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おひとり様女子のエッセイ

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中間管理職のチャレンジ

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画像:photoAC fujiwaraさん

 

昇進・昇格への覚悟

 

4月。

 

組織で働くひとにとっては、組織編制や異動、転勤など、大きな変化が訪れる時期。

 

大学院時代のわたしの友人は、昨年12月に一足先に辞令が出て、混沌としたコロナ禍にバルセロナ転勤となり、現地法人の社長として就任。

 

異国の地で、それも現地法人の社長として、現地で働く人々をまとめるには、かなりのリーダーシップが求められ、高いコミュニケーション能力が求められることでしょう。

 

通常ではないこのコロナ禍、New Normalの世の中で、COVID-19から自分の身を守らなくてはならないし、英語ならまだしも、スペイン語でもなく、カタルーニャ語じゃないと、現地には溶け込めないし、、、と、えらい大変な状況下での赴任は、かなりの覚悟がないと引き受けられないこと。

 

でも彼は、その先にある将来自分が欲しいもののために投資し、そして、現地での新しい学び、そこでの経験値を自分の肥やしとすることを選び、まずは単身バルセロナに飛び、ロックダウンの中、現地で奮闘中。

 

そんな中、わたしにも転機が訪れ、昇進・昇格のオファーがありました。

 

普通なら手放しで喜びたいところだけど、昇進・昇格する引き換えに、抱えなければならない責務は重く、珍しく、悩み、周囲に相談を重ね、決断しました。

 

昇進・昇格=もちろん、対価は増える。

 

でも、その対価と一緒についてくる責務の重さを天秤にかけると、責務のほうが重い。

 

引き受けるからには、覚悟を決めて、向き合わなければならないので、悩みました。

 

でも、心の底で、断るというオプションはないだろうな、というのは感じてました。

 

最終的に、自分なりに情報と気持ちを整理して、引き受けることにしました。

 

対価で判断するというより、バルセロナに飛んだ友人同様、「自己投資」という観点から判断しました。

 

大変なことをかって出る。

 

自分の成長と経験、人生の肥やしになると思えば、どんな大変なことも、価値としてとらえられるので、「何事も、ムダにはならない」と気持ちを切り替え、全力で向き合う覚悟を決めました。

 

管轄範囲が2倍に

 

今までは、日本以外の全世界を管轄してましたが、「日本国内」も管轄範囲となり、人も範囲も2倍量マネジメントしていかなければならない立場になりました。

 

それも、グループ製品の全部。

 

エリアだけではなく、管轄する商材も。

 

 

部門は、営業・マーケで、限られた人数で、このNew Normalな中、結果を出すことが求められます。

 

マネジメントからのメッセージは、「今まで通りにはいかない。新たな打ち手を考えて」ということと理解してます。

 

わたしにとって、国内市場はまるっきり関わってこなかった市場なので、市場も、業績も、人も、やり方も、何もかもが初めて。

 

まずは情報収集し、大枠の現状把握をする段階ですが、一方で、日本以外の海外市場において、わたしはプレイングマネジャーなので、今まで通り、現場対応しながら、国内市場の数字を見ていくことになるので、マネジメントの手腕が問われます。

 

国内においては、現場を見るほど時間的にも余裕はないので、今現在現場対応している人材を活用して、彼らに動いてもらうほかありません。

 

ヒトの問題

 

仕事をしていて、一番大変なのが、人の問題。

 

わたしが新たに管轄しチームには、年齢的にはわたしと同年代、かつ、社歴的には先輩、また、関連子会社において、それなりの役職者がいます。

 

その上に、わたしがマネジメントとして配置されました。

 

マネジメントを経験されている方なら、「うわぁ。。。大変」と思うことでしょう。

 

実際、大変です。

 

まだ、数日ですが、間違いなく向かい風、抵抗が激しい。

 

心理的に巻き込むのは、まず、時間がかかりますし、もしかかしたら、信頼関係を構築するのは、無理かもしれません。

 

過去数年の状況を聞いているので、ある意味、「ダメもとの人事」ともいえるでしょう。

 

でも、このコロナ禍で、失業して経済的に追い込まれる人達を思うと、雇用を確保してもらって、毎月安定して、お給料を頂いて、働く場所があるだけでも、感謝しなければならないし、わたしは、その会社の要望に応えていかなければならないと考えています。

 

彼らの人権、尊厳、今までの経験などを十分に尊重しつつも、迎合してはならない、わたしはわたしの任務を果たさなければならないという強い意志で向き合わなければならないと覚悟を決めてます。

 

