フィレンツェにはマーブル紙の職人工房がいくつかあります。
マーブル紙も、メタル細工同様に、それほど興味はなかったのですが、ガイドさんにすすめられてマーブル紙職人工房を訪れました。
マーブルおじさんとの出会いは突然に
この孔雀模様のマーブル紙、素敵でしょう?^^
わたしのブログの背景にも使わせて頂いています。
これもメタル工房同様、神業(マジック)に近い職人技でした。
マーブル紙の職人さん、マーブルおじさんとの出会いは道端で、でした。
日本人のガイドさんとおしゃべりしながら、B&Bに歩いて移動しているところ、突然チャリンコに乗って目の前に現れたマーブルおじさん。
白ひげぼーぼーで、身なりはなんだか貧乏くさいホームレスのような感じで、なんやらガイドさんにイタリア語で話かけてきて、ガイドさんも話を返しており、お金をせびられているのを断っているのかと、警戒心バリバリでその様子を横でみていたわたし。
5分程立ち話して、横で見ていた感じでは、どうやら知り合いらしい^^;
「あの人誰ですか?」と、ガイドさんに伺って初めて、マーブル紙の職人さんであることが判明しました。
それも10年越しのお付き合いで、マーブル紙製作に関しては、とても腕の良い職人さんなんだとか。
マーブルおじさん、ごめんなさい、完全に偏見の目であなたの第一印象を決めてしまってました。
後日、マーブルおじさんの工房を訪れ、マーブル紙の製作現場を見せて頂きました。
マーブルおじさんの作品
こちら、素敵でしょう?
孔雀の模様ではないのですが、色合いが素敵なのと、丁寧に紐で閉じてあるノートで、一目ぼれしました。
マーブルおじさんの作品です。
とっても開きやすいんです。
25€のところを、ガイドさんの長年のお知り合いということで5€値引いて頂きましたが、職人さんの作品を値引きするのも申し訳ないし、末永くお仕事してほしいという気持ちも込めて定価で頂くことにしました。
マーブルおじさんの息子さんが技術を受け継いでいくとのことです。
日本にて展示会を開く機会もあるほど、マーブル紙においては腕が良い職人さんのようです。
この真っ白のノートに何を書こうかまだ決めかねているのですが、何か大切なこと、記憶を書き留めるノートにしようかなーと考え中です。
マーブル紙が出来上がるまでの行程
こちらは、もうひとつ、別のマーブル紙工房にて製作されたマーブル紙です。
職人さんによって、重ねる色の組み合わせや模様などが違うので、マーブル紙のデザインには無限大の可能性を感じます。
マーブル紙は、この長方形の器にアクリル液がひいてあって、その上に、筆のようなもので、選んだ色をそれぞれ、上記のような感じで落としていきます。
落し方に法則があるようには見えないんですが、それが職人技なんでしょうね。
色を落としたら、大きな櫛のような道具で、縦横と髪を櫛でとくような感じで、模様を描いていきます。
あっという間に模様ができて、その上に紙をかぶせ液を紙に吸わせたら、はい、出来上がり!という感じです。
2つの工房ともに、ふらっと連れて行ってもらった場所なので、お店の名前も、場所もまったく覚えていません汗
ご興味がある方は、わたしがお世話になったガイドさんにご連絡してみてください。
マーブル紙工房の見学は日本人ガイドさんに依頼
こちらのマーブル紙職人工房見学は、フィレンツエ在住の日本人ガイドさん(五十嵐陽子さん)Deep in Italy / イタリア好き@個人旅行にお願いしました。
五十嵐さんは、とても気さくで、英語もイタリア語も堪能で、もちろん日本語で何でも相談できますので、任せて安心!信頼できるガイドさんです。
フィレンツェやトスカーナで観たいこと、経験したいことなどお伝えすると、いろいろと調べてくれて相談にのってくれます。
マーブル紙工房見学にご興味ある方は、ぜひお気軽にコンタクトしてみてくださいね。
マーブルおじさんはイタリア語しかしゃべれませんので、ガイドさんの通訳が必要です。
おすすめのガイドんさんです^^
byちびまる