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おひとり様女子のエッセイ

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コミュニティが苦手なわたし

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画像:photoACmakoto.hさん

 

コミュニティが苦手なわたし

 

人付き合いが苦手というと、「意外だね」と、よく言われます。

 

なぜかというと、わたしは、営業職が長くて、それなりに、人を相手に仕事をしていて、それは、好きだからです。

 

仕事ならできるのに、プライベートとなると、めっきりダメというか、苦手意識を持ってしまい、腰が思い切り引き気味。

 

人が嫌いというわけでもなく、おしゃべりが嫌いというわけではないのに、どういうわけか、コミュニティに入っていくのが苦手。

 

旅先などで、二度と会わないであろう、通りすがりの人とのおしゃべりは、苦にならないけど、日常的に付き合う可能性がある人たちの群れになると、気が重く消極的に。

 

1対1なら、ご飯食べたり、一緒に出かけたりと、割と楽しめる方だけれど、3人まではギリで、4人以上になってくると、途端に居心地の悪さを感じてしまう。

 

人付き合いというより、コミュニティの中に身を置くのが苦手なのだと思います。

 

コミュニティを直訳すると、団体、グループ、社会であり、わたしなりの解釈では、ある一定の大きさの人の輪のことを指すのだと考えています。

 

コミュニティに入っていく苦手意識は、物心ついた頃からあって、今も相変わらず、引きずっているコンプレックスなのです。

 

 

なので、いずれの時代も、これといって、一定のコミュニティに属することもなく、幸い、今もかろうじてつながってくれている人たちは、ほぼ1vs1でのつながりであり、いずれも、わたしという人間を、受け入れてくれている感があるというのを、私自身が体感している人たちです。

 

われながら、究極に、不器用な性格であり、コミュニティに入っていく努力をしようともしない自分を怠慢だなぁと思う自分がいます。

 

なぜ群れが苦手なのか

 

たぶん、ですけど、人の裏と表(本音と建て前)的なところに、少なからず、恐怖心が自分の中にあるのだろうと思います。

 

おそらく、それは、過去の経験にもとづき、自分を防御する自然の反応なのかもしれません。

 

今までは仲が良さそうに話していたのに、その人が去るや否や、残った人たちで陰口をたたく、それも、面白おかしく、楽しそうにディスってるのを見てしまうと、ものすごく、嫌悪感というか、メンドクサイなー、嫌だなぁーと思ってしまうんです。

 

もしかしたら、それは、実のところ、自分も気がつかないうちにやっていて、なんだか、そのことを思うと、人と関わることが、とても煩わしく、心がざわつくというか、疲れてしまうんです。

 

そんな感じなので、自然と目に見えないバリアを張ってしまう自分がいて(たぶん、声かけられないから、そうだと思う)、気がつけば、どんな場所にいても、ポツーンと一人でいる状態が多いです。

 

その状態にほっとしている自分がいる一方で、まわりの人ほぼ全員が、周囲と上手く溶け込み、楽しそうに、会話をしているのを見ると、自身のコンプレックスが露呈され、なんとも言えぬ感情の波が押し寄せてくるという、心中、複雑な状況に陥るのです。

 

以前は、自分のこの性質に、それほど気にすることもなかったのですが、50歳手前の熟年になってくると、自分の未熟さと、実年齢とのギャップに、なんとも言えぬ不甲斐なさを感じる、今日この頃なのです。

 

なぜ仕事では平気なのか

 

これが不思議と、仕事では平気なのです。

 

自ら、大海原の見知らぬ人のコミュニティに入っていき、積極的に声をかけ、関係構築に精を出す自分がいます。

 

仕事とプライベート、このギャップは一体なんなのだろうか・・・

 

と自分なりに分析してみると、

 

ビジネス上では、「距離感を取りやすい」ということなのだと思います。

 

仕事上でのお付き合いならば、お互いに、それなりに、自然と適切な距離感を保ちながら、必要なことを、必要な時に話をし、時に激しく議論展開になったとしても、それはビジネス上の話であり、個人的なことではないから、後に引くことも少ない。

 

 

程よい距離感が、当然のように維持できるビジネス環境下においては、わたしは、居心地が良いのです。

 

ひとりのようで、ひとりじゃない、みたいな環境が、とても居心地が良いのです。

 

でも、プライベートとなると、どこまで踏み込んで良いものやら、そのさじ加減が難しくて、感覚がつかめないのだと思います。

 

おそらく、わたしは、深いところに入ってしまうと、とことん関わりたいタイプなので、もしかしたら、人よりもずっと、傷つきやすい性格であり、特に、相手の反応がよくわからない、何を考えているのか、わからない、という状況下に、得体の知れない不安を抱いてしまうのだと思います。

 

だから、1vs1なら向き合いやすいけど、グループになってしまうと、どう向き合ってよいか、どう付き合ってよいか、距離感がつかめないんだと思います。

 

良いことも悪いことも、わかりやすく、言葉で伝えてくれる相手だったら、きっと、良いのだと思うのですが、空気を読めないわたしは、その空気に反する発言も、きっと多くて、そのことにより、よくわからない距離感を取られるのが一番キツイのだと思います。

 

だから、プライベートでのコミュニティが苦手、なんだと。

 

じゃぁ、どうしたいのか、と聞かれると、まだ、よくわかりません。

 

まだ、自分でも、この苦手意識とどう向き合ってよいかわからず、、、今のところ、気がついていながらも、棚上げ状態です。

 

職場においては、とりあえず、居場所があり、心地よい環境があるので、その点については、奇跡というか、感謝しかありません。

 

わたしと同じような人が、もしかしたら、結構いて、無理してストレス抱えて生きているのかな、なんて想像したりもします。

 

良くも悪くも、わたしは忍耐が弱く、なるべく、嫌なことからは逃げ越しで生きているので、ストレスレベルは高くないのですが、頑張っちゃう人は、大変なんだろうなぁ、と思います。

 

もし、わたしと同じく、コミュニティが苦手で苦しんでいる人がいたら、まずは、できる限り平穏を保てる環境に身を置くのがいいんじゃないかな、なんて、勝手に思ったりしてます。

 

だって、自分が壊れちゃうぐらいなら、逃げて、健康を維持したほうが良いかなと思うから。

 

では、みなさま、have a nice day

 

by ちびまる