても寝心地がよく、またシーツも枕もとても清潔でかつ心地よい肌触りで、寝心地は最高でした。
枕はちょっと硬めと、少し柔らかめのどちらも準備されています。
掛布団は、キルト製の軽くて暖かいものです。
お部屋にジャグジーがある
バスルームは、お部屋より1~2段高いところにあります。
白基調で日差しも差し込み明るく、また、お湯の出もとても良いです。
そもそもUKにおいて、バスタブがあるお部屋というのは、なかなか見つけるのが大変なのですが、ジャグジーがそなわっている客室というのは、珍しいかと思います。
浴槽は、若干、ボチボチっとサメ肌的な、なめらかではない部分もありますが、それほど気にはなりません。
ジャグジ―ではライトをつけてロマンチックを演出することもできます。
アメニティもいろいろあるのですが、コンディショナーはないので、自前のコンディショナーを使いました。
欧米において、コンディショナーがないケースは多々見受けられます。
香りが良いシャワージェルとシャンプーでした。
シャワージェルをバスタブに数滴たらして、ジャグジーをつけると、ものすごいもこもこの泡ができあがります。
3月のUKは、とても寒いので、外から帰ってきて、体を温められるので、ジャグジーは重宝しました。
朝食が美味しい
朝食の時間を事前に専用アプリで予約ができ、細かく注文できます。
Full English Breakfastもお願いできますし、苦手なものを予め抜いてオーダーもできますし、イギリスらしい、ポーチドエッグとサーモンがマフィンにのっかっているものなど頼めます。
胃腸を壊した翌朝の朝ごはんは、マフィンを半身にしてもらって、「ちょっと少な目、ソースは別途小皿に分けて欲しい」など、要望を聞いて頂けました。
ちなみに、白く丸いものは、肉まんじゃなく、卵です^^
右手のスープのようなものは、ソースです。
奥の茶色い物体は、焼きシイタケです。
朝食会場からは、外を眺めることもでき、穏やかな時間の中、朝ごはんを楽しめます。
また、新鮮なフルーツやヨーグルトなどもあり、ひとつひとつの素材が美味しかったです。
朝食会場はこじんまりとしてますが、そもそも、それほど宿泊客がおらず、予約制なので、狭くてものんびりお食事ができます。
また、エスプレッソマシーンのコーヒーは24時間、好きな時に好きなだけ頂けて、また、紅茶好きなイギリスなので、紅茶に入れるミルクはいつでも、好きなだけ冷蔵庫から持っていけます。
細やかな気遣い
この宿は、Booking.comで9.6と評価が高かったのですが、高い理由がよくわかりました。
家主のオーナーさんが、きめ細やかな対応をしてくれるからだと思います。
例えば、お部屋には、ボトルウオーターを提供し、スリッパ、ミルク、ジュース、ソーイングセット、医薬品、生理用品などがお部屋に備わり、「要・不要」に細かく対応してくれます。
オーナーさんの気配りが、部屋のあちらこちらに見受けられます。
例えば、ブラインドも、完全に真っ暗にしたい場合、そうでない場合、ブランケットひとつとっても、ゲストが心地よいと思ってくれるような素材、品質のものを提供してくれています。
ほっこりするアイテムがある
↑こちら、ドアストッパーのわんちゃんです。
ずっしり重く、ドアの近くにおります。
廊下には、たくさんの書籍が本棚に。
ちょっと大変な点
リフトがない
こちらのB&Bはリフトがありません。階段です。
重いスーツケースをもって、階段を上がるのは、ちょっと勇気がいりますが、オーナーさんにお願いすれば運んでくれます。
デジタル対応チェックイン
チェックインから朝食オーダーまで、すべて専用Appで対応します。
オーナーさんがIT畑というのもありまして、チェックインの際には、玄関は閉まっており、代わりに専用Appに上記のようなPINコードが送られてきて、玄関口の専用Boxから、カードキーを受取ります。
オーナーさんは、宿の中(玄関のすぐ近く)にいますが、ご自宅でもあるので、玄関は常時オートロックで閉まっています。
よって、スマホでAppをダウンロードし、チェックインやルールのすべてを事前に読み込んでおく必要がありますので、年配の方には大変かもしれません。
地元の方であれば、電話してドアを開けてもらうということはできると思いますが、海外からの場合、国際電話になってしまうので、気軽に電話をかけるという訳にはいきません。
1回経験してしまえばあとは楽ですが、最初は少し緊張するかもしれません。
総合的なレビュー
総合的には、とても満足のいくお宿でした。
街に出るには少し歩きますが、それほど苦になりませんでした。
ダマスク柄の壁紙のテラスハウスは、UKらしさを感じることができ、また、とてもリラックスして体を休められる宿でもありましたので、大満足です。
ただし、英語ができないと、ちょっと大変かもしれません。
英語が少しでもできれば、何の問題もなく、楽しめると思います。
それではみなさま、have a nice day
byちびまる