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一歩引く勇気
先日、上司とやりあって、「あーもうイヤ」と半ば投げやりになったわたしですが、相手は変えられないし、環境を変えるのも容易じゃないので、自分の考え方、そして周囲との向き合い方を変えることにしました。
わたしは、何をするにもこだわりが強く、いろいろと突っかかってしまう傾向にあり、周囲とも意見が食い違うことも、しばしばあります。
最近、やっとなんとなくですが、自分を客観的に見る術を身につけまして、正直、自分でも「わたしって、なんかメンドクサイ奴」と思う局面もあり、これでは、周囲が大変だし、全て同じレベルでこだわって、突っかかってたら、一つ間違えばはた迷惑な人になってしまいます。(もう、なってしまっているかも💦)
なので、自分なりに、仕事に対する優先順位をつけて、譲れないものと、任せるもの(言葉を変えれば、自分の意思を捨てるもの)に大きく分けて、仕事と向き合うことにしました。
自分が最前線でやるべき仕事は、最優先で細部にこだわり、逆にそれ以外は、一歩、二歩引いて向き合うことにしました。
わたしにとっての最優先
自分にとっての最優先は、やはり海外事業。
伸びしろがあるとわかるし、自分が今まで現場でやってきたので、市場もある程度わかっているつもり。
なので、海外市場での事業開拓、そして売上を伸ばすことに全集中することにしました。
海外市場における販売マーケティング戦略、顧客開拓、案件獲得などを最優先として、そこに係るスタッフの育成にも優先的に時間を割いていくことにしました。
一歩引いて向き合うものたち
国内営業に係ること
それ以外のこと、例えば、わたしのタスクとして新たに追加となった国内営業、会社には言えませんが、わたしにとっては後回しとしました。
理由としては、伸びしろが感じられない、時間と労力を投資しても、あまりリターンがないと感じているからです。
また、国内市場の営業は、もともと社内にいてわたしの先輩でもあるベテラン営業マンたちがいるし、その人たちは、今まで通りのやり方をupdateしようとしないし、彼らも50手間なので、おそらく変わらないと思うので、いっそのこと、わたしは手を放して、あれこれ口を挟むよりも、彼らに任せちゃったほうが良いと思うようになりました。
おそらく、国内の数字はas-isの活動なので伸びないと思いますが、自分も経験がない市場なので、思い切って、わたしの中では優先順位を下げることにしました。
とは言え、国内向けの仕事に一切かかわらないというわけではなく、これまで通り、価格の相談にものるし、見積りの承認などもやっていかなければならないけれど、自ら何か能動的にアクションを起こすことは止めようと思っています。
営業会議での段取り
以前は、なんとなくの流れで、わたしが日程調整、Agendaまとめ、議事進行、議事録作成などやってましたが、営業会議メンバー参加者全員にて持ち回りとしました。
報連相がメインなので、営業会議の進行は、本来誰がやっても良いでしょうし、わたしである必要性はないと思いまして、手放しました。
なので、会議参加への姿勢は、自分が議長を務めない限り、基本受身です。
メンバーに基本任せて、助け船が必要な時だけ、口を挟むことにしました。
これが、意外と良くて、今まで受身だったメンバーが、自分が議長となると、頭をフル回転させなければならないし、時間を気にしながら会議進行をしなければならないし、今まで使ってなかった能力を発揮せざるを得ない状況に置かれます。
それぞれのキャラというか味がでて、手放して良かったと思ってます。
自分じゃなくてもよい課題
これまで、あまりにも自分が前のめりというか、前面に出過ぎて仕事をしていたなと感じてます。
なので、たいていの課題や仕事については、メンバーに振り、メンバー同士で話合って、やり方、進め方などは決めてもらって、わたしが中間に入らなくても良いように仕事を振るようにしました。
以前は、わたしが全て仕切って、わたしが言ったことをやってくれればそれでよかったですが、これからは、彼らが自身の頭で考え、ベストアンサーをメンバー同士で出して、それでわたしはなるべくそのベストアンサーを受け入れるようにして、基本彼らに最初から最後まで任せることにしました。
どうしても、困ったり、トラブったりしたときは、時間を割いて話をして、必要があれば、わたしが前面に出て対応するようにしました。
自分には重要じゃない決定事項
メンバーに仕事を任せることと似てますが、、、例えば営業会議などで議題に上がった内容の決定事項など、以前は、細かいところまでこだわって、突っ込んだりしてましたが、一歩引いて、7~8割型OKなら、口を挟まず良しとすることとし、不必要な議論展開をしないようにしました。
営業という仕事は、あまり正解がないし、やってみないとわからないことも大いにあるため、現場の人間が「これでやりたい」というのであれば、まずはやってみましょう、というスタンスで対応することにしました。
手放して、だいぶ楽になった
やってみて、わかったことですが、意外と「手放して任せる」というのは勇気が要ることですが、やってみれば、メンバーは普通に仕事をこなすし、わたしが口を挟まなくても仕事はまわりますし、何より時間に余裕ができたので、精神的にも楽になりました。
受信Boxに入ってくるメールも、同報が多く量は多いのですが、ぱっと見で何のメールかだいたい察しがつくので、基本的には全文読みません。
なので、さーーーっと既読にするので、時間かけてメール対応することも少なくなりました。
その分、戦略を考えたり、海外戦略についてメンバーや外部の人と意見交換したりと、もっとプロダクティブな時間の使い方ができるようになりました。
きっと、メンバーたちも自身の裁量である程度、自分の良いように仕事を回せるので、良かったんじゃないかなと思っています。
上司というのは、普段、そんなに必要なくて、メンバーが判断に困ったり、トラブったりしたときに助けて上げられればいいんじゃないかなとさえ思えてきました。
ただ、メンバーより多くお給与をもらってる分、わたしが本来、会社から期待されている課題と向き合い、結果を出すことで、会社に利益をもたらさなければならないという気持ちもより強く思うようになりました。
現場で日次のタスクをこなすメンバーは時間との戦いですので、彼らがなるべく楽に仕事がまわるように、そして、もっと利益を出して対価として反映されるよに、お仕事頑張らなきゃなと思ってます。
それでは、みなさま have a nice day
by ちびまる