- 自分探しって何だろう?
- 自分探しの価値は、自分が決めること
- 思い悩んで当たり前、だと思う
- 自分探しは、自分と向き合う時間のこと
- 自分探しは、自分の人生を豊かにするプロセス
- 自分探しに、明確な答えはない
- 自分探しをしたい人へのヒント
- わたしの自分探しの経験
- 最後に・・・
画像:photoACクリエイター:LAYWさん
自分探しって何だろう?
〇わたしの天職って何だろう?
〇わたしは、何がしたいのだろう?
〇わたしは何のために生まれたの?
と、思い悩むことが、世間一般的に言う『自分探し』なのではないでしょうか。
比較的、10代~30代の若い世代に多い事象ではないかと思います。
要するに、『人生これから』という人たちにとっては、人生を失敗したくない、有意義な人生を歩みたいという欲求があるからこそ、自分にとってのベストを求めて『自分探し』で思い悩むのではないかなと思います。
特に、進学や就職を目前として『自分がどんな仕事に向いているのか、どんな仕事に就きたいのか、よくわからない・・・でも何か選ばないと・・・汗』という時に、『自分探し』を経験するのではないかと思います。
そして、進学や就職をしたものの、どうもしっくりこない、これでいいのだろうかと迷いながら毎日を生きている人たちも、『自分探し』を経験するのではと思います。
20代~30代の頃のわたしも、いつもそんなことばかりを考えて生きていました。
『自分探しとは?』でググってみると、
それまでの自分の生き方、居場所を脱出して新しい自分の生き方、居場所を求めること。「自分探しの旅に出る」
もしくは、
自分の現状に満足できず、本来の自分の性格、人生の目的など、納得できるものを探し求めること。
とあります。
byコトバンク
なるほど、なるほど。
そうそう、自分の現状に満足できないから、欲求を満たすために、あれこれ思い悩むのですよね。
わたしもそうでした。
自分探しの価値は、自分が決めること
画像:photoACクリエイター:gois×goisさん
『自分探し』というキーワードでググってみると、結構悩んでいる人多いんだなぁ=と、しみじみ思います。
また、Googleの検索結果に出てくる記事では、
〇自分探しをしてはいけない理由
〇自分探しの旅に出るな!
〇自分探しは時間のムダ
〇自分探しは今すぐやめろ
など、『自分探し』に否定的なご意見が多いことが伺えます。
否定的なご意見の方々の記事を読んでみると、わたしが察するに、経験が豊富で理論的で、要するに世間的に『出来たオトナな人たち』ではないかと思います。
ざっと読んだところ、どんなに自分探しの旅に出て、自分を探したところで、
〇答えなんて見つからない
〇天職なんて、そもそもない
〇自分は、自分でしかない
=時間のムダ
という印象です。
『確かに、一理ある』、と納得できる部分もあります。
でも、わたしの個人的な意見では、『自分探し』は、無駄ではないと思います。
少なくとも、わたしにとっては、無駄ではありません。
無駄かどうかは、本人が判断することであって、他人が口を挟む問題でもないと思います。
だって、自分の人生(時間)は、自分の資源ですし、それをどう使って生きようとそれは本人の勝手であり、無駄だったかどうかなんて、本人が死ぬ前にはじめて知り得ることだからです。
少なからずわたし自身も、10代~30代に同じような悩みを抱え生きてきて、『自分探し』という状況に身を置いて、たくさん思い悩み、たくさん苦しんだ時期があります。
たくさん、たくさん堂々巡りもしながら思い悩みました。
寄り道、草道、後戻り、迷い道、を進んだ時もありました。
でも、その時間を生きたからこそ、今のわたしがあると思っています。
自分なりに、一生懸命思い悩んで過ごしてきた時間です。
決して無駄ではなかったし、その時、真剣に悩んだからこそ、今のわたしがいます。
40代半ばの今のわたしだって、まだまだ自分探しの途中なのかもしれません。
まだまだ未熟な人間ですから、毎日、思い悩むこと、わからないことだらけです。
思い悩んで当たり前、だと思う
画像:photoACクリエイター:FineGraphicsさん
『自分探し』は、何も若い世代だけではありません。
もしかしたら、定年退職後や、子育てが終わった世代のほうが、『自分探し』をしている人の方が多いのではないでしょうか。
〇自分は何がしたいのだろう?
〇毎日、何をして過ごせばいいの?
〇わたしの生きる目的は何?
