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VUCAの時代に必要な能力を備え逞しく生きる

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画像:photoAC かずなり777さん

 

VUCAとは?

 

「VUCAの時代」に求められる能力とは?PHP人材開発のサイトにて、わかりやすく説明されています。

 

V: Volatility(変動)

U: Uncertainty(不確実)

C: Complexity(複雑)

A: Ambiguity(曖昧)

 

の頭文字を取った造語で、90'年代に米国で軍事用語として使われ始めた用語のようですが、最近は、ビジネス用語としても使われるようになったようです。

 

VUCAとは「予測不可能で先行き不透明な時代」と解釈しました。

 

VUCAという用語をいつ、どこで知ったかというと、、、

 

最近、わたしがすっかりお世話になっている、クロマッキーさんの下記Youtube動画。

 

www.youtube.com

 

"世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?【VUCA時代の必読書】"

byクロマッキー大学Youbueタイトル引用

 

VUCA、何それ^o^?

 

知りたい。

 

ということで、早速、15分の動画でさくっとお勉強させていただきました。

 

これからの時代、ビジネスパーソンにとって、論理的思考だけではなく、差別化を図っていくには、豊かな美意識、想像力、そして柔軟性が大事ということと理解しました。

 

どんな業種であっても必要とされる資質というのは、なんとなく理解はしていたものの、かくかくしかじか理論的に説明されると「なるほど」と思うのです。

 

その中で、出てきたVUCA。

 

え?GAFAじゃなくて、VUCA^^;?

 

お恥ずかしながら、はじめて認識した言葉でした。

 

論理的思考+αのアート的思考

 

論理的なアプローチ(市場調査結果や分析等)だけで事業戦略を推し進めていくことは、多様化が進む現代においては、優位性を出しづらく、もはやそれだけでは市場競争で生き残っていくのは難しいのかもしれません。

 

わたし自身、MBAを学んだものの、机上で導きだされた仮説等には限界があり、また、そういった仮説は、現実と大きく乖離していることもあります。

 

また、数字を分析したところで、他と比べて大きな優位性を見出せるかというのと、なかなか現実はそうもいかず、厳しいものがあります。

 

また優位性を出せる戦略を立てられるか否かという問題については、論理的アプローチ自体が問題なのではなく、論理的アプローチ上に必要とされる、個人の創造力と想像力の差だとわたしは思っています。

 

クロマッキーさんの動画説明によると、数字やデータで考える論理的なアプローチ=「サイエンス重視の考え」らしいのですが、これはこれで、今も未来も必要とされるアプローチなのではと、わたし個人的には思っています。

 

確かにデータ収集と分析にはそれなりの時間も必要としますが、ある程度の傾向を観るには、論理的なアプローチは必須だと思いますし、それが不要になる時代が来るとは考えづらいです。

 

どちらかというと、VUCAの時代において、論理的思考プラスα、数値化しづらい人の感覚も加味した上で、事業戦略を柔軟に考え、スピーディに変化への対応をする力が必要ということなのかなと理解しました。

 

論理的アプローチ、プラスα美意識、想像力、創造力などが豊かになれば、同じ数字や事実を見ても、∞の選択や可能性が生み出されるということだと思います。

  

また、論理的なアプローチと一言でいっても、仮にフレームワークを使って分析しても、結果(アウトプット)は、分析する人の能力に大きく依存するわけで、同じ方向性の結論に向かうとは限らない。

 

むしろ、同じテーマを与えられて、同じようにフレームワークを使い分析をしても、同じ結論になるほうが稀だと思います。

 

MBAを学んでいる時に、Real Time Case Studyという訓練を100ケース以上行いましたが、クラスメートの結論と見比べてみても、その結論は千差万別であることは明らかでした。

 

きっとそれは、個々人の論理的思考プラスα、千差万別の創造力と想像力があり、ものの見方考え方、感じ方が異なるからだと思います。

 

すなわち、事実情報をそれぞれの感性で処理するからこそ、結論は千差万別になるのではと。

  

また、情報収集ひとつにしても、能力に大きな差が出ますので、その結果も大きく異なります。

 

例えばアンケート。

 

アンケート結果の集計データは、事業戦略(もしくはマーケティング戦略)において、サイエンス重視の論理的な思考アプローチによる導き出される重要な指標です。

 

アンケート結果の良し悪し(使えるデータかどうか)は、アンケートの構成と質問内容、そして回答形式、誰を対象にアンケート調査を行ったか等にも大きく依存します。

 

アンケートの質問は、アウトプットされる結果を集計し、導きさされた数字やグラフで、どんな仮説が導きだせるのかなど、考えて作る必要があります。

 

アンケート作成には、緻密な「想像力」と「構想力」が必要とされいます。

 

アンケートの結果にて、仮説通りとなるのか、もしくは想定外の結果となるのかを確認するには、集計をきちんとできる質問内容と回答形式である必要があります。

 

また、ターゲット層の行動パターンや嗜好なども考慮しながら、アンケートの調査方法なども考慮する必要があるため、

 

アンケート調査は、口で言うほど簡単ではありませんし、論理的思考プラス想像力の豊かさなども必要とされます。

 