誠実に、でも、事実ベースに、客観的に外的要因に理解を求め、彼らの意見も伺い、折り合いをつけられるポイントを模索していく、それが大事ではないかなと、考えています。

 

わたしはオーストラリアでの仕事経験が長く、契約社会にて生きてきました。

 

組織も社員もある意味対等、でも、組織にとって、必要がないとなれば、去ってもらうしかないし、また、社員も、自分が幸せになれる環境ではないと思えば、去っていく権利もあります。

 

よっぽど、ポジションクローズ、怠慢にて解雇とならない限り、個々人は、残るも、去るも自分次第、選択肢があります。

 

残るなら、組織のルール、風土になじむ努力をしなければならないし、去っていくならば、それはそれで彼らの人生、「新天地で幸あれ」と、わたしは考えています。

 

当面、チームビルディングなどどいう状況からは程遠く、個々人と向き合うことが必要になるだろうと感じてます。

 

中間管理職のチャレンジ

 

中間管理職の一番の大変さ、それは、上との調整、相互理解です。

 

組織や経営層というのは、あらゆるリスクを考えて経営判断、組織・事業運営をしているので、なかなか現場の状況を理解していたとしても、正論では動けない、ロジカルにいかない、ということが多々あります。

 

なので、彼らの考え方、価値観も流動的であり、ゼロサム的ではなく、白黒はっきりつけられない、という現状があります。

 

自分が代表取締役社長ではなく、オーナー社長でもないため、経営陣も同じく、最後は社長と調整、折り合いをつけなければならないため、なかなか明確な指示、はっきりとした進路を示せない、というジレンマがあったりします。

 

また、どんなに小さな組織においても、経営層は複数人いますし、それぞれの立場、利害関係、物の考え方も違うので、なかなか、「これ」といった、一本の明確な筋が見えてこないというのが現実。

 

組織上、下(現場)で働く人たちは、ある意味、ピュアな気持ちで、お客様と向き合い、業務遂行していて、「何が必要か」ということを明確に意見を持っています。

 

でも、どういう訳か、「会社はわかってくれない、なぜなんだ?」ということが山ほどあります。

 

現場の人は、ロジック・正論でものを考え「これが必要です」と主張する。

 

経営層の人たちは、現場の人たちと考えなければならない範囲の広さが全くことなるため、必ずしも、ロジカルに正論で考えたことが実行できるとも限らない。

 

こういったギャップの中で、スムーズにものごとが進むように調整しながら結果を求められるのが、中間管理職と呼ばれる役職についている人たちです。

 

そのレイヤー(層)に、わたしもいます。

 

自信のロジック、正論もあり、現場の人たちの意見もある、でも、組織の中では、経営層が一番パワーがあるわけで、その中で、みんなが進んでいけるような道を示さなければならない。

 

どこの組織にも、きっと、このような問題はあると思いますが、まだ、幸い、わたしが勤める会社は、それほどポリティカルな社風でもなく、どちらかというと穏やかで、気持ちは良い人ばかりで、穏やかな社風なので、なんとかやっていけるかなと感じてます。

 

タイムマネジメントが大事

 

もうひとつのチャレンジ。

 

それは、タイムマネジメント。

 

管轄する現場が2倍になれば、流れてくる情報も2倍、業務量も2倍です。

 

でも、それを今まで通りのやり方で対応していたら、とてもじゃないけど時間が足りない。

 

任せられる人には、なるべく仕事を任せ、その出来高が100%ではなく、70%OKで受入れ、また、捨てるところは捨て、時間を割くとこには割くという、メリハリが重要になってきます。

 

また、細かいところに、イチイチ口出しをせず、現場を大局的に(zoom out)見ることを意識し、「緊急・重要」、「緊急じゃないけど・重要」なセグメントにある業務を遂行することに注力し、時間を上手く使わないと、自分が壊れてしまう。

 

幸い、うちの会社は、社員の健康をちゃんと考えてくれる風土があるため、「業務量が2倍になったからといって、あなたが2倍働いちゃだめよ」と、くぎを刺してくれます。 

 

わたしと同じく、中間管理職の方、同じ悩みを抱えている方、きっと、たくさんいると思います。

 

誰から非難されようが、どんなに厳しい向かい風が吹こうが、まともに受けなず、それは、「わたし自身に向けられた非難ではない」と思うようにすると、気持ちが楽になると思います。

 

良い意味で適当に受け流していくというのが大事かなと。

 

わたし自身、どちらかというと生真面目なほうなので、自戒の意味も込めて。

 

それでは、みなさま、春を楽しんで、have a nice day

 

by ちびまる