飛行機ではなくなぜ車移動?
コペンハーゲンでの展示会の仕事を終え、すぐにオランダに向け出発しました。
オランダ訪問の主な目的は、オランダ代理店を訪問し、オランダとベルギー市場の営業チームへの商材トレーニング、そして販売戦略についてディスカッションを通じて、ベネルックス市場の理解と代理店営業チームとの関係づくりです。
この度コペンハーゲンではじめてface to faceでお会いしたオランダ代理店の営業部長が運転する車に便乗させて頂き、コペンハーゲンから車とフェリーで一日がかりで移動です。
ちなみに、デンマーク⇒ドイツ⇒オランダの車とフェリーの移動にて、パスポートが必要になることは一度もありませんでした。
「なぜに飛行機での移動じゃないのか?」と伺ったところ、オフィスの場所が、オランダの中央部にあり、ちょうどアムステルダムとドイツのデユッセルドルフの中間ぐらいの場所に立地しており、飛行機の乗り継ぎや待ち時間などDoor to Doorで考えると、車での移動のほうが自由も利くし気も楽とのことです。
過ごした時間だけ仲良くなれる
スウエーデンの代理店も、オランダの代理店も2018年1月に取引を始めたばかりの代理店で、今回のコペンハーゲンでの展示会で初対面でした。
事前にスカイプで何度か顔を見ながら話をしているものの、お互いをよく知るほどたくさん話をしたわけではなかったので、実のところ、2社の代理店と、それも初対面の人々とともに展示会を乗り越えられるか不安はありました。
でも、彼らに会った瞬間、そんな不安は吹っ飛びました。
どちらの代理店も50代半ばの営業畑のベテランであり、とってもフレンドリーで、会話の膨らませ方も上手で、ほっておいても勝手に仲良くおしゃべりしていてくれるので、とても助かりました。
今回彼らから学んだのは、個々人における信頼関係構築の重要性、そしてオープンマインド、正直で誠実なアプローチ、まさしく、わたしが大事にしたいと思っているポイントです。
彼らは、長年ライフバイオサイエンスの業界にて営業をしてきている人たちなので、ビジネス上での共通の知り合いが多く話も弾み、またお互いメリットとなる情報共有し、そしてお互いのビジネスを尊重するスタンスでしたので、彼らのプロフェッショナリズムから学ぶものは多々ありました。
彼らの良いところは、ビジネスだけではなく、時折(いや、結構頻繁に)とてもセンスあるジョークを飛ばし合い、お互い笑い合うという、ユーモアたっぷりというところです。
年の功というのでしょうか。
彼らの人生に対する余裕を感じました。
オランダの代理店営業部長とは、コペンハーゲンでの1週間、そして、コペンハーゲンからオランダまでの10時間という長距離ドライブを通じて、ずーっと一緒にいる間、絶え間なく話をして、お互いのことをいろいろ知ることになりました。
長く一緒に時間を過ごした分、仲良くもなったし、信頼関係を強固にすることができました。
コペンハーゲンからフェリーに乗る!
まさかヨーロッパにおいてフェリーに乗る機会が巡ってくるとは思いもしませんでしたが、コペンハーゲンからドイツまで約45分間の高速フェリー乗車を経験しました。
最初は「揺れるのだろうか・・・」と、少し不安でしたが、とても大きな船で、レストランや免税店などもあり、若干揺れを感じるぐらいで、とても快適でした。
デッキではちょっと肌寒かったですが、とても快適な船旅でした。
また、ランチビュッフェはサラダも豊富で、とてもおいしかったです!
ドイツでは時速200kmを経験!
ドイツでは、高速道路の上限速度がないんですね。
ナビのスクリーン上に、スピード上限なしのマークがでます^^;
わたしは毎日車通勤していますが、速くてもマックス80kmです。
時速200kmとういのは、空を飛ぶ勢い!
でも、ひとってなんでも慣れるものですね、1時間も乗っていれば、なんてことない当たり前の速度になってました。
わたしはただ助手席で座っていただけですが、さすがに10時間のドライブは疲れました。
道中10時間も一緒に二人だけだと、どーでも良いこと、話さなくても良いことまで話しちゃうから困りもの。
インド系ローマンカソリック教徒の彼からすると、いい年の大人が結婚して子供を産んで家庭を築かないという選択をするというのが、どうも理解不能だったようで、「なんで、結婚しないの?」と、めっちゃ掘り下げて追及されました^^;
「わたしは自由でいたいの。人とのつながりは、家族だけがすべてではないと思っているし、形はどうであれ、大事に思える人がいればそれでいい。」
と伝えたところ、「なるほどね。」と納得してもらえました。
オランダに入ったところで休憩。
かわいらしい赤のギンガムチェックのテーブルクロスのドライブイン^^
風車が見えます^^
途中、スコールのような大雨にて雨宿り。
途中のドライブインでご馳走になったオランダの肉料理(ハンバーグみたいなもの)はとてもおいしかったです。
代理店の営業部長は、長距離ドライブに慣れているみたいで、疲れも見せず、翌日は、またしても顧客訪問にて4時間ドライブ^^;
彼は、インド系スリナム出身(南米ブラジルのちょっと上にあるオランダ植民地)のオランダ人で、途中、インド音楽を聴きながらのドライブ、なんともエキゾチックで思い出深い出張となりました。
それでは、みなさまhave a nice day!
Byちびまる from トロント出張の合間から。