画像:photo AC_acworksさん
世界は非常事態真っただ中
新型コロナウイルス感染症の拡大にて収まらない世界的な非常事態の今。
テレビをつけても、ラジオをつけても、ネットニュース、SNSをみても、今は、どこもかしこもコロナ、コロナの問題でコロナ一色。
伝えられるニュースは、
〇新たな感染者数
〇新たな死者数
〇物資の品薄状態
〇イベント中止・延期
〇活動の自粛
と、気持ちがどよ~んと下降気味になる話ばっかり。
非常事態なので、致し方ない部分もあるのだけれど、
〇たまには息抜きもしたい
〇明るい話も聞きたい
〇テンション⤴ことをしたい
というのが本音。
世の中には呑気なことを言っていられない状況の方々も大勢いらっしゃるかとおもうのですが、それでも、なんとか、
前向きに、明るく、元気に生きることを選択したい。
外出できないジレンマ
営業は、外に出て行って、ビジネスパートナーやお客さんと会ってなんぼ、というところがありますが、、、
世界は今、ほぼほぼ自宅待機、外出自粛、大変な地域では、ロックダウン。
レストランも、お店も、どこもかしこも”CLOSED”な状態で、町全体がまるでゴーストタウン。
2020年3月30日の朝日新聞ニュースでは、外務省が中国、韓国、米国、英国を含む欧州全域からの外国人の入国を拒否、そしてこれらの地域への渡航を中止する「危険レベル3」に引き上げ、水際対策を強化することを決定。
お客さんも、代理店も、そしてわたしも、貝のようにじ~~~~っと、辛抱が求められる時期。
日本語でいえばテレワーク、英語で言えばSmart Work(と聞く)で、自宅勤務をする人たちが多いので、遠隔営業にて、電話やメール、チャットやWebビデオ会議で営業活動をする日々ですが、
営業という商業的な観点から考えると、face to faceで時間を共にするのと、スクリーンを通じてのそれとは、やっぱり違うし、できるならば会って、同じ空気の中で話がしたいものです。
でも、できないことをあれこれ考えても仕方がないので、今できることを精一杯考えて、やるしかないですね。
今だからこそできること
わたしの海外出張は、7月以降はまだわからないけど、6月まで全部キャンセル。
毎月のように外に出て行って、仕事をしていた私だけど、とりあえず6月末までは内勤。
出張があると、
〇出張プラン
〇出張
〇報告
〇フォローアップ
など、やること満載で、1か月があっという間に過ぎるのですが、出張がないとなると、結構時間的に余裕ができます。
そこで、普段やりたかったけど、時間がないことを言い訳にやれなかったこと(やらなかったこと)を今この時にやろうと思います。
営業&マーケ活動のレビュー
忙殺されている時って、走ることで精いっぱいで、なかなか落ち着いて活動レビューができないもの。
一次情報や自分が現場で感じてきたことをベースに戦略を立て、軌道修正しながら走っているのですが、時々ふと、『正しい方向性に走っているだろうか?』と思うことがあります。
今、時間があるので、ビジネス関係者とスカイプビデオ会議でレビューとブレーンストーミングを行い、方向性の確認や、優先的に今やるべきことなどのコンセンサスを得るようにしています。
パーソナルなご挨拶で関係強化
こんな時だからこそ、ビジネスライクではなく、パーソナルでヒューマンタッチに、ビジネスパートナーである代理店の人たちや、お客さんに、メールでご挨拶。
いろいろ制限されて、窮屈な毎日を過ごしている全世界の関係者に、それぞれ、会社別に、できる限りの知り得るメールアドレスを同報して連絡をしました。
それも、仕事関係の話は一切せずに、
〇どうしてる?元気?
〇大変だけど大丈夫?
〇大変だけど前向きに
相手の安否を気遣い、大変な状況を共感し合い、そして、それでも、前向きな姿勢を選択をしようという
Stay Positive & be Happy
という言葉を添えて、開花し始めた桜の写真も貼付し、
「共に戦い、強くなろう!」
という気持ちを共有したところ、
会ったこともなく、数回メールでやりとりした人、もしくは、ただ同報メールで入ってきて一度も直接やり取りをしたことない相手から、とても心温まるメッセージを頂きました。
中には、
〇子供の写真
〇子供が作った折り紙アート
〇自分の庭に咲く花
の写真を添えて、返信してくれる人もいて、なんだか、「世界はひとつ」という温かい気持ちになりました。
きっと、こういったヒューマンタッチなやり取りをすることで、人は印象に残ったりするもの。
メッセージを贈る気持ちは、相手を想うピュア100%というのが原則ですが、こういったやりとりの中から、自分を、そして自分が働く会社を覚えてもらえれば、未来につながるチャンスとなります。
わたし自身も、元気になれます。
USAで一番大変な状況にあるニューヨーク、カリフォルニア州、
ヨーロッパでは、
大変な危機に面しているイタリアのロンバルディア州、ミラノやベルガモ、そして
最近ロックダウンしたUK、その他欧州諸国、ドイツ、スイス、オランダ、北欧諸国、そして、
韓国、台湾、シンガポールなど、多くの諸外国の人々から、
「私たちは、元気よ、大丈夫!!!」
「私たちは、強くなれる!!!」
と力強い反響メッセージを頂きました。
みんなで、気持ちを強く、頑張ろう!という想いが伝わってきて、とても嬉しく思いました。
「本当のビジネスは、ビジネス以外のところで始まる」
というのは、どの国の企業の方々も口をそろえておっしゃる言葉です。
専門領域にて深く学ぶ
わたしが属する産業は、ライフバイオサイエンスであり、世界中のさまざまな疾患の研究そして診断・治療に関わる領域です。
中でも、老化に関わる疾患のバイオマーカー(抗体)と測定系の営業がメインであり、普段、忙しさにかまけて、学びを後回しにしていた事柄に着手しました。
英文論文を読み、疾患と自社の商材との接点を結び付けていく作業に時間を費やしています。
英文論文は、テクニカルな言葉が多く、言葉のひとつひとつの意味がわからないと全体的な意味が理解できないので、読み解くには時間がかかります。
でも、丁寧に言葉の意味を調べ、ひとつひとつの言葉と文章全体の意味をつなげていくと、論文が言わんとしている重要なメッセージを理解することができます。
時間がかかり、骨が折れる作業ですが、知識と情報を蓄積していけるので、それを積み重ねていくと、点と点がつながり、考えに広がりが出てきます。
でも、さすがに一日で5~6論文を読み解くのは、疲労困憊(-_-;)
その先に、自身の言葉で要点をまとめ、その要点を視覚化し、伝えたい相手にメッセージとして伝えるという仕事も待っているので、最終アウトプットまでにかかる時間は結構なものです。
自分の体と相談しながら、無理せず、コツコツとタスクをこなしていけるように頑張ろうと思います。
営業という仕事の場合、正解が何かわからない中、自分が信じた方向性でひたすら作業を重ねた先に、忘れた頃に結果が舞い降りてくる感じなので、
「これは、本当に意味のある作業なのか?」と
疑念を抱いてしまうことも多々ありますが、それでも前に進んだ先には、あらあら不思議、ものごとが全て良い方向に転がっていく~なんてことが起こる場合もあるので、
今の自分が信じた道を進んで、自分で価値ある活動と思えることに時間を費やすことが大事だと思います。
いつ終息するか先が見えない新型コロナウイルスに脅かされる日々ですが、それでも、前に進むのみ。
今日も多くの人が笑顔でありますように。
have a great day
by ちびまる