空飛ぶちびまる (自由気ままに)

おひとり様女子のエッセイ

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人生で迷子になった時代 一生で最初で最後の占い 自分の人生は自分が決める

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人生で迷子になった30代

 

シドニーで生きていた頃、わたしは人生の迷子になった時期があります。

 

なんというのでしょうか、自分の存在価値をふか~く見つめちゃったりして、自分がこの世に生まれてきたこと、そして、自分には自分にしかできない特別な何かがあるはず、と思い込んでいた時期があります。

 

恋愛まっただ中の時に、何かに連れ意味をつけたがる乙女と一緒で、全ての出来事に、何か意味があるはずだ、どんな意味合いを持つのだろうか、など、七面倒くさいことをイチイチ考えたりして、自分で自分の首を絞めるというか、苦しんでいた時期があります。

 

今となっては、なーんも、特別なんて、なかったのにね、と思うのですが、当時のわたしは、いろんな意味で、自分の人生を最高のものにしたいと、欲張り極まりない状態だったのかもしれません。

 

それは、もしかしたら、多民族国家のオーストラリアという国において、そして個人主義の国において、どこか孤独というか、個として意識が異常に高くなったというか、「わたし」という人間への関心も高まり、また、日本人として異国の地で生きるということについて、いろいろ多感な時期だったのかもしれません。

 

また、結婚ということについても、いろいろ、ぐちゃぐちゃ、もんもんと、複雑な感情を抱きながら、生きていた時期でもあります。

 

気持ちのどこかで、わたしは結婚できるんだろうか、そもそも結婚を望んでいるのだろうか、最愛の人なんて見つけられるのだろうか、等々、とにかく、ベストな自分の人生をあまりに深く考えすぎちゃって、結局、思いっきり婚期を逃し、今となっては、来世の課題となってしまいました。

 

とにかく、自分と向き合うのが苦しくて、辛かったけど、なんとか向き合って、自分なりに答えを出したかった時期があり、結局、自分では何の答えも見つけられず、他力本願に走った、というお話です。

 

今となっては、結婚したいという気持ちはすっかり、はるか遠い彼方へ飛んで行ってしまい、また、オーストラリア vs 日本どちらで生きていくのかという問題については、オーストラリアの永住権を捨てた時点で日本確定となりました。

 

キャリアについても、ここ1年ですっかり自分の居場所と生きるスタイルについても、確立しつつあり、あの日の迷いは何処へ?と、当時の気持ちを思い出せないほど、穏やかで安定したライフへ突入いたしました。

 

ある意味、今のあるがままの自分を受け入れられるようになった、というのでしょうか。

  

有名な占い師に会いに行く

 

シドニーにいた時に、「よく当たる」とちまたの噂になった占い師さんがおりました。

 

よく当たるとのことで、行方不明者捜索の際に警察にも協力するほどのセンサーの持ち主ということで、ずっと先まで予約でいっぱい、という占い師さんに会いに行ったことがあります。

 

この占い師さん、ジョアンさんというおばちゃんだったのですが、どうもこの方有名らしく、どこかで一度、ジョアンさんに会いに行ったというブログを書いたところ、ジョアンさんの連絡先を教えて欲しいという問合せが殺到^^;

 

念のため、ここでお断りしておきますが、ジョアンさんの連絡先はぜんぜん覚えていませんし、わたしは情報を持っておりませんのであしからず

 

たぶん、わたしにとって、一生で最初で最後の占いです。

 

占いにはまってしまって、占い師の言葉に左右されて生きてしまう人もいるらしいですが、わたしは、基本、自分の人生は自分が決めるのであって、他の誰でもないと思っていますので、たぶん、もう行かないと思います、占いには

 

星占いとか、くらだらない遊びの占いはするかもしれませんが笑

 

そのジョアンさん、今でも、彼女に会った時のことをよく覚えています。

 

ちいさなおばさんで、一見普通ですが、目の色がものすごーく深い深い海の底のような、濃い青い目でした。

 

じーーーっと見てたら、吸い込まれそうな感じです。

 

占いの腕にはとても自信があったのでしょう。

 

占い中、録音してもビデオとってもいいわよ、と言われました。

 

わたしは、録音もビデオもとりませんでしたが、よく記憶しています。

 

基本はタロット占いだったように思いますが、印象的だったのは、真っ白な紙と鉛筆を出して、意識を集中させて、なんとなく白目になって、脳波のようなギザギザ線を描き出し、その線の状態から占い結果を出してくれました。

 

また、全身のオーラから、自身のその時の状態などを説明してくれました。

 

