ANAビジネスクラス
ANAのミラノ直行便が運航し、フライト15時間という長旅なので、ビジネスクラスを利用しました。
それなりの役職で、ビジネスで海外に行くのだから、いつもビジネスクラスを利用していると思われがちですが、ビジネスクラスはかなり高額なので、中小企業の場合、役員であってもエコノミークラスを利用するケースが多いのではないでしょうか。
わたしも通常はエコノミークラスですので、心身ともにタフでなければ、務まりません。
この度、十分なマイルがたまっていたのと、また、ミラノだけではなく、同工程でドバイにもフライトがあったため、さすがに体が辛いなぁと思いまして、ビジネスクラスを利用しました。
ただ、ビジネスクラスへのアップグレードって、まずは、プレミアムエコノミーで予約をしなければならず、その時点で東京⇔ミラノ便で、50万円は超えます。
その上で、アップグレード申請をして、運よくアップグレードできれば、必要なマイルを消化してビジネスクラスが利用できます。
今回、ミラノ往復分をビジネスクラスにアップグレードし、合計56,000ポイントほど消費しました。
ANAビジネスクラスの特徴
こちらANAミラノ便のビジネスクラス。
全フラット
どんな感じで全フラットになるのか、わからなかったのですが、、、座席のスライドボタンがありまして、そのボタンを押すと、座席が背もたれが倒れながら、前方にスライドしていき、前方のシートとつながりフラットシートになります。
敷きマットと掛け布団と枕
座席がフラットになったら、専用の敷きマットがあり、座席のつなぎ目を感じることなく寝ることができます。
また、長方形のとても手触りが良い(薄い羽毛布団のような感じ)掛け布団、そして枕がありますので、完全にベッド同様に睡眠をとることができます。
それもエコノミーの空座席2席使って横になるとは違って、進行方向に向かって、縦に寝ることができるので、揺れを感じることも、ほとんどなく、快適に眠れます。
エコノミークラスで横になる場合、飛行機の揺れをもろに感じるので、場合によっては、具合が悪くなることも。。。
また、ビジネスクラスは前方の座席なので、後方のエコノミー席と比べ、揺れが圧倒的に少ないことも快眠のポイントかと思います。
大きなスクリーン
エコノミークラスのスクリーンと比べ、一回り大きいでしょうか。
それも、前方の座席のリクライニングに影響されず、ゆったりとしたスペースで、一定の距離感でエンターテインメントを楽しむことができます。
アメニティ
スリッパはもちろん、エコバック、ローション、ポーチが頂けます。
きれいなトイレ
ビジネスクラスのトイレは、使用する人数が少ないこともあり、また、比較的きれいに使う方が多い印象ですし、清掃の頻度も高いのか、常に清潔さが保たれている印象でした。
また、トイレには、歯ブラシとマウスウオッシュが常備してあります。
広いテーブル
食事用のテーブルは長方形で広めのテーブルですので、ワイングラス、お水のグラスなど、置き場所に困りません。
サイドテーブル
エコノミーでは座席フロントのポケットに全てを収納しますが、ビジネスクラスは広めのサイドテーブルがありますので、置き場所に困りません。
バッグの収納
バッグの収納棚は、1座席ごとに広々と余裕がありますが、ビジネスクラス利用者は荷物が少なく、収納棚はほとんど空いていました。
また、足元(シートの下)にも空間があり、わたしはバックパックを足元に収納しました。
食事について
こちら、夕食です。
テーブルクロスが敷かれ、布のナプキンに包まれた、お箸、フォークにナイフ、そしてしっかりとした食器で提供されますので、ゆったりとした気持ちで食事を楽しめます。
ミラノ便は25:00頃出発にて、わたしはフライト前に羽田空港直結のホテルで商談を兼ねた会食があり、すでに食事を済ませていたので、ほとんど手つかずのまま、残してしまいましたが、美味しそうなご飯でした。
ワインは格別
わたしはANAポイントを使って、ビジネスクラス/ファーストクラスにて供給されるワインセットを購入していますが、それらのワインはとても質が高く、とても美味しいです。
わたしはシャンパンと赤ワインを少々頂きました。
ビジネスクラスは、食事というよりワインの格が高いのが印象的です。
こちらは朝食です。
とても軽めで、全て美味しく頂きました。
白米がとても美味しかったです。
量は少な目で、わたしにはちょうど良い量でした。
デザートは頼まないと出てこない
エコノミークラスでは、スナックやデザート(ハーゲンダッツアイスクリーム)は、自動的に全員に配布されますが、ビジネスクラスでは、頼まないと出てこないです。
また、ドリンクも、食事の際に、こちらからお願いすれば、出てくる感じで、あまり余計なことを聞かれないといいますか、さっと食事だけ出されておしまいな感じです。
トイレに立った際に、裏方のほうでCAさんたちが、まるで厨房のように、ラーメンやらなんやら準備で忙しそうでしたので、おそらく、通常の食事以外の注文もそれなりに多いのでしょうね。
また、ワインも高級だからなのか、CA側からはオファーしてこないというか、乗客から頼まれれば出す、という印象を受けました。
ビジネスクラスを利用する旅客というのは、必要以上に頼まない、スマートに静かに休息をとっている印象でした。
そっとしておいてほしい、プライベートな時間は休ませてほしい、ということでしょうか。
あっという間の15時間
全フラットで快眠できるというのは、これほどまで、フライトを快適なものにしてくれるのかと実感しました。
あっという間に15時間が経って、エコノミークラスのような疲れはほとんどなく、「これが本来ビジネスパーソンが得るべき恩恵」と感じた次第です。
ミラノ到着後、疲れはほとんどなく、エネルギーに満ち溢れておりました。
エコノミークラスの場合、15時間、ず~~~~っと体を縦に起こしているので、内臓が下に下がってしまうというか、ちゃんと寝られないので、徹夜しているのと同じ状況になるので、そりゃぁ、疲労感満載になるのは当たり前ですね。
ビジネスクラスがなぜ、あんなに高くて、限られた人しか利用を許されないんだろうと思うところはありますが、人数を限定することによって、得られる快適さがあるのだろうと思いました。
今年の海外出張はあと3回控えていますが、それは、残念ながらすべてエコノミー。。。
いつの日か、ビジネスクラスですべての出張に行けるように、稼がないと。
ANAビジネスクラス感想
一番の恩恵は、睡眠です。
全フラットで寝ていけるというのが、ビジネスクラスの一番の価値だと思いました。
また、静けさと揺れの少なさ、トイレの清潔さでしょうか。
食事や飲み物については、まぁ、美味しいものが出てきて嬉しいというのはありますが、フライト中にそれがなくても別に良いというか、わたしはあまり食べないし、飲まないので、そこまで重きを置きません。
また、わたしはスーパーフライヤーなので、ラウンジもいつでも使えますし、スーツケースもPriorityで早めに出てきますし、チェックインカウンターもGold memberのラインにて行けちゃうので、機内で体を横にできるということ以外は、特別感はないです。
でも、全フラットで寝られて、体への負担が少ないというのは、大きなメリットであり、高額を支払う価値があると感じました。
次、いつビジネスクラスを利用できるかは、わかりませんが、経験できたことは大きいなと思っています。
ミラノでの商談を終えて、これからドバイへフライトです。
ミラノからドバイは、エミレイツが便利であり、ルフトハンザは使わないので、ミラノMXP空港ではラウンジも使えませんが、まぁ、こんな時もある、と思って、普通にその辺の椅子に座ってのんびり過ごしています。
暑いドバイ。
4日間の展示会に行ってきます。
それでは、みなさま、Buona giornata!!
by ちびまる