空飛ぶちびまる (自由気ままに)

おひとり様女子のエッセイ

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自分らしさを大事にする

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画像:photoACpotecoさん

 

たかが髪型、されど髪型。

 

わたしは過去10年ほど、ヘアスタイルをほとんど変えてません。

 

刈上げギリギリ、オン・ザ・ 眉毛、耳元スッキリ(サル耳)のベリーショート。

 

ベリーショートの中では、中の下ぐらいの長さでしょうか。

 

ずっと、同じ髪型。

 

ロングヘアよりも、ショートヘアのほうが、ずっと似合うというか、わたしらしいと思っています。

 

わたしが通う美容院のオーナーさん曰く、「髪型を変える人の多くは、その髪型に飽きて、変える」と。

 

わたしは、髪型に飽きるとか、そういう感覚は一切なく、できることなら、例えば、黒柳徹子さんのように、トレードマークになるような「これ」という髪型で生涯を過ごしたい。

 

玉ねぎ頭になりたいとは思わないけれど、ずっと変わらぬスタイルを貫きとおす、黒柳徹子さんにはある種の憧れのようなものを抱いております。

 

一瞬魔が差して、、、

 

「もっと、年相応のフェミニンな女性になりたい」

 

と自分の顔も性格も忘れて、「黒田知永子さんみたいな大人ショートヘア美人になりたい」と憧れと妄想を抱き、そのノリで美容院に行ってしまい、、、

 

「もう少し女性らしい雰囲気を醸し出すヘアスタイルを」

 

という、無理難題な要望を美容師さんにぶつけた結果、、、

 

なんとも、「わたしらしくない」髪型になってしまいました。

 

そりゃそうだ。

 

だって、そもそも顔が美人系ではないし、性格もフェミニンではないのだから。

 

「ぜんぜん、そんなことないよー似合っているよ」とまわりの人は言ってくれるのですが、当の本人の心の内はざわつき、「なんか、違う、わたしじゃない」と、ザワザワ、モヤモヤ感満載に。

 

前髪は、目にかかるほど長く、ちょっと横に流す感じで、耳周りも、ちょっと長めで、耳に髪をかける感じで、若干、なんとなく、フェミニンな大人な女性の気分にはなるのすが、どうも、気分が晴れない。

 

自分の性格と髪型のギャップに、大きな違和感を自分自身で抱いてしまう結果に。

 

結局、その違和感と煩わしさ(目に髪の毛がかかる)に耐え切れず、それほど時間が経っていないのに、再度美容院に向かうという始末。

 

美容院のオーナーさん的には、もう少し、違った髪型をトライしたい感がありありでしたが、わたしの心はもう、決まってました。

 

「短く、バッサリ切ってください」=「もとの、わたしに戻してください」と。

 

 いつもの短い髪型になり、やっと自分を取り戻した感じがして、気持ちが上がりました。

 

そして、何より、ほっとしたんです。

 

他の誰にもなれない

 

今回悟ったのは、ひとは自分とは違うタイプに憧れを抱くもの。

 

でも、どんなに見た目で寄せてみようとも、真逆のタイプにはなれず、また、憧れる美人になれるわけでもない。

 

結局、自分の気持ちに忠実に、自分らしいスタイルに落ち着くものだと。

 

それがたとえ、憧れる像とはかけ離れていたとしても、それがわたしなのだと受け入れるしかないのです。

 

髪型でこんなに気持ちが揺さぶられるなんて思ってもみなかったのですが、髪型に限らず、服装や在り方なども、自分にしっくりくるスタイルが一番。

 

まわりにどう見られるかどうかは二の次で、まずは、自分の気持ち(内面)に忠実に、自分が心地よいと思う生き方、表現の仕方をすればよいのだと、改めて感じたのでした。

 

たかが髪型、されど髪型。

 

髪の毛も、体の一部であるのだから、心地よい感じを見つけるのが一番。

 

ある意味、自分のそれとはかけ離れたヘアスタイルにしたからこそ、知り得た違和感。

 

何事も、「まずはやってみる」というのが大事だなと思いました。

 

その上で、「やっぱり違うわ」と思えば、それが自分の答えなのです、きっと。

 

違うとわかれば、もう、迷うこともなくなり、「わたしにはこれ」となるのです。

 

自分らしさを大切に

 

「自分らしさって何だろう???」と思う人もいるでしょう。

 

わたしが思う、自分らしさというのは、自分にしか知り得ない、「しっくり感」なんだと思います。

 

Gut Feeling (腹の底で感じる感覚)

 

なんだと思います。

 

いごこちの良さというか、「うん、これがいい」と感覚的に感じられるもの。

 

生活のすべてにおいて、

 

〇身の回り品

〇化粧、髪型

〇一緒にいる友達

〇仕事

〇好きなこと

〇暮らし etc.

 

「しっくりくる、居心地が良い」と感じるものが、自分らしさに直結するものなのだと思います。

 

それは、きっと、自分が頭で想い描く「憧れ」とはまた違うものだと思うから、憧れと自分らしさとのギャップに、ひとは、いろいろ思い悩み、もんもんとするのだと思います。

 

無理して憧れる自分を演じるのを選ぶか、

 

自然体で、自分らしさ(ありのまま)を選ぶのか、

 

それは、人それぞれであり、正解はないんだと思います。

 

わたしは、楽なほうに流れる人間(基本的になまけもの)なので、自然体のありのままを選ぶタイプというだけで、それを選ぶことで、得られないものがあるということを、理解していると気持ち的に楽でいられます。

 

良くも悪くも「諦め」のようなもの。

 

 

諦めの中にも、自分らしさ(個性)を大事にして、日々、楽しく、明るく生きるのが、いいかなぁと思ってます。

 

それでは、みなさまも、自分が満足できる生き方ができますように。

 

by ちびまる