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おひとり様女子のエッセイ

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アラフィフ女子中東・ドバイへ出張。Medlab (中東医療機器展示会)2023に参加。中東・アフリカの熱気に巻かれて

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初の中東・ドバイへ出張

 

遠い昔し、オーストラリア、シドニーにて自分の未来を切り開くために躍起になっていた30代前半の頃、オーストラリアでよく当たると言われていた占い師(ジョアンさん)に、「あなたの将来40代から右肩あがり、ドバイに行くわよ。」といわれた私。

 

言葉通り、今のところ、わたしの人生は、極めてなだらかな角度での右肩上がりではありますが、まさか予言通り!?ドバイの地へ仕事で足を踏み入れる時が来るとは、夢にも思いもしませんでした。

 

でも、夢って、イメージができる頃に、叶うもんなんですね。(20年後ぐらいかかりましたけど。。。)

 

コロナ禍において丸3年間、まったく海外出張に出られなかったわたしは、水際対策の緩和ニュースをきっかけに、あれこれ出張計画をイメージし始めて、「これまで通りの出張じゃ、なんだか芸がないわぁー」と思ってまして、、、

 

ひょんなことから、米国代理店社長がある日「僕、2月にドバイのMedlab参加するよ~」と連絡を受けたのをきっかけに、「わたしも行くかなぁ、、、、行ったほうがいいかなぁ、、、いや、行かなきゃ!」と思い立ちました。

 

思い立ったら止められないのがわたしの性格。

 

すぐに稟議書つくって、出張計画立てて、アポとって、2月のドバイ出張を含めて、年間の出張予算をとりました。

 

わたしの年間出張予算は、結構な金額になりますが、ぜんぶ一人で対応するのだし、その「10倍返しの売上・利益出します!」といった形で、やる気だけは見せて、予算稟議決裁、取りに行きました。

 

正直なところ、ドバイにすっごく行きたかった、興味があったかというと、そうでもありません。

 

なんとなく、遠い昔占い師に言われたことが引っかかっていたので、行ってみたほうがいいだろう、というぐらいで、あとは「仕事だから、結果出すために行く」というぐらいの気持ちです。

 

中東というと、地図を眺めただけでも「うーーん、なんとなく、危なそう・・・」と、不安を感じてしまうわたしなのですが、それよりも、「うーん、でも、どんなところか見てみたい、その地に降り立って感じてみたい」という気持ちのほうが勝ちました。

 

ドバイってどこ?どんなとこ?

 


ドバイってどこ?

 

サウジアラビア半島を長靴に見立てた場合、親指のつま先?あたり?でしょうか。

 

日本からですと、成田からエミレーツ航空直行便で12時間ですが、わたしは、ドバイの後に、ドイツ国内でさらに追加で1週間出張を控えていたので、羽田⇔フランクフルト往復でチケット取って、フランクフルト⇔ドバイ往復を別々にチケットを取ってドバイ入りしました。

 

ドイツからもっと近いのかなぁと思ってましたが、思いのほか遠くて、日本からシンガポールのフライト所要時間なんですね。

 

体力勝負でしたが、ドイツ経由で訪問しました。

 

ドイツからのドバイのフライト空路については、あまり詳しく知りませんが、地図上で直線を結ぶと、トルコ、シリア、イラクを通過する?見た目になってて、なんとなく、ちょっと不安になりました。

 

もちろん、安全なルートというのはわかっちゃいるんですけどね。

 

ドバイってどんなとこ?

 

 

ドバイは一言で言えば「アラブの国」です。

 

個人的見解(ドバイの特徴)

 

「イスラム教を感じる街」

 

当たり前と言えば当たり前ですが、人々の彫深い顔立ち、イスラム教独特の装い、男性は「カンドゥーラ」や「クゥトラ」、女性は「アバヤ」や「ヒジャブ」と、「おーこれぞイスラム」という雰囲気の装いの人たちが多いため、「あーわたし今、アラブの国にいるんだわぁ」と異国情緒を感じるのです。

 

ゆる~いムスリムな友人はいますが、彼からはイスラム教を感じることは、「豚肉食べられない」ということ以外は、ほとんど皆無。

 

でも、さすがにドバイにおいては、「粗相をしてはいけない」という、ある種の緊張感を感じました。

 

わたしがドバイにいて、感じたことは、

 

〇夜中に動く街

〇人工的

〇気軽にお酒飲めない

〇肌露出できない

〇ビカビカ煌びやか

〇国際都市

〇何もかもが高い(値段・ビル)

〇とにかくスケールがでかい

〇お金持ちには楽しい街

〇貧富の差、激しそう(印象)

〇タクシーが簡単に拾えない

 

面積は埼玉県ぐらいで、人口は大阪市ぐらい、だそうです。

 

ドバイの概要

ドバイを1つの国だとお思いでは無いでしょうか?実はドバイはUAE(United Arab Emirates:アラブ首長国連邦)の1つの首長国です。UAEは7つの首長国から成っており、この1つがドバイ。首都はアブダビ首長国となります。

 

UAEの面積は約83,600平方キロメートル、ほとんど日本の北海道と同じ面積です。その中でドバイの面積は4,114 km2、関西で言う滋賀県、関東ですと埼玉県と同じぐらいの大きさです。その地域内に約300万人が住んでいます。おおよそ、大阪市と同じ規模の人口です。

引用元:UAE ドバイ首長国の基本情報

 

まわりに、「ドバイに出張に行くんだぁ~」というと、「いいなぁ~パラダイスじゃん!」と口を揃えて、「いいな、いいなぁ~♪」と言われたのですが、正直なところ、私自身は、それほど、「+.(◕ฺ ω◕ฺ )゚キラキラ~、素敵~♪、いいわぁ~」という感じではありませんでした。

 

なぜにみんな、「いいところ」と思うのだろうと、正直、謎です。

 

Medlabとは?