また、自分のまわりの人との前世での関係性、現在の関係性、そして将来についてを3人までみてくれる、というものでした。

 

わたしの前世

 

その占い師曰く、前世というのは、いろんな時期があるそうで、人と人との関わり合いも、前世でどこかでつながっている人らしいです。

 

ちなみに、わたしとその占い師の関係。

 

なんと、わたしの前世はオーストラリアの原住民、アボリジニだそうです^^;

 

そして、彼女も同じアボリジニ

 

オーストラリアに来たのはそのためかーっと思いながら、聞いてました。

 

わたしは、オーストラリアで生きるのが自然と言われましたが、わたしは帰国しました。

 

また、わたしと母の前世の関係

 

日本の南の島で、姉妹だったと言われました。

 

ちなみに、私の母は九州宮崎県の出身。

 

まんざら、はずれでもなさそう^^

 

そして、最後に、当時お付き合いしていた彼との前世の関係

 

わたしが母で、彼が息子のような関係

 

確かに、当時の彼氏は、わたしに甘えてくる感はありました。

 

まんざら、はずれでもなさそう。。。

 

わたしのオーラ

 

シルバーが色濃く出ている、と言われました。

 

シルバーは、「努力家」という面が強いそうなのですが、その点では、確かにあっているかもしれません。

 

また、身体と魂が乖離していて、心ここにあらず状態、とも言われました。

 

おそらく、身の丈にあった考え方をしてなかったということでしょう。

 

その他、シルバーの意味については、深く追求しなかった記憶です。

 

わたしの未来

 

わたしの未来は40過ぎたあたりから右肩あがり、って言われました。

 

それは、経済的にも、キャリア的にも。

 

確かに、20代、30代の頃と比べれば、あんまりお金に困らなくなったというか、そもそもあんまり、お金を使わないので、困らない、ということかもしれません。

 

でも、右肩上がりっていうほどの状況でもないような^^;

 

いつ、くるんだろう、わたしの右肩あがり

 

わたしの未来というより、世界がどう、変わっていくか、ということに触れていたのも印象的でした。

 

その当時は、まだテロがそれほど世の中的にクローズアップされていなかったというか、今ほど、テロ攻撃というニュースを聞かなかったように思います。

 

その占い師さん曰く、世の中はあと10年ぐらいで大変な時代へと突入していき、大三次世界大戦のような恐ろしい世界になる可能性があると言ってました。

 

なんとなく、怖いなぁ。。。とだけ、漠然と思いながらも占いを続けて、、、

 

今の彼とは続けようとわたしが思えば続けることもできると、なんとも曖昧な回答。

 

それから、寿命については、死期は89歳、もしくは98歳

 

89歳になった時に、もう死んでもいっかなーと思えば、そのまま逝っちゃえばいいし、まだ生きていたいと思えば、98歳まで生きられるわよと。

 

わたしとしては、目指すところは100歳超えなのですが。

 

そして、最後に、わたしは、いつかドバイに行く!とも言われて終了。

 

ドバイかぁ。。。

 

学会展示で、いつか行くかも・・・

 

でも、たいして、心惹かれないなぁ~、あの、どこか人工的な都市には。

 

占いは、あくまでひとつの参考までに

 

占いにお金をつぎ込んで、どっぷりはまっちゃう人がいるらしいですが、わたしはお金のムダ使いと思っています。

 

人は、弱っている時や、辛い時に、自分はどうしたら良いのかを誰かに決めてもらいたくて、そして、「あなたはこうなるよ、あなたはこうなのよ」って、誰かに断言してもらったほうが楽になれると思って、占いを求めてしまう気がします。

 

迷っているのは、辛いですしね、誰かにいっそのこと、決めて欲しい、断言して欲しいって思う気持ちもわからなくはないです。

 

でも、所詮、占い師だって、ただの人間ですし、その人に、あなたの人生の責任は取れません

 

自分の人生に責任を持てるのは自分だけ。

 

だから、占いはあくまで1つの目安、参考程度に聞いて、良いことは、希望的観測程度に夢見ていればいいし、悪いことは、塩でも撒いて、さっさと忘れちゃえばいいと思います。

 

もしくは、悪いことを、生活改善に役立てて、より良い方向に向けるためのきっかけにしちゃえば良いのだと思います。

 

わたしは、もう、占いに行く予定も、つもりもないですが、一生に一度ぐらいは、よく当たる!っという人の話を聞いてみるのも面白いかと思います。

 

わたしは、右肩あがりのライフを、今か、今かと心待ちにしています^^

 

byちびまる