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日本人が何気なく使う「ガイジン」という言葉は、差別用語に聞こえることもあるので、気をつけよう。【第15話】

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わたしが勤めた職場は国際豊かな職場でした。

 

日本人の多くは、純潔な日本人の血筋の人が多いけど、海外に出るとミックスな人達も多い

 

日本では、2つの国の両親の愛の子をハーフといって、どちらかというと、可愛らしい、良い印象を持つものだけど、海外で暮らしてみると、血筋が複雑なバックグラウンドを持つ人達も多いのです。

 

そういう人達は、自分のルーツに関して、センシティブな感情を持っていることがあります。

 

要するに、自分のID、国籍についてです。

 

自分は、何人なのか、ということについてです。

 

おそらく、多くの日本人は、こういった悩みを持つ人は少ないでしょう。

 

でも、海外には、常に自分のIdentity(国籍)について悩んでいる人達が少なからずいるということを、 頭の片隅に覚えていてください。


ガイジンという言葉は差別用語に聞こえることも

 

ある日、事件は起きました。

 

職場のFriday Drink (フライデー・ドリンク)でのこと。

 

海外では、金曜日の夕方になると、会社でお酒と軽い食事がオファーされ、職場の人達との懇親会も兼ねたフライデー・ドリンク、という飲み会がオフィスで行われます。

 

みんな、適当に仕事を切り上げて、大きな会議室に向かい、それぞれ、シャンペン、ビール、ワインなど、好きな飲み物を手に取り、普段、あまり話す機会のない、他課のスタッフたちと交流する機会を楽しみます。


わきあいあいと、みんなでほろ酔いの中、歓談していたところに、急に、怒鳴り声が聞こえました

 

「今、君は、僕のことを、ガイジンって言った?、言ったでしょ!」と。

 

Did you call me "Gaijin", didn't you? yes, you did!


わたしの同僚には、オーストラリアに永住しているペルー人がいました。

 

いつも温厚で、優しい彼が、声を荒げて怒っているのを、わたしは、その時初めて見ました。

 

何が起こったかというと、日本から来たばかりの女性が、彼に向かって言い放った、

「あなたは、ガイジンじゃん?」 の一言が彼を怒らせました。


おそらく、日本にいて、外国の人を、ガイジン って呼ぶ人は、たくさんいると思います。

 

でも、この、ガイジン って、人によっては、差別用語に聞こえることもあるんです。

 

なんというか、イメージとしては、

 

どうせ、あなたは、よそ者でしょ、Outsider な人間でしょ、という、仲間じゃない、メイト(友達)じゃない、みたいな、印象を持つ人もいます。

 

日本に住んでいる外国人の方は、日本人が外国人をガイジンと呼ぶ人が多いことを知っていて、また、その言葉に悪意がない場合が多いことも知っているので、あえてご自身を ガイジンと呼ぶ人もいます。

 

でも、わたしは、決して、外国人の方を、ガイジンとは呼びません。

 

わたしだって、海外に出た時に、もしも、「あなたは、ガイジンでしょ」なんて、日本が語が少しできる現地の人に言われたら、やっぱり嫌な気がします。

 

やっぱり、なんとなく、Respect (尊重)する気持ちに欠けるというか、あまり美しい言葉ではないように思えてなりません。

 

当然、彼をガイジンと呼んだ彼女には、悪気はまったくなく、突然顔を真っ赤にして、怒りだした彼にびっくり。

 

彼は、痛々しいほど執拗に、彼を ガイジン と呼んだ彼女を問い詰めることに。

 

「ガイジンって、どういう意味でいったの?」

 

「確かに僕は、ミックスだよ。」

 

「だけど、あなただって、この国ではガイジンじゃないか!」と。

 

ID血筋が複雑な人達もいることを知ろう

 

彼が怒ってしまった、というか、深く傷ついてしまったには、彼の血筋の背景があります。

 

彼は、ハーフ (1/2)ではなく、クオーター (1/4)。

 

彼はペルーで生まれ育ち、国籍はペルー人ですが、彼の両親は、お父さんとお母さん、もともとの国籍が違います。

 

そして、彼のおじいちゃん、おばあちゃんもまた、それぞれ、もともとの国籍は違います。

 

彼のおじいちゃんは日系アメリカ人で、少なからず、彼にも日本人の血が流れています。

 

彼は、日本人が外国人をガイジン呼ぶ人たちがいることを知っていました。

 

でも、その ガイジン と 呼ばれる意味を、外国人が嫌いな日本人が使う悪い意味の言葉、よそ者という意味で理解していました。

 

だから、同僚の日本人から、少なくとも日本の血が流れている彼が、ガイジン と 呼ばれたことは、彼にとっては、ものすごく侮辱されたような気がして、とても傷つき、悲しい思いをしたようです。

 

和気あいあいとした場が、たった一言、ガイジン という言葉で一瞬で凍り、その場を盛り下げて、不協和音を奏でてしまった彼女は、自分がしたことの意味が理解できず、なぜ、そこまで彼が怒るのかも理解できず、ただただ、戸惑っている様子でした。

 

その日以来、私は 決して ガイジン という言葉は使わずに、日本にいる時に外国の方をお見かけした場合は、「外国の方」、もしくは、「外国人」 Foreigner というようにしています。

 

また、わたしは、自分が海外に出た時は、自分が 「外国人」 Foreigner になるわけで、誰かに出会った時に、まず ガイジンという言葉が必要になることもありません。

 

辞書で引く限りでは、ガイジンも 外国人も 同じ意味で出てきます。

 

でも、聴き手によっては、ニュアンスが全然違ってきます

 

なので、日本において、誰かが外国の方に向かって、ガイジン と呼んでしまっている場合には、目上の人だろうが何だろうが、ガイジン ではなくて、外国人 と呼ばれる方が良いですよ、と、解釈をつけて伝えるようにしています。


悪気がなく、相手を傷つけてしまった時には


誰にでも失敗はあります。

 

万が一、思わぬところで、自分の言動により、誰かを傷つけてしまった時には、悪気は全くなかったということを伝え、また、悪い意味と捉えられるとは知らなかったと、謝罪しましょう。

 

気分を害したことにお詫びし、ちゃんと誠意を持って伝えれば、相手は必ず理解してくれます。

 

トラブルがあった後の対応によっては、以前よりも、より深い信頼関係を構築できることもあります。

 

そんなときは、落ち込まずに、チャンスと思って前向きに対応することが大切です。

 

間違っても、うやむやにしないことです。

 

誤解があるままでは、いつまでたっても、信頼関係は築くことはできません。

 

何事も、心をオープンに、ごめんね、と ありがとう が言える関係構築ができるといいですね。

 

 

byちびまる

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