VUCAの時代に必要な美意識

 

クロマッキーさんの動画においては、主にC to Cビジネスをメインに考えたお話であったと思うのですが、個人消費者向けの商材ビジネスの場合、

 

マズローの5段階欲求の最上級レベルの欲求「自己実現欲」を演出するための道具である必要があるのかなと理解しました。

 

「理想の自分のイメージ(自己実現欲を満たすイメージ)」を演出するために必要な道具、そして消費者がCool(かっこいいと思える)もしくは、

 

Cute (かわいい)と思えるようなアート的感性が備わったものやサービスが、消費者の購買欲をくすぐるのかなと。

 

分かりやすい例としてApple社の商材。

 

芸術的な見栄えに加え、ユーザビリティもピカイチなApple社製品は、「Coolなグッズをわたしは持っていて、日常で使いこなせる」というイメージを

 

商品に乗せて、ブランディング、そしてマーケティング活動を通じて売っている(演出している)という。

 

ひとはモノやサービスを自身が主演のドラマ(思い描くシーン)を通じて買う。

 

個人消費者をターゲットとするB to Cビジネスの場合は、こういったイメージが顕著に現れるのかもしれないですね。

 

B to Bの場合はどうだろうか。

 

わたしが扱う商材はライフバイオサイエンス業界の研究に使われる試薬。

 

どのようなところに美意識やアート性が必要とされるのだろうか。

 

おそらく、個々人のドラマというよりは、使い勝手や正確性(間違いない品質)がメインではないかと。

 

もしくは、憧れているサイエンティストが使っているブランドだからとか、大多数の論文に採用されているから、という安心材料で買うのかなと。

 

ユーザー(研究者)自身が気がついていない使い勝手の良さを実現できれば、感動が生まれ、そこには追及を極めた先の「美意識」として認められるのかもしれない。

 

また、カスタマーサービスや技術サポート一つにしても、一歩、二歩、いや三歩先を見越して、

 

ユーザーの背中のかゆいところに手が届くようなサービスを「えっ!?いつの間に?」という早さで実現するには、

 

それ相応の創造力と想像力が必要とされると思います。

 

芸術品を自由な発想で眺め、想像し、そして自分なりのレンズを通してみる景色を自由に表現すること。

 

その表現の中に、ヒトは、きっと、感動や美しさを感じ取るのかもしれない。

 

他の誰かが感じたことではなく、唯一無二の自分が感じたことを、言葉やもの、サービスを通じて表現していくこと、

 

それこそがアート的な感性であり、世の中の人々を感動させられる表現ができる美意識を養えば、∞の価値を生み出せる可能性が広がるのかなと。

 

VUCAの時代に生き残る

 

仕事に限らず、これからの世の中は、ますます多様化が進み、個々人のそれぞれのニーズに対して、より精度高くカスタマイズされた商品やサービスが必要とされるのではと思います。

 

日本人は比較的、集団主義的な傾向を持つ傾向にあると思いますが、これからは、欧米諸国のように個人主義的な傾向を持つ人々が増えていくのではと、私自身は感じています。

 

「わたしは、わたし。これでいいのだ、いや、こっちがいい。」と我が道を行くことがもっともっと許される社会になれば、ライフスタイルがますます多様化し、

 

学び方、家族の形や、働き方、仕事の内容、暮らし自体が多様化し複雑化していく=自由度も増していくのではと思います。

 

自由度が増していく社会=

自分の意志を明確に持ち、生きていかなければならない社会。

 

会社に属して仕事をしていると、「言われたことだけをやるほうが楽」という人が多いことに驚きます。

 

わたし自身は、自分が感じたこと、考えていることなどを自由に発言し、アイディアを具現化していくことが好きなので、

 

自分のタスクは自分で考えるほうが楽しいですが、そういうことを考えること自体が苦痛という人が圧倒的に多いことに驚きます。

 

自分で考えるのがメンドクサイ、という人が結構多いなぁーと感じています。

 

自分で考えることを放棄してしまったら、退化していくだけ。

 

会社なんて、いつどこで、どうなるかなんてわからないし、いつまで今の仕事を続けていけるかなんて、誰にもわからない。

 

ある日突然、会社がなくなるってことも、現実にはあるでしょうから。

 

突然自分が放り投げられた時に、自分がどこに向かって生きていきたいのか、どんなことに時間を費やして、どんな風に生きていきたいのか、

 

自分の欲求や価値観を感じ取るアンテナを持っていないと、足元がおぼつかなく、不安になるのではないでしょうか。

 

自分で考える癖、自分で考えて自身の意見を述べ、その意見に責任を持つ癖をしっかりつけつつ、ものごとを自分の経験値だけで測らず、今まで信じていたことを捨てる勇気を持ちながら、自由に考えられる論理的かつアート的思考を高いレベルで身に着けられれば逞しく生きられるのではと考えています。

 

竹のようにしなやかに、ゆらゆらと強く逞しく生きていきたい。

 

それでは、みなさま、VUCAの時代を楽しく、たくましく生きられますように!

 

わたしも精進します!

 

by ちびまる