など、今まで仕事や子育てに忙しく、毎日がいろんな用事に埋め尽くされて、その仕事をこなすことに時間を費やしてきた人にとっては、ぽっかりと人生に余白ができて、その余白とどう向き合ったら良いものか、不安に思う人も多いのではないでしょうか。
人は、目の前にどうしてもやらなければならない時は、時間に余裕がないため、自分と向き合う時間もないし、『自分探し』なんてしている場合じゃないのです。
ある意味、用事で時間を埋め尽くされてるほうが幸せと思う人もいるかもしれません。
人は時間に余裕ができた時に、時間の使い方がわからなくて、ふと自分と向き合う時間ができてしまうものなのではないでしょうか。
そして、自分と向き合うということは、いろいろと悩みも出てくるものです。
人はきっと、どんなステージにいたとしても、自分の人生について思い悩むものなのかなと、思っています。
いくつになってからだって、『自分探し=自分と向き合う』ことは、価値のあること、とわたしは思っていますし、自分の人生と真剣に向き合って生きている人の味方でいたいなと思っています。
自分探しは、自分と向き合う時間のこと
画像:PhotoACクリエイター:himikoさん
わたしの中で、『自分探し』とは、『自分と向き合う時間のこと』と考えています。
人は、きっと、誰だって、良い人生を送りたいって思っているはずです。
だからこそ、人は、自分の人生に欲張りになってしまいます。
でも、欲張りになるということは、悪いことじゃないと思っています。
欲があるから、人生は面白い。
欲があるから、いろんなドラマがあるのです。
欲があるから、現状に満足できないから、あれこれ考えるのです。
現状に満足してしまったら、衰退するだけです。
それは、人も組織も同じ。
欲があるから自分探しをする、いいんじゃないでしょうか、それで。
わからないから思い悩む、それも、いいのではないでしょうか。
今の自分に満足できないから、自分と向き合い一生懸命考えることは、悪いことではありません。
〇自分のIdentity(独自性)と向き合う
〇自分のAmbitious(大志)と向き合う
〇自分のValue(価値)と向き合う
それが、わたしの中では『自分探し』です。
人生において、自分のID、志し(野望)、そして価値を理解しようとして、自分と向き合う時間はとても大事な時間だとわたしは認識しています。
きっと、そんな簡単に見つかるものではないだろうし、感じられるものではないと思いますが、自分の人生と真剣に向き合うこと自体に大きな価値があるとわたしは考えています。
自分探しは、自分の人生を豊かにするプロセス
画像:PhotoACクリエイター:OFFさん
自分の人生と真剣に向き合う『自分探し』は、人生を豊かにするためのプロセスとわたしは考えています。
自分の人生に責任を持てるのは自分だけです。
だから、自分の人生を豊かにするために、自分の頭で考え、動くのです。
他人任せの人生なんて、そんなの自分がかわいそうです。
自分の人生をどう生きるかは、自分の時間をどのように使うかにかかっています。
自分の時間を大切にして、自分が使いたいと思ったことに使うのが一番です。
自分の時間の使い方は、当たり前ですが、ひとそれぞれです。
自分の時間をどのように使うかは、個人の自由ですし、個人の選択です。
もちろん、ご結婚されている人は、家族の用事が最優先で、なかなか自分自身の時間を取れないという人もいるでしょう。
でも、結婚を選んで家庭を築く環境を選んだのも自分ですから、その責任は自分にありますから、パートナーや子供たちとの時間を大切に過ごしつつ、隙間時間に自分だけの時間を捻出する努力も必要です。
わたしのように独身の場合は、時間の使い方の自由度は高いですので、自分と向き合う時間も多く取れます。
個人がどんな選択をしたとしても、一日に与えられる時間は24時間と平等なので、その時間を自分の人生を豊かにするために大切に使いたいものです。
自分探しに、明確な答えはない
画像:PhotoACクリエイター:photoBさん
『自分探し』を否定する声の背景にあるものとして、『自分探しの幻想を抱き、夢をみる』ということがあるのではと思っています。
20代~30代のわたし自身がそうでした。
ある種の幻想のような夢を思い描いていました。
例えば、
〇自分には天職があるはず
〇自分にしかできない何かがあるはず
〇これだ!と思えるやりたいことがあるはず
というのが代表的な幻想です。
わたしの個人的な経験ベースの意見ですが、これらの明確な答えを求めても、まず見つかりません。
中には、ビビッとくるものを自分探しの旅の途中で、見つけられる人もいるでしょう。