 

Medlabとは、Medlab Middle East | Medical Expo & Conference | Dubai (中東医療関連展示会。会議 in ドバイ)です。

 

この展示会は、欧州のMEDICAのようなもので、体外診断用医薬品に特化された医療機器関連展示会で、毎年2月にドバイで開催されます。

 

主に中東・アフリカ市場向けの展示会ですが、大手欧米企業も多く展示し、日系企業ですと、セキスイ、東洋紡、トーソー、シスメックス、富士レビオ、富士フィルムさんあたりが展示してました。

 

2万人ほど集まるので、会場はコロナ禍とは思えないほどごった返し、熱気にあふれてました。

 

展示会への参加は無料で、Webでサクッと登録するだけですが、会場入場の度に、スマホで電子QRコードバスの提示が必要です。

 

初めてMedlab参加しましたが、正直とても費用対効果が高い展示会であり、また、来場者向けのアプリやサービスが充実していて、わたしの中ではとても高評価です。

 

IVD関連事業で事業開拓したい人には、もってこいの展示会で、たくさんの人と価値ある商談ができます。

 

何が良かったかというと、展示者の参加者の名前、タイトル付きのチャット機能があり、参加者は自由に展示者の個人に対してピンポイントでアポイント予約の依頼を出せます。

 

それも、日時指定もでき、依頼を出して先方がOKすれば、自動でスケジュールがアプリに登録されるので、アポ取りにとても便利でした。

 

また、日本人の場合は、入国時に自動で30日間のビザが発給され、商用短期滞在も観光ビザでOKなので招待状など不要ですが、サイト上で必要事項さえ入力すれば、自動的にMedlabのオフィシャルな招待状がメールで送信されるシステムです。

 

また、会場内の無料ネット環境も、とても良好で、ネット回線には何の問題もなく、商談者とWhatsAppを通じて、サクサク連絡が取れ、とても快適でした。

 

ただし、不満が3つあります。

 

一つ目は、来場者が休憩する場所がない!座るところがほぼ皆無。

 

なので、ランチをするにしても、適当にその辺で座って食べられるスペースがないのです。

 

ランチの飲食ショップもありますが、とにかくリラックスして座って食べられるテーブルも椅子もない。

 

なので、わたしはランチを抜いて、協業者のブースを訪れ休憩してました。

 

二つ目は、ワールドトレードセンター駅から会場が遠いこと。

 

 

「ここかな?」と思う大きな会場内を通り抜け、外に出て、更に300mほど歩くので、駅からだと最低でも5分はかかります。

 

まぁ、たいしたことないっちゃないのですが、その微妙な距離が「あーかったるい」と思った次第です。

 

三つめは、来場者に、コーヒーを無料で配布している展示者が少ない。

 

これは、わたしのスーパー勝手な意見ですが、AACCや他の学会関連の展示会において、グローバル製薬メーカーなどは、大きなブースを出して、客寄せにカプチーノやラテなど美味しいコーヒーを無料で提供しているところが3~4か所ほどあるものですが、Medlabにおいては、「社内のスタッフだけ」とか「商談予定の客もしくは既存客のみ」など、無料配布に制限するところばかりでした。

 

これは展示者にとってはごく当たり前の対応とも言えますが、来場者の立場としては、「なーんだ、つまんないの」と思ってしまうのです。すみません。

 

自分で買うほど飲みたいというわけでもないので、ホテルに戻って、持参したコーヒー飲んでました。

 

話変わって、コロナ禍の展示会という点について、欧米中東に限っては、もう、コロナというのはあんまり意識してない感じで、なんの規制もありませんので、よって、感染リスクは高いです💦

 

驚いたのが、肌感覚ではありますが、展示会場のおおよそ3分の1が中国企業で占めていて、もちろん中国人がわんさかいまして、わたしは100%「ニーハオ」と声をかけられ、日系企業のブース対応している日本人にも英語で対応されたので、「あ、わたし、日本人です」とも言い出せぬまま、中国人の振りをしてました。

 

正直、日本のプレゼンスは弱いなあ~~~っと、痛感しました。

 

中国はやはり、いろんな意味ですごいです。 アグレッシブだし、何よりスピードが速い!

 

日本の弱さは、スピード感に欠けるところです。

 

旅費はかかりましたが、遠いドバイに来ただけのリターンがあったので、よかったです。

 

それでは、みなさま、have a nice day

 

by ちびまる