絶品タコのアヒージョ!
ポルトガル料理は、基本的に日本人の口に合う味付け。
どこにいっても、ある程度美味しいお料理にありつけます。
ホテルのコンシェルジュに教えてもらったポルトガル料理レストラン。
とにかく、美味しいです。
安くはないですが、素晴らしいファドの生演奏が聴けて、絶品料理が頂けて、ワインとビールを一杯ずつ。
最低50 Euro / per person ですが、お金では変えられない経験が得られます。
至福の時間でした。
わたしに、至福の時間を与えてくれたレストランは、Bixia-Chiao駅から徒歩5分ぐらいの場所に立地する、レストランFaia。
前回も訪れて、美味しいシーフードリゾットを頂いたのですが、今回、同僚と半分個して食べたタコのアヒージョ、わたしのタコへの印象をガラリと変えてしまうほどの美味しさで、感動しました。
タコと言えば、噛んでも噛んでも噛み切れず、最後はテイッシュに出してしまう、もしくは、思い切って飲んでしまうもの、という、あんまり良い印象はなく、お寿司屋さんにいっても、まず、タコを選ぶことはないわたし。
この度、ウエイターが、お店一番のおススメというので、彼の言葉を信じてタコ料理をオーダーしました。
ガーリックの香ばしい香り、でも、ニンニクぷんぷんな感じではなく、どこか上品さを感じる味わいで、何より、タコの足が大胆に、まるで手のひらのようにベイクトポテトを優しく包み込み、そして、優しいオリーブオイルの黄色に合う甘みの強いホウレンソウの緑、コロンと可愛らしく転がるブラックオリーブが3つ。
そのビジュアルと香りにまず魅了され、極めつけがタコの信じられない柔らかさ!!!
久しぶりに出会った絶品料理です。
ベイクトポテトも香ばしくて柔らかく、小食なわたしもペロリと感触。
その後頼んだ、ラムのステーキ・・・
タコで完全にノックアウトされたわたしは、まったくラム肉を食すほどの胃袋の余裕はなく、目の前にいる同僚のお皿にドンっ!「食べて♬」と丸ごと骨付きで^^
さすがにタコと自分のラム肉をガッツリ食べた後に、わたしの分までの肉の塊・・・
申し訳ないと思いながらも、無理やり与えてしまったラム肉。
さすが、肉食男子! たいらげてくれました^^
心に響くポルトガルの大衆音楽ファド
店内もすごく雰囲気が良いレストランなのです。
ファドは、ポルトガルの大衆音楽。
イタリアのカンツオーネ、スペインのフラメンコ、アルゼンチンのタンゴ、日本の民謡・演歌、みたいな位置づけのポルトガルのファド。
ギターのような形の楽器に、マイク無しの歌声。
マイク無しとは思えない迫力と音量。
ビブラートと抑揚が素晴らしい、心振るえる歌声と音楽です。
レストランでは、写真もビデオも禁止です。
照明をだいぶ落とすので写真を撮ろうとしても上手く映らないので、その場の音楽を楽しむことに全身全霊傾けたほうが賢明です。
ファドが聴けるのは21時過ぎから
ポルトガルの夜は長いです。
ここFaiaのレストラン営業は20時からで、ファドの演奏が始まるのはだいたい21:30前ぐらいからです。
第一部がその時間で、第二部が22時過ぎ、第三部は・・・・わからないです。
Faiaの営業は深夜2時まで。
22時ぐらいからも、どやどや客がきます。
人気レストランで予約困難!!!
人気のレストランは、平日でも、予約でいっぱいということは、よくある話し。
わたしたちも、実は、この度、ホテルのコンシェルジュに予約をお願いしましたが、あいにく満席でとれず、諦めかけました。
がしかし、、、
いつ、また、リスボンに来れるかどうかわからない・・・
という思いが強く、「まずは、行ってみよう!」と20時頃お店の前に。
お店の人らしき人が店の前で話をしているので、Excuse meと割って入って、
「予約をとってないんだけど、入れるかしら?」と聞いてみると、
「今日は予約でいっぱいだよ」と一言。
「でも今日で私たち日本に帰るのよ、2名だけなんだけど、なんとか押し込めない?」と、お願い!お願い!ポーズをすると、
お店の中にいる人と何やらごちゃごちゃ相談して、
「Ok、いいよ、はいって!」と
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
万歳三唱です。
何ごとも、諦めない、ダメもとでやってみるものです。
素敵なタコ料理にも出会えて、心振るえるファドも聞けて、大満足の夜でした。
また、出会いたい。
あのタコちゃんに。
また、行けるかな、愛しのリスボン。
byちびまる