でも、大半の人たちは、なかなか明確な答えを見つけられず、さまよいます。
そしていずれ『自分探しの旅』に疲弊するのです。
そして、『自分探しの旅は、無駄だった』と、後悔と落胆を感じる人もいるでしょう。
見つかると信じていた答えが見つからない時の喪失感は、大きいでしょう。
わたし自身もそうでした。
どういうわけか、自分は特別な才能があるかもしれない、天職があるはずだと思い込んでいる自分がいました。
でも、わたしが思うに、自分にしかできない仕事などない、と思うのです。
もしくは、自分が世界No.1に輝くような才能があるかというと、ありません。
よっぽど、稲妻のようにビビッと心臓と脳を突き刺すような衝撃を体全体で感じられるもの、そして朝から晩まで寝食を忘れるほどのめりこむものでない限り、万人より大きく秀でる才能を発揮できる可能性は極めて低いと思います。
たいていの場合は、『これが好き!』と思うものに出会っても、プロの仕事人として秀でる才能を発揮できるものに開花させる才能と努力する力を備えておらず、趣味に留まります。
アマチュアの世界にて趣味でも没頭できるものに出会えたのなら、それはとても幸せなことです。
でも、残念ながらわたしはまだ、心底惚れ込んで没頭できるものには未だ出会っていませんし、これから出会えるかどうかもわかりません。
20代~30代の頃のわたしは、人生を全て捧げられる心底惚れ込んで没頭できるものと出会い、それが自分の才能とマッチし開花することを夢見て、自分と向き合う時間をたくさん持ちました。
夢を描くということは、ワクワクし楽しいことでもありますが、一方で何も感じられない、見つけられない自分に焦燥感を覚え、思い悩み、苦しんだ経験もしました。
今まさに、自分探しの旅にて同様の想いをしている人がいたとしたら、わたしの経験が少しでも何かのヒントになればいいなと願っています。
自分探しの渦中におられる人は、おそらく、とても一生懸命自分と向き合い、思い悩み、もがき苦しんでおり、時が来ないと、なかなか夢や幻想から覚められないかもしれません。
でも、思い悩んで、もがき苦しむことも一つの経験ですし、悪いことではありません。
今は苦しいかもしれないけど、『自分と向き合うこと』を諦めなければ、いずれ見えてくるものがあると思いますので、それまで自分と闘うしかありません。
求めるのであれば、逃げないこと、面倒くさがらないこと、です。
いつか、きっと、自分なりの道すじは見えてくるはずです。
自分探しをしたい人へのヒント
画像:PhotoACクリエイター:ラッキーエースさん
わたしは、『自分探しをしたい人』を否定はしません。
むしろ、『頑張ってくださいね^^』と、そっと見守り応援しています。
わたしは、自分の人生と真剣に向き合っている人が好きです。
だって、自分の生を全うしようとしているのだから、素敵じゃないですか。
自分の価値に幻想を持つのも悪くありません。
夢を持てる時は、夢を見ても良いではありませんか。
夢は、もしかしたら宝くじのように大当たり!で叶うかもしれませんし、たとえ叶わなかったとしても、自分を信じて、自分で選んで懸命に行動に移したことであれば、後々自信につながりますから、無駄にはなりません。
どんな経験も無駄にはなりませんから。
〇旅に出るのも良し!
〇新天地を見つけるも良し!
〇新しいことをするのも良し!
どんなことでも、自分の意思で決めて、『これをやってみたい』と思うことがあったら、まずはやってみることです。
わたしの場合は、海外に出ました。
海外に出たからといって、何かが見つかるというものではないですが、でも、異国に身を置くというのは、感じられるものが違います。
何か形になる答えがなかったとしても、ヒントになるものや、ヒントとなる自分の感情を得られるかもしれません。
自分が何を感じるかは、自分しかわからないことであり、他人がとやかく口を挟むものではないですし、何かを感じるということは、自分にとって何か衝撃的なことに触れたということです。
何かを感じるために、人は旅に出るのではないかと思います。
旅の形は、どんな形でも良いと思います。
一人旅である必要はないし、誰かと一緒に異国の地でいることで、何かを感じるかもしれません。
また、旅に出ることが全てでもありません。
自分がやってみたいと思ったことで、やれそうなことは、躊躇せず、やってみたほうがいいです。
もちろん、法に触れるようなこと、人様を傷つけることはいけませんよ^^(念のため)
自分探しのチャレンジは、何も大それたことじゃなくても良いと思います。
例えば、
〇ノートに向かって、何かを書き出してみる!
〇一人旅にチャレンジしてみる!
〇新しい習い事をしてみる!
何でも良いと思います。
一つだけ、わたしの経験ベースで、『これだけは!』という伝えたいことがあるとすれば、
『自分に正直に』
これだけです。
打算や、自分の意に反して他人の助言に従うのは、やめておいた方が良いです。
なぜ、と言われると、明確な答えは言葉では伝えられないですが、わたし自身が感じてきたことです。
一度きりの人生ですから、自分に正直に。
1回やってみて、『やっぱり、違う』と思って止めても良いじゃないですか。
違うということが分かっただけでも、収穫ありです。
経験をしなければ、『やっぱり、違う』と感じることはできなかったわけですから。
そして、もうひつ大事なこと。
自分の決断と行動、そしてその結果には、
自分で100%責任を取ることです。
わたしの自分探しの経験
わたしも、わたしなりに、今までいろいろやってきました。
わたしは、単細胞であまり深いこと考えずに、すぐに動いてしまうタイプなので、途中で放り投げたことは数知れず^^;
やりたいと思ったことは、だいたいやってきました。
わたしの人生で、覚えている限り、書き出してみると、、、
サッカー、吹奏楽でとローンボーンを吹く、マーチンぐバンドで太鼓をたたく、そろばん、エレクトーンを習う、バレーボール、新聞配達、バスケットボール、コンビニでバイト、旅行の専門学校、ホテルでバイト、英会話スクールで働く、英会話スクールに通う、英字新聞を取る、英語教材を買う、ジャズダンス習う、フラメンコを習う、
一息入れて、、、
ワーホリに出る、海外生活する、アロマを海外で習う、アロマのサロンを海外で開く、外国人と付き合う、外国人と事実婚する、そして別れる、オーストラリアの永住権を取る、そして捨てる、シュノーケルする、サーフィンする、ブッシュウォークする、ヌーディストビーチで泳ぐ、メイクを習う、日本刀の鍛冶場に見学に行く、草木染をする、はた織りする、
もう一回休憩して、、、
イタリアに一人旅する、イタリア人にパスタ作りを習う、イタリアで3大テノールコンサートに一人で行く、イタリア老舗の機織り工場見学に行く、イタリア語の勉強をする、TOEIC900点を取る、MBAグローバリゼーションを卒業する、社長に海外事業戦略を提案してみる、海外出張にて多国に出かける etc.
思い立ったらすぐ行動をするところがわたしにはありますので、『行きたい、やりたい』と思ってしまったら最後、とりあえずやってみます。
いっぱい『やってみたい』と思ってやってみたことで、『やってみただけで、ただ気が済んだだけ』で、後に続かないことがほとんどです。
でも、これらすべてがわたしの経験ですし、後悔したことはひとつもありません。
全てが自分探しとつながっているかというと疑問ですが、少なくとも、わたしが自分の意思でやってみたいと思ってやってきたことであることには間違いありません。
これらの経験を通じて、
〇わたしの天職
〇わたしの心底やりたいこと
とは、まだ出会えていません。
もしかしたら、このまま出会えないまま、この世を去るかもしれません。
それは、誰にもわからないこと、わたし自身であっても。
だから、わたしの『自分探しの旅』は、to be continued.(つづく)のです^^
わたしは、自分探し(自分と向き合う時間)の旅を楽しんでいますし、これからも、続くと思います。
今のわたしは、それなりにやりたいことができる環境にいるので、毎日がハッピーなのですが、もしかしたら何年後かに、わたしは、今のわたしが、まったく予想もし得なかった土地で、生きているかもしれません。
それは、わたしにもわからないし、未来のわたしへのサプライズ。
自分が自分のライフに求めていることに出会えるのは、きっと、ずっと先のことなのでしょうね。
でも、だからこそ、毎日が楽しいのです。
だって、すぐに、人生最高の出来事に、出会えちゃったらつまらないでしょ。
もしかしたら、出会えないまま、あの世に行っちゃうかもしれません。
でも、それはそれで、いいかなと思っています。
だって、それがわたしの人生なのだから。
そこに、たとえ、特別な意味なんてなかったとしても。
来世で人間に生まれるかどうかはわかりませんが、来世のお預けということで。
最後に・・・
きっと、わたしに限らず、自分の人生において、多くの人が自分の存在価値について考えたり、思い悩んだりするのだと思います。
自分の存在価値について考えるということは、人として、あるべき姿なのではないかなと思います。
自分ができることって何かなぁ~とか、自分にとって、幸せって何なのかなぁ~とか、自分の人生(時間)をかみしめながら生きるのって、いいなって思っています。
それぞれ個々人の人生は、唯一無二のオリジナル。
それぞれ、独自性(個性)があるから、面白いのです。
わたしは、わたしの人生を、わたしの思うように、好きに生きたいです。
そして、そんな自分と関わる人と、いろんなことを日々感じながら、ありのままの自分で喜怒哀楽をあらわにしながら人間らしく生きられたら、わたしは幸せです。
みなさまにとっても、素晴らしき人生でありますように。
Have a good day
Byちびまる